CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

エルトン劇場、開演!

2023年10月15日 | ELTON JOHN

Don’t  Shoot Me, I’m Only The Piano player(ピアニストを撃つな!)開演。

出演はエルトン一座、サポートは作詞家バーニーと制作者のガス・ダッジョン

第一幕は感傷的なメロトロン(フルート音)の音色が脳裏に焼き付くDanielと軽快なロック2連発、Teacher I Need YouとElderberry Wine

第二幕は泣けるBlues For My Baby And MeとちょっぴりファンキーなMidnight Creeper

裏面はポール・バックマスターのストリングスが唸るHave Mercy On The Criminalとミドル・テンポでポップなI'm Going To Ber Teenage Idol

ストーンズを題材にしたTexan Love Songからお馴染みCrocodile Rock へと続き、ゆったりしたバラードのHigh-Flying Birdで幕は閉まる

バーニーとエルトン、A Nice Pair

1973年のこの作品は見事全米1位に輝き、先行シングルのクロコダイル・ロックと第2弾シングル、ダニエルもそれぞれ全米1位と2位と大ヒット。

レコードが擦り切れるまでとは言わないけれど、これまでに何度聴いたことやら....

個人的にはエルトンのベスト・アルバムだと思っている。

ちなみにこのアルバムも発売されて50年を迎えることに。

またまた箱物出ますかね?


古いけれど、今だにHoochie Koo!

2023年10月15日 | AMERICAN ROCK/POPS

最近の洋楽、J-Popに歌謡曲はほとんど耳にすることはなく、オールディーズと呼ばれるジャンル中心に聴いている。

1965年、リック・デリンジャーはマッコイズでデビューし、シングル・カットされたHang On Sloopyがチャート1位の大ヒット。

その後ジョニーやエドガーらのウィンター・ファミリーの一員となり、リード・ギターを弾くことになった。またバンド活動以外にセッション・ギタリストとして、スティーリー・ダン、アリス・クーパー、トッド・ラングレン、そしてボニー・タイラーなどの多くのアーチストのアルバムに参加。

本日は彼の1973年のソロ・アルバム、All American Boyでも。

アルバムは全体的にポップなロック・サウンドで構築されていて、中でもシングル・カットされヒットしたRock And Roll, Hoochie Kooが秀逸。初出は1970年のジョニー・ウィンター・アンドのアルバム。

あれから50年以上も経つのに個人的にはオールディーズとは呼べないくらい今だにインパクト絶大。

果たして現在ヒットしている曲が50年後でもしぶとく生き残っているだろうか?

もちろんその時期よりもかなり早くにあの世に行っているはずなのでその傍観者にはなり得ないが…


多頭のドラゴン

2023年10月14日 | AMERICAN ROCK/POPS

ギリシャ神話に登場するヘラクレスに退治された九つの頭を持つハイドラ(ヒュードラ)に更にはローマ時代のヨーロッパにはセント・ジョージ(聖ゲルギオス)の竜退治は有名な話。

わが国にも日本にも日本書紀や古事記に登場するスサノオノミコト(須佐之男命)が退治する八頭を持つヤマタノオロチ(八岐の大蛇)伝説があり、何故か不思議と同じ様な伝説が世界各地に。またゴジラが退治した宇宙怪獣、キング・ギドラ(ギドラの名前はHydraから由来)なんってのもある。

てな事で本日はロック・バンド、Totoによる竜退治でも。

1979年に出た彼らの2枚目のアルバム、Hydraはバンドがデビュー・アルバムより更なるアルバムとしての完成度を求めた作品だった。

でっ、大ヒットした前作(全米9位)を越えられたかと言えば、商業的には全米37位と不発に終わった。

個人的には好きなアルバムだが、ちょっと前作を越えようと挑んだ内なる戦いに力が入り過ぎたかな?

