結成から45年経ち今現在もライブ活動を行うご長寿バンドです。何が凄いかといううと、1973年CBSからのメジャー・デビューから今日まで、ギタリストの二人、ジョー・ペリーとブラッド・ウイットフォードがバンドから一時脱退した時期を除けば、同じメンバーで活動している事です。
エアロスミスの場合、メンバー内でのドラッグ摂取や揉め事、自由奔放な振る舞いや結構荒い金遣いなどが目立っていて、当時はすぐ解散するのではと思っていました。1978年にビートルズのCOME TOGETHER をカバーした後から1986年にD.M.C.がカバーしたWALK THIS WAYのミュージック・ビデオにスティーブン・タイラーを発見するまでの期間、彼らを全くフォーローしていませんでした。
今回紹介する1976年発売のスタジオアルバム4枚目のROCKSは、収録時間のトータルが9曲でわずか35分、音楽CDの最大容量の半分にも満たないものですが、その分、不必要と思われるアレンジを極力そぎ落とした最終形とでも言える楽曲から構成されています。引き締まったこれぞロックと言うサウンドで、アルバム自体も聞き飽きないようバラエティーに飛んだ曲の配置がなされています。 全米3位と大ヒットし、人気を不動のものとしました。このアルバムが、後年のハードロックやメタル系のバンドに大きく影響を与えたのは間違い無いでしょう。個人的には彼らのベストのアルバムだと思います。
大ヒットすると大金が転がり込み、それに動じない性格でうまく状況をコントロール出来ればいいのですが、普通凡人であれば、間違った方向に行ってしまうケースも多々あります。 彼らの場合は、問題が色々あったとしても“それがどうした、WE DON’T CARE.”って感じで、それらを超越し思うままに活動を続けられる稀有な存在ではないかと思っています。
若いハードロック好きの皆さん、大音量でROCKS一度聴いてみてください。
ところで、ZEPのペイジさんはどうしてるかな?
世界中のおっさんが、ボーナスディスク付きの最新リマスターの旧アルバムを買いまくっているので、きっと大金が転がり込んでいるのでは?
一体何度同じアルバムが再発されるのでしょうかね~?
この次は全旧アルバムのリミックス盤を出したりして~
インナージャケット、雰囲気でてますね。