CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

何かが足りない

2022年05月31日 | PROG ROCK

スーパー・グループと称される集団は概して短命。個性と個性のぶつかり合いがバンド内で上手くコントロールできなければ、メンバーの脱退を引き起こし遂には解散に至るのがお約束。

1974年アルバム、Redを出した後キング・クリムゾンが解散し、ジョン・ウェットンとビル・ブルーフォードがタッグを組みリック・ウェイクマンを引き入れて新バンド結成するも、誰がバンドの主導権を握るかで二人はリック所属のレコード・レーベルと綱引き状態となり、バンドのデビューは叶わなかった。

そこで、ジョン・ウェットンがRoxy Music繋がりでキーボードとバイオリンが操れるエディ・ジョブソンをリクルート。またギターがないと口寂しいと、当時ソフトマシーンにも一時在籍し天才ジャズ・ギタリストとして名高いアラン・ホールワースにお願いすることに。

でここにスーパー・グループ、U.K.が誕生。1978年セルフ・タイトルのアルバムが出た。

(ブリストル海峡を挟んだイングランド南西部とウェールズ地方が、不思議なことに何だか房総半島、東京湾と三浦半島のように見える。)

(U.K.なのにUSA盤)

当時日本でのレコード会社のプロモーションとして彼らのことを憂国の四士と中々上手いこと名付けたものだと感心した。

ただ時は70年代後半、折りからのパンクやディスコ・ブームの煽りを食って特にアメリカではプログレ・ロックの生きる道はなかったような…

その後スタジオとライブそれぞれ1枚ずつ出したものの、このメンツでのアルバム制作はこの一枚でのみとなった。

ただこれだけの人材を投入して成功しなかった理由は、当時のミュージック・シーンが原因だった以外に何かが足りなかったのでは…

博士:オォ~! 遂に発見したぞよ。その何かとやらを。

助手:苦節10数年の研究を続けた甲斐がありましたね。

博士:そう、今日ここにその研究成果を発表したい。その欠けていたものとは一体何だったのかを…

助手:それは一体何だったのですか?

パンパカパ~ン パパパ パンパカパ~ン、今日のハイライト!

博士:それは、U.K.と称すには北アイルランドが足りんかったんじゃよ。

確かにグレート・ブリテン島だけではU.K.とは呼べないと昔社会科の地理で勉強したことを思い出した。

キリッ。

通りすがりの人:違うと思うけど...


このバンドいけてます

2022年05月30日 | Southern Rock

サザーン・ロックといえば、南部のブルース、カントリーにハード・ロックの素をふりかけシェイクしたのが一般的だと思っている。

しかしこのバンドは一味違う。

サザーン・バンド、マーシャル・タッカー・バンドの1974年の3作目のアルバム、Where We All Belong、当時LP2枚組のアルバムとして発売され、1枚目は穏やかな感じのスタジオ録音で2枚目は本領発揮のライブ演奏となっている。

ジャズ・タッチのインプロビゼーションだけでなく、ブルースにファンキーなR&Bさらに聴きようによってはプログレ・カントリーって味わいが感じられる曲もあってバラエティーに富んで中々楽しめる。

トイ・コールドウェルの親指ピックによる早引きギター・ソロ、中々のものです

ライブでのダグ・クレイの張りのあるボーカルも捨て難い


週の締めくくりは...が肝心

2022年05月29日 | JAZZ・FUSION

明日からまた新しい一週間が始まる。

そんな日曜日の夜、何の憂いもなくすっきりと過ごしたい。

てな事でデビッド・サンボーンの1984年作のStraight To The Heartでも。

この音源の売りは何と言ってもライブ録音。彼の全ての作品に精通しているわけではないが、多分唯一のオフィシャル・リリーズのライブ音源ではないかと?

ライブ音源ゆえ臨場感たっぷりの演奏が楽しめる。特にこのアルバムはお気に入りのマーカス・ミラーがプロデュースし、デビッド・サンボーンに負けじとベースもガンガンで弾いていて小気味良いし、またスローな曲は落ち着ける。

カーペンターズはRainy Days And Mondays Always Get Me Downって歌ってたけれど、やっぱり気の持ちよう。

明日も張り切っていきましょう!