やっぱり多頭のドラゴンを一気に仕留めるにはもう少し経験値を積むことも必要で、Totoの剣はこの後更に磨かれ切れ味抜群、力が入らずとも切れるようになって次々作に当たる4枚目のアルバム、IVで天下を取ることになる。


コレはイイね!

2023年10月13日 | R&B

プリンスは1984年の6枚目のプリンス・アンド・ザ・レボルーション名義のスタジオ・アルバム、Purple Rainで頂点に立った。

Purple Rainは彼主演の映画のサントラで、映画自体は鑑賞してはいないがでかいバイクに跨り爆音を轟かして去っていくプリンスの姿をMTVビデオでよく見かけた。

全体的にはそれまでのR&Bやファンク路線ではあるがそれをさらにポップ・ロック化したサウンドは耳によく馴染む。

主題曲の重厚なPurple Rainもいいが、個人的にはアポロニアがプリンスとボーカルを分け合う軽快でポップ色の強いTake Me With Uが何気に心地良くさせてよろし~


鯨について

2023年10月12日 | PROG ROCK

その昔、終戦後の食糧難時代、小学校の学校給食ではアルマイトの容器に注がれた生暖かい脱脂粉乳が登場。

味も酷く少し冷めると表面に膜が張ってさらに飲み難いことに。残すと先生に叱られるのでこんな時は覚悟を決めて一番最初に一気飲み。

さらにタンパク質を補うためと学校給食に鯨肉も登場し、カチカチのなかなか噛みきれない鯨肉を食した思い出が。

本日はイエスの1978年の9枚目のオリジナル・スタジオ・アルバム、Tormatoでも。みなさんご存知の例のクジラの唄が収録されている。

(イギリス南西部のデボン州にそびえるある山の頂がYes Torと呼ばれていて、これにTomatoをぶつけてTormatoなる造語が生またそうな。)

かって鯨を食用としてではなく鯨油の大量生産のため捕りまくり、石油が安価で大量に世界中に渡り始めると捕鯨は廃れた。そしてその後捕鯨を続けた国々に対しては動物保護団体から捕鯨は悪!って言われ続け現在に至るわけで…

このアルバムが出た当時、鯨油をとった後の不要な部位を単に廃棄するのではなく、自然に感謝して戴けるところは戴くって事で鯨肉カミカミで育った私としては彼らにとって都合の良い価値観を押し付けるなって若気の至りで反発。

てな事でこのアルバムは当時買わずじまいで、CDがリマスターされた90年代にようやく購入することに。

印象としてはパンク・ディスコ・ブームに沸く当時のミュージック・シーンを鑑みてプログレ特有の長尺曲は無くし、少しポップ寄りの聴きやすい作品を収録。

今聴けば、これはこれで悪くない。

そして今や鯨は調査捕鯨の捕獲による高級食品と相成り、そう簡単に食することは出来ない。

いつぞや大阪湾に紛れ込んだ弱った鯨はその死後、うん千万円かけて沖合に運びその死骸を投棄。鯨がもう食べ物だって感覚は無くなった。

ああ時代は変わったんだなって。


ソロでより個性を磨く

2023年10月11日 | AMERICAN ROCK/POPS

1979年のフリートウッド・マックのアルバム、Tuskはバンド内の3人のソング・ライターの個性をさらに引き出す方向で制作された。

特にリンジー・バッキンガムの曲は実験的な路線で攻めてそれまでと違いを見せたかったものの、従来のマックとしてはちょっと突出した感もあって思ったよりはウケが良くなく、当時バンドとしてのバランスが保てなかった様に思えた。

てなことで少々煮詰まってきたバンドとしての創作活動を一旦休みにして、80年代になると各人がソロ・アルバムを制作しそれぞれの想いをよりポジティブに発散させることに。

こうして1981年にはスティービー・ニックスのソロ・アルバム、Bella Donnaが我が家にも届く。

ふたりの女性コーラスを従えマックとの違いを見せようとするが、やっぱり一番のハイライトはトム・ペティーとハート・ブレイカーズとのコラボですかね。

これによって従来のふんわりとしたマック流ポップ路線から、カントリーや南部系のアーシーなサウンドへと....

