金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

204-205:手塚治虫『火の鳥5・6 鳳凰編』

2021-07-14 12:38:35 | 21 本の感想
手塚治虫『火の鳥 5・6 鳳凰編』
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

人の世のつつましい営みをあざ笑うかのように、
権力はいつも弱者のもとから幸せを奪い去っていく……。
平城京の都を舞台に、幸福を追い求める男たちが
描いた火の鳥の夢とは!?
巨匠が描く大長編シリーズ。好評の第5弾!

*************************************

1~4巻の内容はしっかり覚えていたのに、
この鳳凰篇、ほとんど記憶にない……。
速魚のくだりだけうっすらと覚えているだけ。

橘諸兄と吉備真備、藤原仲麻呂と権力が
移り変わっていく中で、別々の道を歩みつつも
たびたび交差する我王と茜丸の人生。
良くも悪くも人は変わる、ということを
描いていたように思う。
善人だった茜丸が、芸術家として認められて
地位を上げたことで
どんどん嫌な人になっていくのが悲しい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 196-203:最近読んだ漫画 | トップ | 206:三角洋一 校訂・訳注『... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