某レンタル・ショップが中古のCDの買取をやめたというニュースをネットで見た。
確かに80年代音楽産業にとって希望の星だったCDも遂にその地位をサブスクに譲り渡す事になり、わざわざCDを買って音楽を楽しむって層が少なくなった。
多分90年代から買い集めたオイラの大量のCDコレクションも将来二束三文もしくは無価値となり、ゴミ箱行きとなる悲しい運命に。
まあそれも時代の流れ、悲しんでいても仕方がない。それよりも最近アメリカではCDの年間売り上げを凌駕する迄になったレコードの復権を喜ぼうじゃないの。
てな事で、取り出したのはカシオペアと双璧をなす70年代後半にデビューし今でも現役で活動を続けるするお達者フュージョン・バンド、T-Squareのアルバム。
1981年The Square名義で出たアルバム、Magicでも。
このアルバムではギター・安藤まさひろ、サックス・伊東たけし、キーボード・久米大作、ベース・田中豊雪とドラムス・清水永二の5人組にゲスト・ミュージシャンが参加する形態でレコーディングが行われた。
(皆さん本当にお若い! 青春まっしぐらって感じ、タモリもトランペット吹いてるね)
今回のアルバムの特徴は、いつものキャッチーなインスト系の曲以外に4曲の歌物が収録され、キュートなボイスのキャサリーンをボーカルに起用しさらに親しみやすさが全面に。
ところでこのレコード盤面がかなり汚れていてプチ音がひどい。
仕方なくいつもの様に中性洗剤で水洗い。こびりついていた埃もとれて雑音も低減、ようやく彼らの演奏を楽しめた。
それにしても水洗いから始まって、乾燥後に両サイド鑑賞するとなると1時間半から2時間弱かかるわけで、ホント面倒臭い。
声を大にして言えないけれど、もしCDで同じ音源持っていればそっちの方がいいかも。
マスター・サウンド仕様、アナログ・マスターの音源をデジタル変換し、その音源でカットとプレスする当時としては音質重視の盤だった。