スティービーのハスキーで時折ドスの聴いたボーカルによくマッチしているように思える。


取っ付きにくい?

2023年10月10日 | PROG ROCK

1968年セルフタイトルのサイケデリック・ポップとでも呼べるジャンルのアルバムでデビューしたプログレ・バンド、ソフト・マシーン。

その後オリジナル・メンバーのケビン・エアーズが脱退しバンドの方向性が変化してゆき3枚目のアルバムからはジャズ・サウンドが主体となる。

そして1971年の彼らの4枚目のアルバム“4”では全編インスト・ナンバーの構成による完全なフリージャズ系ロック・アルバムとなった。

このアルバムはヒュー・ホッパー(ベース)、エルトン・ディーン(サックス)とマイク・ラトリッジ(キーボード)らがイニシアティブを取りレコーディングに臨むことに。

オリジナル・メンバーのロバート・ワイヤットのボーカルが聴かれずドラムの演奏に集中することになり、アルバムの完成後バンドから脱退することに。

前衛的な印象のあるフリージャズと言ってもそれなりにコントロールされていて暴走しないので思ったよりは聴き易いかも。


Chronicleってなんぞや?

2023年10月09日 | Jeff Beck, Eric Clapton and etc.

Chronicleで年代記って意味で、時系列に従って記録された事象。

1999年にエリック・クラプトンはThe Best Of Eric Claptonと銘打ったClapton Chroniclesを出した。

クラプトンには所属していたレーベルやバンドでそれぞれ時代の枠組み形成されていて、この作品は彼が1984年にワーナー系のリプリーズ・レコードの傘下として自身のレーベル、ダック・レコード設立した1984年から1999年迄の時期の活動をまとめたクロニクルである。

自身のオリジナル・アルバムからだけでなく、サントラに提供した曲や過去の曲のライブ収録なども収録されたバラエティーに富んだ作品集は中々の物。

クリーム解散後のライブ盤登場からクラプトンを知った身とすれば芸風が随分と変わったけれど、時代を超え数々の変化を受け入れながら活動を続けいまだに第一人者であるクラプトンのクロニクルを編纂するのはとても意義のある事。

ところでオイラのクロニクルを作ってみようとPCの前に鎮座し取り掛かるものの、はて?あまりのスカスカの人生で10行程度の箇条書きで編纂完了。

これならバイト申し込みの履歴書で十分ですね。


シンプル・イズ・ベスト

2023年10月08日 | BEATLES-BADFINGER関連

1970年に出たジョンレノンのソロアルバム、Plastic Ono Bandが2021年に50周年記念盤として箱物が販売された。

6枚のCDに2枚のBlu-rayが付く豪華版で、Ultimate Mixesを始めEvolution Mixes、Element MixesにRaw Studio Mixes、更にはDemo音源やアウト・テークやBlu-rayに収録された5.1サラウンドやハイレゾ・ステレオ音源など、これでもかこれでもかと同じ曲を趣向を変えて何度も聴けるスゲー企画でだった。

買って数年経つのにすぼらな私によってせっかくのお宝も放ったらかしの状態。

てな事で久々にCDデッキに入れて聴いてみる事に。

このアルバムはジョン、リンゴ、クラウス・フォアマンにGodでのビリー・プレストンのピアノと少人数にこだわったシンプルさを強調したレコーディングが売り。

ちなみにまたウォール・サウンドで有名なフィル・スペクターもコ・プロデューサーとして彼の名が明記されているが、スペクター本人はLoveでピアノをポロンと鳴らしただけでレコーディングの現場にほとんどいなかったそうな。また本作のミックスを3日間で仕上げた事から彼の存在感は薄い。