Forever Young!

2022年05月27日 | AMERICAN ROCK/POPS

この人の前にも後ろにも誰もいない。

孤高のブルース・シンガー、ジャニス・ジョプリン!

ジェファーソン・エアプレーンのあのスリック姐さんでも敵わない圧倒的なパワー。

コロンビア・レーベルからメジャーでデビューし全盛期だった3年ほどの活動の間に3枚のオリジナル・アルバムを残して27歳の若さでこの世を去る事に。

YoutubeでビージーズのTo Love Somebodyやカバーやトム・ジョーズとのデュエットで歌われるRaise Your Handなんかを聴いてみてその迫力を味わう。

若くして亡くなったことから、彼女の残された作品はいつまでも若いジャニス。

その若きパワーに圧倒されて今宵もぶっ飛ぶことに。

すんばらし~

実は彼女のレコードはライブ盤しか所有していないので、今回は実家からかっさらってきたベスト編集盤でも。


真にディランを継承する新風、エリオット・マーフィーって帯に書いてあった…

2022年05月26日 | AMERICAN ROCK/POPS

ニューヨーク出身のSSW、エリオット・マーフィーが1973年地元でデビューアルバム、Aquashowを録音。当時ブルース・スプリングスティーンのセカンド・アルバム、The wild, The Innocent And The E Street Shuffleと共に当時ローリング・ストーン誌のレビューで、ボブ・ディランの後継者が2人現る!などと評された。 

ルー・リードの推薦もあってRCA レーベルに移籍し、気分を変えて1975年ロス・アンジェルスで 西海岸の著名なミュージシャンらをバックに2作目のLost Generationを制作。

ブルースが1975年のBorn To Runで大ブレークしたのに、エリオットの方は評論家受けは良かったものの残念ながらアルバムはヒットには至らなかった。

個人的には良いアルバムと思っているけれど…

やっぱりロス・アンジェルスという陽気な土地柄、売りだった陰りの部分が失せてカラッと仕上がったのが裏目に出たのですかね?


ブルースはいかが?

2022年05月25日 | Jeff Beck, Eric Clapton and etc.

エリック・クラプトンのポップ色を廃した1994年に出たブルース・カバー集、From The Cradle。

クラプトンのすんばらしいブルース・ギターが唸る。

個人的に欲を言えばボーカルはもう少し泥臭ければ尚良かったかな?

因みにアメリカではチャート1位を獲得し、累積で300万枚売れたそうな。

また日本でも何と40万枚以上売れたらしく、皆さんブルースがお好きなようで。


癒しの歌声

2022年05月21日 | CSN&Y

ジャケットの写真を見ると少々イカつい顔つきで更にガタイが良さげ(6フィートちょっとの身長らしい)の風貌からは全く想像がつかないハイトーン・ヴォイス。

ソロのアコースティック・セットで歌われる曲なんかを聴くと私は結構癒やされる。

週末の本日はそのヤングさんのライブ・アルバムでも聴いてリラックスしてみようと思う。

取り出しましたるは、アーカイブ・シリーズNo.2から、Odeon Budokan。

1976年のツアーからの録音で3月に行われた武道館とイギリスのハマースミス・オデオンでのライブ音源が収録されている。

前半はハマースミスでのソロ・アコースティック・セットから心に染みる5曲、後半の5曲は武道館でのクレイジー・ホースを従えたニールで、彼のまったりしたエレキでのインプロビゼーションが楽しめる。そして前年に出たお気に入りのアルバム、Zumaから数曲選曲されていてより懐かしく感じる。

ブートで完全版も出ていて全部聴いてみたい気もするけど、気力の乏しくなったオジンの私ゆえこのCD1枚だけで腹八分目に抑えておくのがちょうどいいかな。

ちなみに1978年に出たComes A Timeに収録され、ニコレッタ・ラーソンのカバーでヒットしたLotta Loveもこの時のライブで演奏されている。実はこの曲1976年1月に既に録音されていたが、正式なリリースは2年後の次作のアルバムだったことから、当時武道館ライブに参戦していた方々は、この最新の未発表曲に遭遇しこの曲一体何?って思ったかもしれない。


