金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ『いだてん』#45

2019-12-01 20:46:10 | 大河ドラマ「いだてん」
東龍さん~~

裏委員会に入りたくても入れない、
楽しげなまーちゃんたちを窓の外から眺める彼の孤独……。
お酒持って来てるところが、また悲しい。

責任者のひとりだから、
ある程度やむを得ないところはあったとはいえ、
川嶋のまーちゃん外しに加担しちゃったもんな~。


そして、まーちゃんをオリンピックから締め出した
張本人の川嶋は、あっさり政治の世界へ戻っていってしまう。
生涯情熱をささげたオリンピックからまーちゃんは隔てられたけど、
それも、川嶋にとってはただ己の信念のために
一時行った小細工にすぎないってところがまたむごい。
ラスボスとして君臨し続けるわけでもなく、
彼の本当にささやかな「政治」のひとつが、
まーちゃんの人生と交差しただけなんだろう。
恐ろしい脚本であるよ。


今回のトピックのひとつは、「東洋の魔女」を導く大松の引退騒動。
最後の、熱血教師もの(あるいはスポ根もの)のノリは
わたしの嫌悪するものでもあるんだけども、

「青春を犠牲にした、そう言われるのがいちばん嫌いです!」

のセリフには胸打たれちゃったわ。
何が人生の優先事項かなんて人それぞれちがうのに、
よく知りもしない人間たちが勝手にジャッジして憐れんでくるのは
そりゃあ腹が立つわ。

【その他いろいろ】

・ついにまーちゃんの子どもが登場。

 まーちゃん「家族旅行でも行くよ」
 娘「行かない、行かない。行ったってどうせ楽しくないもん!」

 まーちゃんみたいな父親、年ごろの娘にとっては
 本当にうざったい、鬱陶しい存在だろうな……。

・「(本人に向かって)前から田畑さん嫌われてましたよ」
 「『俺が』『俺が』じゃないですか」
 「やることやってんじゃんねー」
 ここへ来て、失言キャラを立ててきた森西氏。

・今日は菊枝さん回でもあったな。
 まーちゃんが「菊枝さん」って言ったり
 「菊枝ちゃん」って呼んだりするのが可愛い。

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