ただ天邪鬼な私イチオシの音源はCD4に収録されたRaw Studio Mixes。

このミックスはレコーディング後の後付けされたエフェクトを排除したスタジオ・ライブ・スタイルのミックスだそうで更なるシンプルさを追求している。

またスタジオ・ライブ・スタイルのコンセプトゆえ例の鐘の音が収録されていないのも、個人的には気に入っている。

何となくオリジナル音源より心にしみる感じが…


叙情派プログレ、ここに完成

2023年10月07日 | BRITISH ROCK

英チャート22位にランク・インした1975年の4作目のアルバム、The Snow Gooseに続き翌年に出たMoonmadnessも15位と大躍進を成し遂げたキャメル。

個人的には本作が彼らのベストではないかと思う。

癒しに満ち溢れたサウンドは室内いっぱいに広がると心が落ち着く。

ちなみにオリジナル・メンバーだったベースのダグ・ファーガソンが本作の後バンドから脱退し、キャラバンからベーシストのリチャード・シンクレア、クリムゾンからサックスフォン奏者のメル・コリンズが加入する事になり、キャメルの音楽の方向性も徐々に変化をしていく事に。

左から時計回りに、ダグ、ギターのアンディー・ラティマー、ドラムのアンディー・ワード。正面下にキーボードのピーター・バーデン


Kind Of A Joke

2023年10月06日 | PROG ROCK

イギリスが誇る中世の偉大なる詩人、ミルトンの子供版とたとえられたわずか8歳のジェラルド・ボストックによる叙事詩にジェスロタルのイアン・アンダーソンがメロディーを付け完成させた1972年のジェスロ・タルのトータル・アルバム、Thick As A Brick(ジェラルドの汚れなき世界)でも。

タイトル曲1曲のみがアルバム両サイドまたがって収録された大作で、わずか8歳の子供の創作した叙事詩としてはあまりに比喩的かつシニカルな内容で難解。

もちろん、ジェラルドなる少年は存在せずイアン・アンダーソンの創作で彼らしいジョークの一つで、アルバム・ジャケを飾る新聞記事もバンド・メンバーによる手の込んだ創作。

Thick As A Brick、直訳では“レンガのように厚い”で、即ち“頭が鈍い”とか“愚か者”って意味で、聴き手に対して結構挑発的なタイトル。ただジェラルドと一緒に写真に映っている彼の友達のジュリアがスカートを捲っているので聴かずとも本作が何らかのジョークなんだろうって分かる

英語がかなり達者な人でもこのアルバムを聴いて難解なジェラルド(イアン)の主張を瞬時に理解出来る人は少ないであろう。

こんな時は何回聴いても難解な歌詞は諦め、彼らのシャープでキレのある演奏のみを楽しむ一択ですかね。

私にとっては難解なプログレ・バンドのジェスロ・タルではあるが欧米ではかなりの人気者。このアルバムは全米・英それぞれ1位と5位を獲得。


今更ながらこのアルバムイイじゃん

2023年10月05日 | BEATLES-BADFINGER関連

久々にジョージの1974年ソロ3枚目、Dark Horseでも。

以前にも記したが、当時北米ツアー(Dark Horse Tour)を企画し、Jazz-Funk色の強いトム・スコット率いるLA ExpressとSoul-R&B系のビリー・プレストンとウィリー・ウィークスをバックに起用しそれまでとは一味違うアメリカ志向のサウンドで統一されている。

当時声の不調にも関わらずなんとかツアー前にレコーディングを完了させアルバムを発売させたかったのだが、それも叶わずアルバムはツアー終了後の発売となり、少々機を逸した感も。またコンサート・ツアーも思う良いにいかず散々だった様で、これ以降ジョージはコンサートから一旦撤退。

私自身もこのアルバム初めて手にした時、前2作のAll Thing Must PassやLiving In The Material Worldの出来と比べると評価は低かったっけ。

しかしですね、その後歳を重ねてロックだけでなくアメリカン・ルーツ系、R&B, ソウルにやジャズなどジャンルを広げて聴いていくようになると、あら不思議!、このアルバムいけてますねって感じるように…