本日は悪友仲間

2022年05月20日 | BRITISH ROCK

最近特に新聞を賑わしているのが、大金の誤給付で受け取り主が返却を拒否し短期間でほぼ全額をネット・カジノで溶かしてしまった件ですかね。

ただ余程の大金持ちじゃない限り、ギャンブルで一気に大金を失ってしまう行動をするなんてあり得ない気がするけど…  

少なくともパチで5000円すってしまってパニックになってしまう私の様な小物にはとても出来ない芸当。

てな事でネット・カジノで全額すってしまったのではなく、背後には知恵をつけた悪友仲間がいて密かにインターネット上のどこかでプールされているではないかと個人的に推測。

容疑者のスマホのデータ解析が待たれる。

で、カジノと言うワードで思いだされるのが、バッド・カンパニーの1975年の2枚目のアルバム、Straight Shooterのジャケかな。

デビュー・アルバムよりは売り上げが落ちたとは言え、英米のアルバム・チャートではそれぞれ3位に食い込み大ヒットとした。

内容的には前作の延長ではあるが、2作目ゆえバンドとしてのまとまりが出てきたのではないだろうか。

伝統的ハード・ロックのボーカリスト、ポール・ロジャーズは相変わらず旨いし、またロックスターの栄光と死を描いたShooting Starには涙がちょちょぎれる。

ポールと一緒に前のバンド、Freeでギターをプレイしていたポール・コゾフの事を書いたって話を聞いたことがあるが、1975年当時まだポール・コゾフ存命だったから間違いだったのかな?


本日は喜多郎さんで

2022年05月19日 | PROG ROCK

1984年のアジア・ツアーを収録したLive In Asia。

(当時買ったドイツ・プレスのCD、昔は海外盤はドイツのプレスが多かった)

どの曲がどこで演奏されたかは定かではないが、上海とマレーシアのクアラルンプールとコタ・キナバルの会場で録音されたとのこと。

キャラバン・サライやシルク・ロードなどお馴染みの曲が演奏されていて心地よい。ただ難を言えば、録音レベルが低いのと所々観客の拍手は入っているものの全体的にあまりライブ感を感じさせないのがちょっと不満ですかね。

その当時シンガポールに住んでいて、喜太郎氏はシンガポールに入国出来なかったって話今思い出した。

なんでも彼の長髪が問題となったって事だったような。

当時はシンガポールは麻薬なんかに厳しく、一定量の麻薬を所持していると問答無用で死刑って判決が下った。そしてジャンキーの様なヤバい出立ちの場合は、入国拒否される場合があり、喜太郎氏もそのうちの一人だった様な。マレーシアには入国出来たみたいだ。

喜太郎の入国禁止から思い出したのが以前ここでも書いたようにかってシンガポールの中古ショップで1970年頃に再発盤としてシンガポールでプレスされたと思われるビートルズのサージャント・ペパーとホワイト・アルバムに遭遇。

各国盤の編集はその国のセンサーによってオリジナル盤と異なる選曲と成っていることがよくある。シンガポール盤もオリジナルとは異なる。

(マジカル・サージャント・ペパーです)

A1 Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band

A2 The Fool On The Hill

A3 Baby You’re A Rich Man

A4 Getting Better

A5 She’s Leaving Home

A7 Being For The Benefit Of Mr. Kite

B1 Within You Without You

B2 When I’m Sixty-four

B3 Lovely Rita

B4 Good Morning Good Morning

B5 Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(Reprise)

B6 I Am The Walrus

ジャケ裏は、歌詞は記載さてていなく曲目のみのクレジットである。また、ホワイト・アルバムではHappiness Is A Warm Gunがたぶんセクシャルな情景を思い起こす表現があったから削除されていた。

店の飾りっていうことで売り物ではないと言われ購入には至らなかった。

残念。


Go~って知ってた?

