金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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ひろしま覚え書き〈1〉

2011-05-05 19:20:19 | おでかけの記
周囲の人々の話を聞いていると、広島と長崎は修学旅行の定番らしいのだけど、
わたしは一度も行ったことなし。
以前おみやげでいただいて、ものすごくおいしかった「宮島かきの醤油」が
なくなってしまったので、旅行ついでに買いに行こう!ということで
GW前半に行ってきました。

広島までは新幹線で2時間ちょっと。意外に近いのね。
GW中だけあって、新幹線は混んでいた。
朝9時半に名古屋を出発、11:45に広島着。
食べにくいけどおいしい「コンパル」のエビフライサンドを
新幹線の中で食べていたら、お気に入りの服がタルタルソースで
汚れ、テンションが下がりまくる。
わたしもカツサンドにすればよかった……

広島は晴れていて、暑いくらい。
広島に着いてから、デジカメを忘れてきたことに気づく。
読む本2冊は一週間前から準備していたのに。

広島駅から原爆ドーム&平和記念公園までは電車とバスが出ているけれど、
歩いてでもいける距離。
広島城に寄ってから、原爆ドームへ。
GW中にしては人が少なかったと思うけれど、
一番の観光スポットなので、人だかりが出来ている。
わたしがまず思ったのは、戦争や原爆の惨禍のことではなくて、
「イメージ」について。
間近で見ているのに、そのものを見ることができないということ。
刷り込まれた象徴的なイメージがあまりにも強くて、
フィルターのように目の前を覆い、
建物そのものを見たりそこから直接何か感じたりすることができない。
帰りにもう一度見に行ったけど、結局イメージのフィルターを
とっぱらうことはできず。

広島に行ったことがあるという担当の美容師さんが、
「ごはんが食べられなくなる、と聞いていたけれど、
 『これだけの打撃を食らって、ここまで復興したんだ』と
 思うことにしました」
と行くときのアドバイスをくれた広島平和記念資料館。
ごはんが食べられなくなることはなかったけど、
なんだかうわあああと叫びだしたいような気分になった。
戦争に憧れる人って、自分が戦争によってひどいめにあうことは
想像してないんだろうな。
音声ガイドで言ってることはたいてい展示物に書いてあるので
ガイドはなくてもいいと思った。

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