風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

133. 平等院鳳凰堂

2009-09-24 | 近畿(京都・滋賀)
- 人の成功、失敗、1200年ぶん。京都は勉強になります。

- 過ごす場所を選ぶだけで、人はそうとう幸せになれるもんだ。
                       (そうだ 京都、行こう。)


伏見稲荷から、電車で宇治へ行き、まずは平等院へ向かいました。
すでに日差しがまぶしい、暑い一日です。
修学旅行生もたくさんいました。

鳳凰が翼を広げた形という鳳凰堂は、とても古いのに実に美しく、ただ見惚れるばかりでした。
修学旅行生のグループが「先生、池に亀が!」と必死に叫んでいて、(亀がそんなに珍しいのかな、都会っ子だなあ)と思ったら、「池にカメラ!」でした。
一人の生徒がデジカメを落としてしまったようです。
かわいそう。涙のメモリーですね。


950年前、藤原道長の子、頼道が建立した極楽浄土。浄土はPure Landというそうです。
博物館も、わかりやすく展示されていました。
修学旅行生たちは、交わすのが大変ですが、博物館で鉢合わせになると、一緒に解説を聞けるのでためになります。
“菩薩様は如来様を目標にしており、顔つきも違う。
頭の上に目標対象の如来様の顔を乗せている。
だから、三面菩薩なのに顔が四つあっても、真ん中の一つはノーカウントなんだ”などと教わりました。へ~え。


鳳凰堂の鳳凰。優美な姿を見せています。
その下に、恐ろしい顔の鬼瓦が付いているのが、不思議なコントラストでした。


お堂の中の金の52体の飛天の流線型の美しさ。天女が浮き彫りにされている梵鐘の美しさ。初めて鐘を優美だと思いました。
あまり関係ない話ですが、フェニックス(phoenix)とスフィンクス(sphinx)って、名前が似ている気がします。 


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