2022年05月18日 | PROG ROCK

コメント欄にてスティーブ・ウィンウッド局地的ではありますが、少々盛り上がりましたので今回忘れてはいけないアルバム紹介してみたい。

それはツトム・ヤマシタ(何故か英語表記ではStomu Yamashtaとなっていて、その方が欧米では発音し易かったのかも?)の1976年のアルバム、Stomu Yamashta’s Go。

当時FMラジオでスティーブの伸びやかなボーカルに心を奪われたものの、結局レコード購入には至らなかった。

ツトム・ヤマシタ氏については全く知らなくて、このアルバムをサポートしているメンバーがスティーブ以外に、初期サンタナ・バンドのドラムスだったマイケル・シュリーブ、タンジェリン・ドリームのアンビエント系シンセを奏でるクラウス・シュルツ、チック・コリアのリターン・トゥ・フォーレバーからは超高速ギター奏者のアル・ディメオラ、そして管・弦楽器のアレンジがポール・バックマスターと半端ない著名なメンバーで構成されていて当時驚いたものだった。

その後アルバムも廃盤となり手に入りにくくなってしまい、時が流れその存在はやがて忘却の彼方へと...

そして2005年に突然Stomu Yamashta’s GoがStomu Yamashta’s Go Session として改題されCD2枚組で発売されようやく手に入れた次第。

(何故かプログレのイメージが全く湧かないオーストラリアのレーベル、Ravenから発売。)

このアルバム、Stomu Yamashta’s Goだけでなく、同年のパリ公演の音源とセカンド・アルバム、Go Tooが一挙収録されている優れもの。

 

ただ難もあってファースト・アルバムの組曲形式の音源がイエスのClose To The Edgeの様にトラックの分割がされていないノン・ストップでの編集なので、ある箇所だけを聴きたい人にとっては少々難儀かな。それとライブ音源がCD 1とCD2に泣き別れ。

それはともかくかってラジオで聴いたものの、ほとんど記憶が薄れてしまったスティーブの熱唱がもう一度味わえたのは大きな収穫だった。

彼のボーカルがこのアルバムではやっぱり肝ですからね。

因みにツトム・ヤマシタ氏のプロフィールを今更ながら調べてみたところ、打楽器奏者として10代の頃にすでに楽団で演奏していて、17歳の頃に渡米し彼の地の名門の音楽学校であるジュリアードやバークリーで学び、70年代にロンドンにて前衛音楽家として活動し、1973年にはグラミー賞2部門にノミネートされたと書いてあった。

(若き日のツトム・ヤマシタ氏)

かなりの実力者であり、当時の一流ロック・アーティストらがこのアルバムに参加していたのが今更ながら頷けた次第で…

居酒屋での三者会談?


ガルルル! 結成60年で未だ現役。

2022年05月17日 | ROLLING STONES関連

つい先日、古いスピーカー2本処分するため何ちゃらオフまで車で持っていった。

買取価格がなんと500円とガソリン代も出ない提示に思わずガルルル!と唸るような気分ではあったが、うなぎの寝床のような集合住宅の我が家ではこれ以上置く場所がない。

そろそろ50年以上にも渡る現役コレクターを辞めて断捨離考えないとね。

ところでストーンズも今年でバンド設立60周年を迎えるみたい。

歳をとって以前のようなインタバルで新譜アルバムを出すのは流石に厳しくなってきたが、それでも60年間にも及ぶ過去の遺産がタップリあるから数年おきに編集アルバム出すだけで印税がっぽりウハウハ。

とは言え、初期のABKCO/Deccaと後に設立した自身のRolling Stones Recordsと二つの異なるレーベルが存在し、それぞれが小遣い稼ぎにと編集物をガンガン出していくし、各国編集のベスト盤なんてのもあるからストーンズの場合その数が膨大となる。

その中で一体どれを聴けば満足感が得られるのかと考えると、やっぱり2012年に出たコンピ・アルバム、Grrr!ですかね。

レコード会社も21世紀になると吸収や合併を繰り返しその後大手数社に集約された。ストーンズの場合は最大手のユニバーサル・グループに所属することになり、ABKCO/DeccaとRolling Stones Recordsが同門となりレーベルを超えた編集が可能となった。

2002年に40周年記念のレーベルをベスト盤として40曲収録のForty LIcksが出たが、Grrr!はその上をいく50周年記念としてCD3枚に50曲が収録され、更にスーパー・デラックス盤なるCD4枚組80曲収録なんてのも出た。

(ブライアン時代)

(ミック・テイラー時代)

(ロン・ウッド時代)

(ビル・ワイマンいない時代)

まあストーンズのベスト盤を求める私のような一般庶民なら3枚組の通常盤で十分かな?

