オーガニック農HOWの日記

食べる側からの農への取り組み。EM自給菜園的生活の日記です。

虎姫の新米のお知らせ

2008-08-12 14:35:16 | Weblog
虎姫のイケメンからの新米情報です。
今年は順調に育っているようで、刈入れは、9月上旬予定だそうです。
人気のミルキークイーン、それに1昨年金賞を取ったイケメン米もあります。

え?
イケメン米って?
あはは、コシヒカリですよ。

オーガニック農HOWでは、食べるものは自分で確保。
食べたいお米や野菜は自分達で作る、調達することが当たり前、フツーの暮らしとなることを目指しています。

お米を、お店で買うということではなく、1年間食べる量を委託栽培しているということです。

農は、食べる側の協力があってこそ成り立つのですよ。
栽培地、栽培技術、資材、機械、施設、作業者のコーディネートは、食べる側でする時代を目指しています。
自分達が食べたい、おいしい、安全、安心、価格もリーズナブルな農産物を確保するネットワーク、つまりオーダーメードの農産物なのです。


虎姫のイケメン達が育てたお米、今年の新米は、さくらんぼサポートルームでも取り扱います。
今だと、新規オーダー枠もありますから、どうぞ。
1年分を予約し、必要なだけ玄米、もしくは精米しで発送します。









麦の家・タローのこと

2008-08-12 10:28:12 | Weblog
先日、早川メロンを啓子さんとこに届けた帰り道。
車にはまだメロンが積んであったので、そうそう、山崎さんにプレゼントしよう、と麦の家に立ち寄ったのです。
ところが、タローくんの姿が見えないのです。

 あれ??
「タローは?」
山崎さんに聞くと、新年会の10日ほどあとにタローくんは15年の生涯を終えたそうです。
新年会の時に、ちょっと様子が変だったけど、シッポを振って迎えてくれ、いつもお土産に持参するボカシは喜んで食べてくれていました。

そうだったの・・・

暑い昼下がり、縁側で冷たい麦茶をいただきながら、
ふと、縁の下でごろりとお昼寝していたタローが、のそのそと出てくるような気配がしました。
軒先の風鈴が、ちりりん、澄んだ音を、谷からの涼しい風は、脳の奥底に懐かしい記憶を甦らせます。
忘れ去られたというか、失ってしまった日本の夏が、麦の家にはまだありました。

メロンのお礼にといただいた、暮らしの雑誌チルチンびと(50号)に、タローの記事がありました。
山崎さんと家族三世代とタローの暮らす麦の家をご存知の方は多く、タローはみんなに愛されていました。
タローの生い立ちは、チルチンびとを買うか、本屋で立ち読みしてね。

茅葺きの家と自給自足の暮らし、これは趣味や憧れ、ノスタルジックな田舎暮らしとは全く異なったものです。

戦後谷あいのジャングルのような地を開墾して、自給に必要なだけの畑地と水田、養蚕、養鶏。まさに衣食住を賄う持続可能な循環型の暮らしを目指され、実現された先代の松井浄蓮氏から引き継いで、昔と変わらない農的自給生活(もちろん今も養蚕も)をされています。
数十年前までの、珍しくはない日本の暮らしそのもの。

しかし、もう日本には、そのように暮らすことは崩壊してしまい、ホンモノの田舎暮らしは夢のまた夢・・・・


麦の家には毎年の新年会に参加していますが、農を元とする循環型社会に関して意識の高い人達が100名ほど集まります。いつか、またブログで紹介しますね。

タローは天寿を全うし、新しい命・・・この6月に生まれた上原さんとこのミニチュアダックスの子犬、ポニョと名付けられ、大阪のしーちゃんとこでイタズラ三昧。