CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

手を握りしめるだけじゃインパクトに欠けるからって、抱きしめるのは飛躍し過ぎじゃないの?

2020年08月28日 | BEATLES-BADFINGER関連

日本でビートルズって言えばやっぱりこれですかね?

オイラが話すこと、もうわかってるだろう。そう何か言いたい時は、君の手を握っていたいんだ。

君に触れているだけで、とても幸せ。こんな気持ち隠せないってば。

邦題は“抱きしめたい”ってなっているけど、ザックリ訳すと“手を握りしめるだけで気分は最高!” とちょっとニュアンスが違う。

手を握るではちょっと平凡だから、当時の宣伝マンがより多くの世間の注目を引かせるべくインパクトのあるタイトルをつける事にしたのだろう。

初期のビートルズの代名詞とでも考えられるシングル第5弾、I Want To Hold Your Handがイギリスで1963年の11月クリスマス商戦向けに投入。アメリカでも遅ればせながら、ようやくキャピトル・レーベルが版権を獲得し、同年12月滑り込みの形で発売。

(チリ・オデオンから発売、タイトルはスペイン語でQuiero Tomar Tu Mano。すなわち、Tu Manoあなたの手を、Quiero Tomar握りたい と原題に忠実。)

オイラは汗っかきだから、このクソ暑い夏抱きしめたり手を握りしめるのは勘弁してほしいね。

出来ればお互いの人差し指同士の一点接触でお願いしたい。

あんたETか!

日本では1964年2月にビートルズの記念すべきシングル第一弾として発売!

1982年再発盤、垢抜けしたジャケ。


オイラは恋のキューピッド! (泣)

2020年08月28日 | BEATLES-BADFINGER関連

私とあなたの二人の恋愛ストーリーから、何と第三者のオイラが登場! 三角関係のドロドロしたものになると思いきや、何とオイラは恋の仲介役!

喧嘩したみたいだけど彼女は今何とも思っちゃいない。 言い過ぎたと思うなら、ここは素直に頭を下げりゃ、全ては元の鞘に戻るってば。

だってオイラは本人の口から聞いたんだ、She Loves Youってね。

もしオイラも彼女のことが好きだったとしたら、多分目尻にYeh Yeh Yeh 涙を溜めて歌ったかもしれない。

オイラに出来ることがあれば何だってとは言ったけれど、これはないよ〜

と勝手な妄想を抱かせるシングル第4弾のShe Loves You はFrom Me To Youがイギリスで出たのは1963年8月。

(ギリシャ・パーロフォン)

アメリカでは版権を与えていたVeeJayレーベルがLPとシングルの売り上げに関するロイヤリティーをビートルズ・サイドに支払うことが出来ず、契約解除の動きに。せっかく火がつい始めたその人気を途切れさせないため、She Loves Youは一時的にマイナー・レーベルのSwanから急遽発売。後日、キャピトル編集のLP、セカンド・アルバムに収録と相成る。

この曲のツボは何と言っても、Yeh Yeh Yehと何度も連呼するサビとそのサビのコーラスに入る前の前段でWoo〜と甲高い声を張り上げるところだろう。

これをラジオかなんかで偶然聴いた当時の世のお父さん連中、“なんて騒々しい連中なんだ、こんなの巷で流行することになればトイレでの静かな瞑想も台無し”とさぞ苦虫を噛み潰したことだろう。

しかし時代の流れには逆らえない。いつしかトイレでの爆撃完了時の快感をWoo〜と表現し、そのお祝いとしてYeh Yeh Yehなんて歌う習慣が…

てな話は聞いたことはないが、快感を表現したそれらのフレーズはこの曲に大きなアクセントを加えたと思う。

今朝もスッキリ爆撃完了! それではみなさん御一緒に、Yeh Yeh Yeh〜♪♪

日本では1964年4月5日に発売!

1982年再発盤