このブログが解説されて丁度1ヶ月経ちました。当初はレコード収納棚あるいはCD収納棚の肥やしとなっていた最近全く聴くことのなかったレコードやCDを取り出し備忘録のようなものを作ろうというのがこのブログの始まりで、アクセスのほとんどは検索エンジンが使っているBOTだと聞いていたので、素人が書いているこのようなブログ対してアクセスはほとんど期待していませんでした。
しかしながら、BOTによるアクセスの数を差し引くと、幾らかの方々が当ブログを訪問していただいていることがわかりました。書いている本人が途中で一体何を言いたいのか解らなくなるような駄文にもかかわらず、当ブログを訪問していただき感謝します。今後とも宜しくお願いします。
さて話は変わりまして、以前に予約していたLED ZEPPELINのフィジカル・グラフィティのリマスター版が本日届きました。今日はこのアルバムについて書いてみたいと思います。
1975年の6作目のスタジオアルバムで、当時録音された新曲のみではレコード1枚分が埋まらないため、3-5作目のアウトテイク7曲を加えて2枚組としてリリースされました。アウトテイクとはいえLED ZEPPELINの作ったものだから曲自体のレベルは高く、なんとこのアルバムが彼らにとってもっとも売れたアルバムとなりました。
このアルバムのハイライトといえば、長尺のIN MY TIME OF DYINGとKASHMIRだと個人的に思っています。IN MY TIME OF DYINGは各人の演奏や歌唱技術が最大限に発揮されたブルース仕立てのハードロックです。 この曲のクレジットはメンバ-4名が記載されていますが、実際はアメリカの読み人知らずの伝承歌で、1962年にボブ・ディランがそれをカバーしています。ちなみにディランのアルバムでは、TRAD.ARRANGED BY BOB DYLANと記されています。一度ディランのカバーも聴いてみてください。ギター1本のシンプルな演奏ですが、歌はとても20歳の青年が歌ったとは思えない例のダミ声で、すでに彼としては完成の域にあったと思います。 一方LED ZEPPELINの曲は、彼らのオリジナルといっても差し支えのない、独自のアレンジでした。
KASHMIRは以外とシンプルなコード進行のプログレ系のサウンドというか、クラッシックミュージックの香りもするような不思議な曲です。どこかの映画の1シーンに使われてもぴったりとハマるでしょう。
これ以外にもバラエティーの飛んだ曲ばかりで何回聴いても飽きることはないでしょう。
ぜひLED ZEPPELINの大作、フィジカル・グラフィティ聴いてみてください。
ところで、今回届いたフィジカル・グラフィティのリマスター版は、スーパー・デラックスエディションというやつで、箱の中にCDとLPが入っています。これで同様のシリーズが6作が揃ったのですが、それらの感想を書こうにも、時間の都合で今になってもまだ一度も聴くことが出来ていません。
特典であるハイレゾのダウンロードの配信が終了するまでになんとか聴き終えたいと考えています。しかしながら、たとえハイレゾの音源を貰ったとしても肝心の耳の性能が落ちているため、せっかく無理して虎の子のヘソクリで豪華版を買ったのに、猫に小判の状態になっています。
ロックに興味のないカミさんは何も言いませんが、また無駄遣いが始まったと思っていることでしょう。
猫に小判と言われる面々です。