久々にジョージの1974年ソロ3枚目、Dark Horseでも。
以前にも記したが、当時北米ツアー(Dark Horse Tour)を企画し、Jazz-Funk色の強いトム・スコット率いるLA ExpressとSoul-R&B系のビリー・プレストンとウィリー・ウィークスをバックに起用しそれまでとは一味違うアメリカ志向のサウンドで統一されている。
当時声の不調にも関わらずなんとかツアー前にレコーディングを完了させアルバムを発売させたかったのだが、それも叶わずアルバムはツアー終了後の発売となり、少々機を逸した感も。またコンサート・ツアーも思う良いにいかず散々だった様で、これ以降ジョージはコンサートから一旦撤退。
私自身もこのアルバム初めて手にした時、前2作のAll Thing Must PassやLiving In The Material Worldの出来と比べると評価は低かったっけ。
しかしですね、その後歳を重ねてロックだけでなくアメリカン・ルーツ系、R&B, ソウルにやジャズなどジャンルを広げて聴いていくようになると、あら不思議!、このアルバムいけてますねって感じるように…
今頃になって彼のミュージシャンとしてのその真髄に気づく。
今回レコードで聴くのは割と面倒なので旧規格のCDで楽しむ。特に音質に不満なし。