金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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32:竹内真 『真夏の島の夢』

2006-02-07 14:18:43 | 06 本の感想
竹内真『真夏の島の夢』(角川春樹事務所)
★★★☆☆

既読の三冊がよかったので期待しすぎてしまった。
帯のあらすじでなんとなく「好きじゃない話だ……」と予感はしていたのだけど。
産廃をめぐる陰謀はおもしろかったのだけど、そのほかのストーリーと
キャラクター設定の必然性には疑問。
今田くんなんか何のために出てきたのかよくわからなかったし。
主人公格の真也をあまり好きになれなかった。
「今田のほうがいいじゃないか!」と超個人的な反発を感じた。
内面描写の少ない群像劇なので、映像化には向いているかも。

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