ジョン・レノンの1974年のアルバム、Walls And Bridgesに収録されたWhatever Gets Thru The Nightのレコーディングにエルトン・ジョンがピアノとハーモニーで参加したお返しに、今度はエルトンがスタジオにジョンを招いてLucy In The Sky With Diamonds のカバーを共同で演奏、シングル盤として同年に発売された。
エルトンらしい歌いっぷりでビートルズのバージョンとはまた違った味わいが。本作は全米シングル・チャート1位にかが客大ヒットを記録。
一般的に通常のシングル盤の曲の長さは3−5分程度の長さであるが、本作の日本盤シングルのキャッチ・コピーは“ エルトン・ジョンのみが成し得た6分15秒 !!長時間33回転シングルLP ! ! ”なる文言がジャケにクッキリ….
ちょっとお待ちなせ~ グランド・ファンク・レイルロードがカバーしたアニマルズの作品、Inside Looking Outのシングル盤の事忘れてないかい?
1971年に出た日本盤シングルのジャケには “ G.F.R故に成し得る画期的長時間シングル33回転、実に9分37秒 ! ! ”なるキャッチ・コピーが….
同じ東芝製なのに2番煎じのキャッチ・コピーを使うのは良くないね。
それよりもっと凄いのが….
ビートルズのHey Jude!
何しろ、7分20秒の長尺シングルが45のハイ・スピードでターンテーブルの上でクルクル回転。
限られたカッティング・スペースの7インチ盤で長尺な曲を45回転のスピードで再生できるのは、カッティング・エンジニアによる部分部分での慎重な音量調整により微細な溝を刻んでゆく技術によるもの…
更にジャケに営業トークが一切ないのはさすがビートルズ。