金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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220:金城一紀 『レヴォリューション No.3』

2006-10-13 12:14:40 | 06 本の感想
金城一紀『レヴォリューション No.3』(角川書店)
★★★★★

Kazumiさんのおすすめ。
昨晩眠る前に一篇だけ読もうと思ったのだけど、
結局全部読んでしまった。
おもしろかった!
文庫落ちしたら買おう。

女子校の文化祭に潜入するため奮闘する落ちこぼれ高校の男の子たち。
ばかばかしいんだけど、ほろっときちゃうところもあって、
ああ可愛いなぁ男の子だなぁと思った。
『GO』でも『対話篇』でも思ったけれど、
この著者の描く恋する男の子はすっごく可愛い。

語り手は3編とも南方くんと考えていいんでしょうか。
「ラン、ボーイズ、ラン」と「異教徒たちの踊り」の間に
キャラクター的なギャップをやや感じるのだけど、
過去の話だからかな。
「ピータン大嫌い!」のところで夜中に大笑いしてしまった。
フライ、ダディ、フライ』では舜臣以外のメンバーが
完全に脇役に回っていたこともあって
キャラクターがいまいち把握できなかったのだけど、これで大丈夫。
『フライ~』のほうも再度読み返したい。

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2 コメント

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ありがとうございました~ (晶子)
2006-10-13 21:12:30
いやーおもしろかったです!

久しぶりに爽快な読後感を味わえました。

ありがとうございます

漫画的ではあるのだけど、きちんと小説としてもおもしろくて「うまいなあ……!」と思いました。

『SPEED』も楽しみにしてます♪



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嬉しいっ (Kazumi)
2006-10-13 20:33:36
読んで頂けて、しかも楽しんで頂けて、嬉しいですっvvえへへへへへ←喜びすぎ。

ちょっとエンタテイメント過ぎるかなぁ…とも思ったのですが、楽しんでいただけたようで何よりでした。

私もシリーズを読み返してみようと思います!
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