金木犀、薔薇、白木蓮

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11:川上卓也 『“貧乏道”を往く』

2009-05-30 17:54:59 | 09 本の感想
川上卓也『“貧乏道”を往く』(春秋社)
★★☆☆☆

以前読んだ『貧乏真髄』がおもしろかったので
借りてきました。
『貧乏真髄』は自らの生活について語ったもので、
日記やごはんブログみたいに人の生活ぶりが
垣間見えるものが好きなわたしにとっては
おもしろかったのだけど、
これは著者の思想を全面的に押し出したもので
どちらかと言えばライトな新書系?
経済とメディアに踊らされる現代日本社会について述べ、
流行としてではないシンプルライフを推奨したもの。
途中で退屈になって斜め読みになってしまった。
経済についてもメディアについても、
いやになるほど読んでるし、特に目新しいこともなし。

「限定商品と言ったって、実際はプラスチックやビニル、
化学繊維やメッキです」
は良かったな。
最近、貨幣経済のシステムが崩壊したら……と
しょうもないことを考えていたのだけど、
買うなら金(ゴールド)か宝石だな。
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