金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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4-10:水樹和佳子 『イティハーサ』1~7巻

2019-01-06 19:14:27 | 19 本の感想
水樹和佳子 『イティハーサ 全7巻
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

人はなぜ神を求めるのか。
約一万二千年前、人が神と接することのできた古代の日本。
ある村に暮らす少年・鷹野(たかや)は、捨てられた赤子を拾った。
赤子はとおこと名づけられ鷹野の妹として育てられた。
とおこが七歳になったある日、
村は邪悪な威神(いしん)の徒党に襲われる。
生き残ったのは鷹野ととおこ、そして青年・青比古の3人。
彼らは威神と対立する、亞神(あしん)の信奉者たちと出会い…――
SF大河ロマン堂々開幕!!
**************************************

電子書籍にて。
1987~1997年に『ぶ~け』で連載されていた少女漫画らしい。
タイトルすら知らない作品だったんだけど、
すごい話だった……

少女漫画らしく恋愛色は強めなんだけど、
古代日本を舞台とした和風ファンタジー……と見せかけて壮大なSF。
あとから調べたところ、「イティハーサ」とは
歴史を意味するサンスクリット語だとのこと。
作中の名称やものが自分の知る現実とつながっていくのも楽しかったし、
武闘派の女と物静かで知的な男はめちゃ好みのカップリングなので
ときめいた。
情報を整理しながら読む必要があるので
読むのにかなりエネルギーを消耗する話なんだけども。

個人的に、「妹としか思えないよ」とか言ってた男が
結局ヒロインとくっつくのは、なんか気持ち悪くて
好きじゃないので、この点でも結末はよかった。
メインキャラクターに足を引っ張るバカがおらず、
そういう点でのストレスがないのもよし。


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