70年代のサザーン・ロック・バンドの雄、レイナード・スキナードの個人的に好きなアルバムといえばやっぱり1973年のファースト・アルバム、1974年のセカンド、Scond Helpingそして1976年のライブ・アルバム、One More From The Road。
MCAレーベルからメジャー・デビューする前に、ローカル・バンドとして地元のライブにおいて練りに練られ修練されたとっておきの曲をドドーンと蔵出しするから悪いはずがない。
ただ芸風がシンプルなR&Bやカントリー・ブルースなどをベースにしたサザーン・ロック・バンドとなると作を重ねるごとにやっぱりマンネリ化してしまう事もよくある話。
彼らの1977年の5枚目のスタジオ・アルバム、Street Survivorsも当初トム・ダウドのプロデュースの元レコーディングされたものの、少々インパクトに欠けると思ったのか彼ら自身のプロデュースで再録を敢行し、全米5位と大ヒットを記録。
(右がオリジナルのジャケ、左は航空機事故の後炎が消されたジャケで再発されることに)
ただ完成したレコードが発売された3日後になんとバンド・メンバーが搭乗していた飛行機が墜落し、リーダーでボーカルのロニー・ヴァン・ザント、新ギタリストのスティーブ・ゲインとバック・コーラスのメンバーを亡くすことに。
生き残りをかけた納得の行くレコードが仕上がり、さあこれからって時に。
世の中うまくいかないもので….