CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ソロでより個性を磨く

2023年10月11日 | AMERICAN ROCK/POPS

1979年のフリートウッド・マックのアルバム、Tuskはバンド内の3人のソング・ライターの個性をさらに引き出す方向で制作された。

特にリンジー・バッキンガムの曲は実験的な路線で攻めてそれまでと違いを見せたかったものの、従来のマックとしてはちょっと突出した感もあって思ったよりはウケが良くなく、当時バンドとしてのバランスが保てなかった様に思えた。

てなことで少々煮詰まってきたバンドとしての創作活動を一旦休みにして、80年代になると各人がソロ・アルバムを制作しそれぞれの想いをよりポジティブに発散させることに。

こうして1981年にはスティービー・ニックスのソロ・アルバム、Bella Donnaが我が家にも届く。

ふたりの女性コーラスを従えマックとの違いを見せようとするが、やっぱり一番のハイライトはトム・ペティーとハート・ブレイカーズとのコラボですかね。

これによって従来のふんわりとしたマック流ポップ路線から、カントリーや南部系のアーシーなサウンドへと....

スティービーのハスキーで時折ドスの聴いたボーカルによくマッチしているように思える。