手塚治虫『火の鳥 5・6 鳳凰編』
★★★☆☆3.5
★★★☆☆3.5
【Amazonの内容紹介】
人の世のつつましい営みをあざ笑うかのように、
権力はいつも弱者のもとから幸せを奪い去っていく……。
平城京の都を舞台に、幸福を追い求める男たちが
描いた火の鳥の夢とは!?
巨匠が描く大長編シリーズ。好評の第5弾!
*************************************
*************************************
1~4巻の内容はしっかり覚えていたのに、
この鳳凰篇、ほとんど記憶にない……。
速魚のくだりだけうっすらと覚えているだけ。
橘諸兄と吉備真備、藤原仲麻呂と権力が
移り変わっていく中で、別々の道を歩みつつも
たびたび交差する我王と茜丸の人生。
良くも悪くも人は変わる、ということを
描いていたように思う。
善人だった茜丸が、芸術家として認められて
地位を上げたことで
どんどん嫌な人になっていくのが悲しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます