前回、ミカワチドリというアジサイの花を紹介しました
きょう登場するのは、本家本元のチドリです
一年中日本で暮らして初夏には砂浜で子育てするシロチドリ
ツバメほどの大きさの小さなチドリの仲間です
きょう登場するのは、本家本元のチドリです
一年中日本で暮らして初夏には砂浜で子育てするシロチドリ
ツバメほどの大きさの小さなチドリの仲間です
シロチドリ(白千鳥) Kentish plover 全長約17㎝
チドリ目チドリ科チドリ属
コアジサシが営巣する人口浜の保護エリアで何組ものシロチドリも子育て中です。
お父さんチドリ
浜辺から外敵やヒナの動きを見張っています。
撮影中、とつぜん目の前のシロチドリが擬傷(ギショウ)行動をはじめました。
急いでロープから遠ざかると、間もなく卵をあたために戻りました。
チドリ類など地上に巣をつくる野鳥の親鳥は擬傷(ギショウ)行動をすることが知られています。
ケガをして飛べないかのような動作をして侵入者の注意を自分に引きつけて、
卵やヒナから外敵を遠ざけようとする捨て身の防御術です。
こんなロープ際で卵を産んでいるとは。
後から来て良い場所が確保できなかったのでしょうか、既に別の場所で卵を失った可能性もあります。
この注意書きの大切さを改めて感じました。
シロチドリのヒナ、小さな命が育まれています
さらに大きくトリミング
7月11日はこの海水浴場の海開きです。浜へ遊びに行く人の数も大幅に増えるでしょう。
動きが活発になって行動範囲が広がったヒナたち、保護エリアのロープの外へ出ることもたびたびです。
思いがけずチドリのヒナを見つけることがあるかもしれません。
そんな時のために、ぜひ読んでいただきたいのが、
◆沖縄県自然保護科が作成した
ヒナを拾わないで!
http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/documents/hina_wo_hirowanaide.pdf
≪人が近づいてヒナがおびえてうずくまっている姿の写真も掲載されています≫
◆Canonのサイトに『野鳥の撮りかた』というコーナーが設けられています。
基本的な野鳥の撮りかたから、レンズの選び方、様々な撮影方法などが紹介されています。
◆【野鳥撮影に必要なのは観察とやさしい気持ち】野鳥写真家 戸塚学(とつか がく)さん著
1人でも多くの方に読んでいただきたい内容です。
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-phorograph-birds/index.html
これまでにも何度も同じようなことをくり返し書いて野鳥保護のサイトを紹介してきました。
この記事を読んで 野鳥への思いやり忘れない人が1人でも増えてくれたら、と願いながら。
今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
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どうぞよろしくお願いします。
勉強になりました! ありがとう。
シロチドリなどが繁殖期を迎え、その様子を撮影するために大勢のカメラマンが
集まるという構図のようですね。
偽傷という行動で、その人たちを雛や卵から遠ざけようという作戦、涙ぐましいものを感じます。
野鳥撮影のマナーを守って、離れた位置から静かに見守りたいものですね。
沖縄県自然保護科や野鳥写真家 戸塚学さんの記事の内容を理解して、
みんなが、これを守るようにしたいものですね。
Canonのサイトには撮影のヒントがたくさん載っていますよね。
私の写真はトリミング前提で撮っています。
鳥は小さくても風景を入れてステキな作品に仕上げる、
プロカメラマンの技術を少しでも見習いたいです。
前回この浜に行った際、三脚を保護ロープの中に立てて撮っている方がいました。
注意書きに気づいていないのかと声をかけたら「他の人もみんなやっている」という返答でした。
私は人の多い時間帯には行かないので驚きました。
親鳥の命がけの擬傷(ギショウ)行為も面白い場面として撮られています。
怯えてうずくまるヒナの横に100円玉を並べた写真をブログにアップする人も…。
いずれもかなり年長のCMさん。私にできるささいな抗議がこの記事です。
シロチドリ、可愛いですねぇ~!!
チドリの仲間の中で、一番好きなシロチドリ、まだ営巣中のところを見たことがありません。
注意書きの効果があるといいのですが・・・・
まだ人が少ない梅雨の間に、雛もできるだけ大きく育ってくれるといいですね。
↓のミカワチドリ、綺麗なアジサイですが、最近の品種ではないんですね。
変に交配されず、このまま種が保たれるといいですね。
シロチドリ、どこか品があってけなげで可愛らしいですよね。
花の名所で禁止の看板があっても花壇に入るCMさんがいますが、相手が野鳥もそれと同じ感覚のようです^^;
梅雨が少し長引いてくれたほうが鳥には好都合かもしれませんね。
何気なく見ていた紫陽花にも、物語が秘められていると知りました。
ころっと小さな花の雰囲気、チドリに似ているように見えてきました。