本日はルー・リードの1972年の2枚目のソロ・アルバム、Transformer。
LGBTとかその頭文字Tからくるトランスジェンダーなどの言葉が活字として登場する昨今、受け入れられるかどうかは別にして、世の中単純に白と黒に2分割されるわけではなく、必ずそれら二つが交差する場所にグレーなる新たな領域が認識されている。
しかし50年以上前となると、世の中の思考がまだまだそれに追いついていない状況で、ロック・ミュージックに託してカミング・アウトすることは当時としては結構勇気がいった行動だったのではないだろうかと勝手に想像する。
そのルー・リードの周波数とマッチしたかどうかは定かではないが、デヴィッド・ボウイがアルバムのプロデュースをかって出て、ちょうどボウイのアルバム、Ziggy Stardustが1972年6月に発売された後、そのアルバムの制作に関与したボウイ及びミック・ロンソンとケン・スコットの3名がTransformerの制作に参加。
そのため、これら2枚のアルバムのサウンド・プロダクションは何と無くよく似ている雰囲気を感じる。
ただ、ボウイのアルバムは芝居っ気たっぷりで音的にも結構メリハリをつけて制作されているため、歌詞が解らなくとも何とかついていけるが、Transformerはそれに比べると歌詞の理解なしではちょっと淡白な展開に聴こえるかもしれない。
また対訳があったとしても結構強烈な内容で70年代初め頃に中高生として過ごした私としては中々理解出来ない世界だったような…
令和2年8月改めてTransformerを聴いてみる。
むむ〜、じーさんになった今ワイルド・サイドの歩けって言われても体力不足で大怪我しそう。
それは勘弁して頂ききたく、出来るとしたらコーラスに参加するぐらいかな?
それではみなさんご一緒に!
ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ〜♪♪