知人の証言によると、その男は小太りでピアノの上で飛んだり跳ねたりしていた。それは、1971年10月に日本で行われたコンサートの様子のことでした。
もう詳しい人ならすでに誰だかお分かりになっていると思います。
そうですエルトン・ジョンです。
アルバム2枚目のELTON JOHNや3枚目のTUMBLE WEED CONNECTIONのジャケットを飾る写真を見ると, 当時とてもそのようなイメージは全く浮かばなかったのですがねー
まあ私はもちろん彼のファンなので、容姿は特に気にならないし、もちろん他人の容姿についてとやかく言える身分でもありませんが。 女性ファンでコンサートに行かれた方は少し複雑な気持ちになられたのでは?
ちなみに私はライブコンサート派ではありません。クラッシックコンサートのように行儀よく拝聴しろというわけではありませんが、前席の人間がコンサートの初めから終わりまで立ったままだとか、隣の人間が大きな奇声をあげるなどの行動にはちょっと付いていけません。皆さんはどう思われますか?
このアルバムは1971年の来日記念盤として日本のみで発売された当時のベスト盤です。すでに廃盤となっており、また今後CD化もありませんので収録曲を下記に記します。
A VERY SPECIAL COLLECTION ELTON JOHN
A面
1.YOUR SONG
2.JUST LIKE STRANGE RAIN(シングルでの発売)
3.SKYLINE PIGEON
4.COUNTRY CONFORT
5.HONKY TONK WOMEN(LIVE)
B面
1.BORDER SONG
2.LADY SAMANTHA(シングルでの発売)
3.BAD SIDE OF THE MOON(シングルでの発売、LIVEではなくスタジオ録音の方)
4.IT’S ME THAT YOU NEED(シングルでの発売)
5.ROCK AND ROLL MADONNA(シングルでの発売、擬似LIVE作品)
過去の各アルバムからの人気曲とアルバムに収録されていなかったシングル曲を合わせたものです。その当時過去のオリジナルアルバム全て持っていたのですが、日本人ウケする選曲だったので非常に聴きやすく、レコードをかけるとなると、大抵このアルバムだった事を思い出します。
1995年にリマスターされたCDにはオリジナルアルバムに収録されていなかった曲がボーナストラックとして収録されていますので、それらのCDをITUNEに取り込み上記の曲順に聴けば、当時、私などが思い描いていたまだ見ぬエルトンのイメージはこのようなものだったと解っていただけるのではないかと思います。
別の知人の証言によると、その男たちの演奏は迫力のあるものだったと言っていました。これは、1974年2月に日本で行われたコンサートの様子です。バンドにギターのデイビー・ジョンストン、パーカションのレイ・クーパーが加わって五人組となり、ライブの音に厚みが加わった事がその理由だったと思います。
よくそんな古い話を覚えているなと言われるかもしれませんが、ファンとはそういうものです。残念なことに、それ以外の重要なことは結構忘れていますが。

ジャケットの内側の写真、SSWの貴公子て感じですかねー