本日はイギリス出身のプログレ・バンド、スーパートランプの7枚目のスタジオ・アルバム、Famous Last Wordsでも。
1979年の大ヒット・アルバム、Breakfast In Americaの次作にあたり、1980年のライブ・アルバムを挟んで1982年にようやく発売された。前作の作風を踏襲しポップな好アルバムに仕上がり楽しめたものの、前作が余りに売れ過ぎてちょっと影が薄く感じられたかな?
因みにスーパートランプはバンドの2枚看板でもあるバンド創設者のリック・デイビスとギター担当のロジャー・ホジソンの両者がそれそれの作品をバンドに提供し、作風としてはリックがプログレ系、ロジャーがポップ志向の強い作風だった。
ただ前作でシングル・カットされ大ヒットしたポップな作品、The Logical Song、Breakfast In AmericaやTake The Long Way Homeなどがすべてロジャーの作品だった事からロジャーにそれまで以上により注目が集まりバンド内でのパワー・バランスが崩れた。
よって本作の制作過程においてバンド内がギクシャクしたのか、発売までに時間がより多くかかったのと、音楽の方向性が異なる事からバンドは解散せずに結局ロジャー一人が本作をもってバンドから脱退することに。
ところで、1992年にイエスがニュー・アルバム、Talkを制作する少し前、トレバー・ラビンがロジャー・ホジソンとコラボ・アルバムの制作をしていたと言う話を伝え聞いた。
もしロジャーがジョン・アンダーソンの代わりに新生イエスに加入していたならよりイエス史上最大のポップな作品が産まれていたかも知れない。
イーグルスしかりフリートウッド・マックしかり。
スーパートランプは「クライム・オブ・センチュリー」から
このアルバムまで持っていました。
これはヒット曲”It's Raining Again”ぐらいしか記憶にないな。(汗)
これもロジャー・ホジソン作でしたっけ。
プログレよりポップス系が好きという私の好みがバレバレ(笑)