CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

1977 in USA

2023年10月26日 | West Coast Rock

バーズのオリジナル・メンバーだったクリス・ヒルマン。

バーズにグラム・パーソンを紹介しカントリー・ロックの先駆者としての活動を目指すものの、ロジャー・マッギンとバンドの方向性をめぐって対立。結果、クリスとグラムはバーズから脱退しフライング・ブリトー・ブラザーズを結成。2枚のアルバムを出した後グラムはバンドから脱退。

クリスも3枚目のアルバムを出した後バンドを抜け、スティーブン・スティルス率いるマナサスに加入。

その後J.D.サウザーとPocoを脱退したリッチー・フューレイらとS.H.F. バンドを結成。2枚のオリジナル・アルバムを出した後バンドは解散。

あちこち転々としてきたクリスはソロ活動をしていくことに。

元々ブルー・グラスのバンドのマンドリン奏者だったクリスは、バーズに加入してからはベースを担当し爽やかなフォーク・ロック系のサウンドをメインとし、ソロになってからは明るいポップな要素も加わることに。

そして1977年に出たのは2枚目のソロ・アルバム、Clear Sailing(順調航行)。

1977年のアメリカと言えば、フリートウッド・マックのRumours、イーグルスのHotel California、ボストンにELOなどスーパー・バンドらによる派手なアリーナ・ロック全盛期。

そんなご時世だったことから、バーズ出身とは言え少々地味目なクリスのソロ・アルバムはほぼ注目されず、全米アルバム・チャート188位に沈んだ。

個人的にはほっこりしていいアルバムなんだけれどね。


1977 in UK

2023年10月26日 | BRITISH ROCK

1977年と言えばイギリスでパンク・ロックがブレイクした年。

セックス・ピストルズ、ストラングラーズ、ダムドなんてバンドが一斉に暴れまくった。

そんな中、古参ハード・ロック・バンド、シン・リジーが8枚目のスタジオ・アルバム、Bad Reputationを出した。

残念ながら、ツイン・リードを操るうちの一人ブライアン・ロバートソンがレコーディングの途中で脱退したものの、残ったギタリスト、スコット・ゴーハムのオーバー・ダブでなんとか乗り切る。

しかもこのアルバム結構売れて全英チャート4位を記録。

シンプルな編成のいつも通りのシン・リジーゆえ、パンクのリスナーにも割と受け入れられたのかもね。

次のアルバムでは、ロバートソンに代わってゲイリー・ムーアが参加し最強のツイン・リードを結成することに。