はるか昔の学生時代、テスト前になると、一夜漬けと称して夜中から明け方までテスト勉強をしたものです。勉強は口実でほぼラジオを聴くために起きているくらいAM局にはお世話になりました。
そういえば、歌のない歌謡曲なんていうラジオ番組ありましたねー
今でも、15分間月曜日から金曜日まで毎日歌なし(カラオケ)の歌謡曲を流す番組で、朝の6時から7時台にかけて多くの地方AM局がオンエヤーしています。なんでも60年以上続く長寿番組だということです。まあ、歌がない分騒々しくなく、落ち着いた朝を迎えることができますね。
今回は歌のないビートルズと称して、BOOKER T. & M.G.’SのMcLEMORE AVENUEを紹介します。
BOOKER T. & M.G.’Sといえば、メンフィスのスタックス・レコードに所属するインスト・バンドで、歌なしでソウルやR&Bの曲を演奏します。また、スタックスに所属する歌手のレコーディングやライブのバックも勤めたりしていました。有名なところでは、オーティス・レディングのヨーロッパ・ツアーに同行していました。
彼らは、ビートルズのABBEY ROADに感銘を受けこのアルバムを制作したと聞いています。もちろん彼らからの一方通行ではなく、ビートルズのジョンは彼らのファンであり、彼らにインストの曲を提供したいとずっと思っていたとのことで、お互い尊敬し合っていたみたいです。アルバムタイトルのMcLEMORE AVENUEはABBEY ROADのパロディで、メンフィスのスタックス・スタジオがある通りの名前です。
彼らのメンフィス仕込みのR&Bサウンドによる、歌なしのアビーロード是非一度聴いてみてください。ゆったりとした感じで、ビートルズのそれとはまた違い、気分転換にもってこいです。
きっと試験勉強もはかどりますよ~(あくまでも個人的な感想です。)
なんだか通販の宣伝みたいに成って来た。

ジャケ裏もABBEY ROADのパロディで、ミニスカの女性がMcLEMORE AVENUEを歩いています。

オリジナルの収録曲は4曲で、そのうち3曲がメドレー、そして残り1曲は多分ラジオでのオンエヤー用として独立した曲(SOMETHING)になっています。