物事全てが数学で言う自然数のように、有限かつ現実的にどっしりと存在すれば解り易いのだが、女心というものはそれとは微妙に違っているような….
偏見かもしれないが、例えば√に囲われた整数にならない数字で、小数点以下が延々と続き決して収束しない苛立ち感に悩まされる感じがする。
思わずどこかで“四捨五入お願いします〜”って言ってしまいそうな。
しかしそのような無粋考えを持つような輩は決して女性にモテないって考え 、中島みゆきのレコードでも買って勉強でもしてみようじゃないかと。
本日はこれ!
彼女が1981年に出した8枚目のアルバム、“臨月”。
(表ジャケ)
(裏ジャケ)
(懐かしきアードバーク・レーベル)
暗〜いメロディに乗せてこれまた暗〜い歌詞で彼女が歌うとこちらも沈んでしまい、ちょっと苦手。
前作の“生きていてもいいですか”は全体が本当に暗いイメージで深い海の底居るような絶望感炸裂。
しかし、暗〜い歌詞を明るいメロディーに淡々と歌われると趣が異なる。
このアルバムには、明るいメロディーの“あした天気になれ”に“バス通り”、とかアップ・テンポの“一人上手”やフォーク・ロック調の“成人時代”などはすんなり受け入れられる。
なるほど! こちらでバイアスをかけて出来るだけ明るい雰囲気を構築しその中で ポジティブに事を理解してあげるべきかな?
もし複雑で不安定な感情の場合、白黒つけるための四捨五入はお願い出来ないのかもしれない。
端からどうこう言うのではなく、もう成り行きに任せるべきじゃないかと….
な〜んて大袈裟な!って気がしないでもないが、彼女のレコードを聴いて学んだ何十年も前の若き日々でした。
まあ、こんなことを書いちゃうと、“そこのあなた!解ってもないのに、解ったようなフリするんじゃね〜よ!”ってお叱りを受けるかもしれない。
どうもすいません。