2/8付読売新聞夕刊英語クロスワード解答はがき。
残寒見舞いの頃でもまだ辛抱の年賀はがきリメイク。アイデアや時間に詰まった時のキャラ物頼み。色が濃いので解答欄はシンプルに。
黒升目箇所には同系色のシール片を切り出して貼った。もう何十年も毎週こんなはがきを書いていると「空欄でも良いのかなあ」とも思う。
裏面には住所氏名等が必要だがキャラ千代紙で賀状の香りを消しこもうと貼りばめた。縦書きの文字はオランダ生まれのキャラにはどうかと。リターンアドレスのシールを更にこの上から貼りました。
この日は午後遅く複写伝票数十枚の手書きを云いつかった。大体毎月この辺りの日付でオーダーされるのは意識してたが前置きなしで遅い時間に言われるのは珍しい。そこは成り行き。「急がない」とは言われたが、この伝票で経理担当者が支払いをするのも知っている。今これから支払う訳ではないが、明日朝できてるのと待たせるのでは段取りの負荷が違う。少し残業になりました。
帰宅後しばらくぼおっとして、遅くに解き始めた。最後の一語にはてこずりました。
そんな俺のアタマでは耳で聴く「ピョンチャン五輪」がどうしてもウサギの競技会のイメージ。アホや。昔韓国語(大学での呼称はあくまでも「朝鮮語」)履修して、一応平壌も平昌もハングルで書けてもこれだ。
次女の知人のお母様はしばらく『今年はひらまさ五輪なのね』と思ってらしたそうです。ご家族がそれを聞いた時(面白いからという理由だけで)そうだよーと放置した。数日後さすがにお分かりになったそうです。‥なんか可愛いお母様でいいなあ…。
ピョンチャン五輪のマークの『隙間の開いたほぼ四角形』部分はハングルの"P"音文字に見えます。
大昔学生時分、釜山で泊まったホテルは"Phenix Hotel"。フリー外出の前に注意された。「元々の韓国語には英語のfにあたる音がない。(日本語でハ行のフの音で代用するように、当地ではパ行音になる)現地の人に道をたずねる時は『(フェニックスではなく)ピーニックス・ホテル』的に言わないと通じない」友好修学旅行的学生ツアーで言葉に関しては能力バラバラの我々は緊張しました。
一番言葉ができたのは言わずもがな専攻している外大学生。国際交流の学部やサークル経由参加ではできない人がほとんど。ちょっとかじった俺が「できる」方に入る程度。『できない』人も英語でなんとかする人・ちょこっとできる誰かに買物を頼んじゃう人様々でした。(屋台の煙草買ってと頼まれた)
中国語由来の漢字音読みが韓国語にもあり、地名や熟語など日本語での発音に酷似しているものもあります。ニュースで流れる現地語音声でもそんな語だけ所々字幕を見ながら聴き拾う。(最近朝鮮語のも‥)そして中国語の中でも実際は地方によってかなり発音も用語も違う。台湾香港に至っては北京中央政府使用の"簡体字"ではなく"繁体字"使用。日本人には『旧字(本字)』と言えば通じるでしょうか。
発音の響きは北から南に大まかなグラデーション、地方訛りを包括しながら豊かな多様性。本当にこれを中国語とひとくくりにしてよいものか。いろんな国の映画で原語会話を聴くと、北京官僚達の発音より台湾広州の発音はずーっとタイやベトナムの会話と響きが似通います。
だいたい上海でさえ北京と発音違う。実際上海で上海の人に言葉はわかるかと聞かれ正直に「(授業で習った北京語に近い『普通語』ならわかるが)上海語は聴きとれない」と言った。彼等は我々はちゃんと普通語を話してると譲らない。(この辺は北海道人が自分は訛ったり方言を使ったりしてないと思ってるのと同じ?)なぜ聞き取れないかというと、まず上海人はシャンハイといってない。「あなたは上海人か?爾(すみません、ニーハオのニーの字はこの字の俗字)是不是上海人?」と書く文字は同じだが上海人は上海を『サンハイ』と発音する。是不是も普通語なら『シイプシイ』に近いが上海人発音だと『スープスー』っぽい。‥それを同じって言い張られてもねえ。耳慣れるまでちょっとかかる。
ロシア語とポーランド語も一応違うが、互いに相手の訛りは酷いなと思いながら会話は成立するそうです。フランス語スペイン語ポルトガル語も似通う。畑正憲氏のエッセイには多言語の達人が登場しオランダ語を「ドイツ語から濁点を抜いて踏みつぶしたようなもの」と表現します。
一例:韓国の首都ソウルは日本語でもソウル、英語でもSeoul。これが中国語だと『漢城ハンチャン』。発音も文字も違うって何?ですが漢字世界ではあくまでも漢江(普通語発音:ハンヂァン、韓国語発音:ハンガン)流域の都市だから漢城。ソウルというのは日本語での「みやこ」に近い、漢字では書けない語。和語同様古来の現地語だから。歴史的には一時「漢陽ハニャン」とも呼ばれたようです。つまりは外国語会話は、完璧になどと思わず「カタコトでもそれらしく訛れ」ではないかと愚考する次第です。