今頃になって彼のミュージシャンとしてのその真髄に気づく。

今回レコードで聴くのは割と面倒なので旧規格のCDで楽しむ。特に音質に不満なし。


髪型問題について

2023年10月03日 | Southern Rock

本日は1973年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを出したサザーン・ロック・バンド、Lynyrd Skynyrdでも。

このアルバム、出た当初はすぐにヒット・チャートを駆け上がることはなかったが、翌年にはゴールド・ディスクを獲得しさらに1975年には全米27位にチャート・イン。その後時間をかけて売り上げをどんどん伸ばしていく事に。

確かに何度も聴き返していくごとにその良さがじんわり染み込んでくる感じ。

ちなみにこのバンド名の由来は高校の風紀担当の教師、レオナルド・スキナーの名前をもじったそうな。

大昔私が中学生だった頃、校則で男子の髪型はもれなく2枚刈り(5mm)の坊主頭で、だった。毎朝登校時には学校の正門にコワモテの風紀担当の教師が立っていて、髪の毛が長いと指導が入り一両日に散髪屋に直行てな事だった。

自由の国のイメージである彼の地でも、メンバーと風紀の教師の間でトラブルがあったんだろうね。

(70年代ロック・バンドの定番ファッションといえばロン毛にベルボトム・ジーンズ。2枚刈りのスタイルはパンクの時代まで待つ事に...)

まあ髪型に関しては日本のような2枚刈り一択ではなく、ヒッピーが好むロン毛が多分ダメな緩めの校則で状況はかなり違う...

丸坊主になると顔が全く変わるような印象が... 当時は早く髪型自由の高校生になりたいって思っていた。

そして長い~月日が過ぎると昔はフサフサしていた私の頭髪も髪の毛が抜けたり細くなったりして心許ない状況に。

今となっては短くした方が楽ちんかも?


日本ではちょっと地味だったかな?

2023年10月02日 | BRITISH ROCK

イギリスのバンド、スティーラー・ホィールズの元メンバーでアメリカでも中ヒットをとばしていたスコットランド出身のシンガー・ソングライター、ジェリー・ラファティー。

バンドは数年の活動後あえなく解散。

解散時のごたごたが裁判沙汰となり、彼は解散後3年間はレコードを出せない事となった。

そしてその3年間に溜まりに溜まったものを、一挙に吐き出したのが1978年の彼の通算2枚目のソロ・アルバム、City to City。

アルバムは全米1位、シングル・カットされたBaker Streetも全米2位と大ブレーク!

何でも、ジェリー・ラファティーによれば、3年の活動停止期間にスコットランドからロンドンのベーカー・ストリートにある弁護士を訪ねたことからインスパイヤーされ、このタイトルが付いたそうな。

ソプラノ・サックスの演奏が印象的。

アメリカやイギリスなんかでは大ヒットを記録したものの、何故か日本ではそれほど話題に登らなかったような…


たまには長尺曲

2023年10月01日 | PROG ROCK

メロディアスでハードな味わいのアメリカン・プログレ・バンド、カンサスの4枚目のスタジオ・アルバム、Leftovertureが1976年に出た。

メガ・ヒットとなったこのアルバムと翌年に出たPoint Of Know Returnあたりがカンサスの絶頂期で、彼らの魅力を余すところなく伝えている作品だと思う。

ただ折からのディスコやパンク・ブームによって複雑な構成の長尺曲があまり受け入れられなくなり、80年代になるとアメリカの大衆受けするプログレ・バンドはほぼ消滅した。

ネットの進歩によりさらに多大な情報が行き交いその展開が早くなった今、必要な情報を瞬時に取捨選択するにはそれらがシンプルでコンパクトである事が重要。

世の中物事時間をかけて味わう余裕が無くなったみたい。

そう言えば、ユーチューブの動画を倍速で視聴したり、くどいところはスキップしたりする自分がいる。

たまには長尺曲を味わうゆったりと鑑賞するゆとりも必要かな?