今年は今のところライブ盤2種類出るみたいだけれど、60周年記念としてまたまたベスト盤出るのかな?

もうベスト盤はガルルル!が最後でこれ以上は買わないようにしないとね。

チャーリーもいないし...


完全にアメリカに同化してる?

2022年05月15日 | BRITISH ROCK

スティーヴ・ウィンウッドのソロ5枚目のアルバム、Roll With Itが出た。

前作でアイランド・レーベルとの契約が切れて、今回ヴァージン・レーベル移籍第1弾と言うことでかなり気合の入ったアルバムとなった。

スティーヴのいつもながら定評のあるソウルフルな歌唱に、今回メンフィス・ホーン・セクションを起用することでそれまでのシンセ・ポップ風アレンジのR&Bにナチュラルな味わいのサウンドをもたらした。

それが功を奏したのか、アメリカで受けて全米1位を記録。

出だしのRoll With Itと2曲目のHolding Onのアップ・テンポなR&B連発でノック・アウト間違いなし。

これ聴けば、彼が英国出身のロック・ミュージシャンだなんてちょっと信じられないね。


洗練されたジャパニーズ・ポップス

2022年05月14日 | JAPANESE

1982年のコラボ・アルバム、Niagara Triangle Vol.2。

大瀧詠一が前作Niagara Triangle Vol.1に続く企画アルバムとして当時新人だった佐野元春と杉真理と組んで制作した第二弾。

と言っても今回はそれぞれが独自に録音し持ち寄った曲を一枚のアルバムに纏めたもので、どちらかと言えば大瀧詠一がちょうどメジャー・デビューした才能のある新人達の認知度を更に引き上げるために企画したのではないかと思っている。

もちろん言うまでもなく、洗練されたそれぞれの力作が収録されているので内容は文句なし。

また当時50万枚ほど売れたらしいので、商業的にも企画は大成功だった。


ロックな歌謡曲

2022年05月13日 | JAPANESE

ロックには英語の歌詞がぴったりと思いきや、ありえない方向から強烈なパンチを食らう。

それが1978年に近田春夫とハルヲフォンによる彼らの3枚目のアルバム、“電撃的東京”が出た。

70年代中ごろから、流行りだしたパンク・ロック・サウンドにのって歌われるヒット歌謡のカバーであったが、これが結構ハマるのである。

1. ついておいで、60年代のコーラス・グループ、シャープ・ホークス

2. 恋の弱み、郷ひろみ

3. 東京物語、森進一

4. きりきり舞い、山本リンダ

5. 真夜中のエンジェル・ベイビー、平山三紀

6. ラストショー、ジャニーズ・ジュニア・スペシャル

7. でさのよのツイスト、長沢純率いるスリー・ファンキーズ

8. 情熱の砂漠、ザ・ピーナッツ

9. 気になるお前、沢田研二

10. ブルドック、フォー・リーブス フォー・リーブス 

11. 人間狩り、ピーター

12. 恋のTPO、近田春夫

東京物語、真夜中のエンジェル・ベイビー、気になるお前やブルドックなどはハードロック化して、普段歌謡曲をあまり聴かないロック小僧にも電撃が走った! 


癒しの1枚

2022年05月13日 | PROG ROCK

1984年のAbout Faceから22年ぶりとなるデビッド・ギルモアの3枚目のソロ・アルバム、On An Islandが2006年に登場。

ピンク・フロイドのスタジオ・アルバムとなると1994年のアルバム、The Division Bellから12年ぶりと久々の新譜だった。

フロイドとは一味違った全体的に落ち着いた感じの曲が並んでいて、ギルモアの情感のこもった流れるようなギターも楽しめる。

何処の島がモデルになっているのか定かではないが、多分人口も少なく自然豊かな楽園のような島で過ごせばこのアルバムで聴けるような癒しのひとときが味わえるのかな?

悲しいかな小雨模様の早朝、マスクを着けて蒸し暑い満員電車に揺られて職場へと向かうリーマンにとっては異次元の世界と言える。