金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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67:河村恵利『室町・春の乱 紅の雨』

2021-04-03 19:26:57 | 21 本の感想
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

室町時代、後継が途絶えたため僧侶の身でありながら
神籤で選ばれてその座に就いた将軍がいた。
彼の政治は横暴を極めたがその裏には、
ある美女をめぐる三角関係と嫉妬があった…!? 
六代将軍・足利義教と有力豪族との対立、
そして世に血の雨を降らせた<嘉吉の乱>を描いた
表題作3編のほか、
読み切り作品「鳰の浮巣(におのうきす)」「忍ぶ宿」を
収録した歴史悲恋譚。 

*************************************

わたし、室町時代をいちばん知らないのでは……?と
最近になって気づいた。
「太平記」の扱うパート以外は、本当に教科書レベルで
解像度がめちゃ低いのね。

河村先生のお話は、史実や伝承をそのままでなく、
独自の味付けをして描いているのが楽しいのだけど、
ベースになっている知識がないと魅力が半減しちゃう。
もう少し室町ものを読んでみよう。

後藤又兵衛、大阪の陣のあたりの印象しかなく、
こういう経歴の人だったのか! と初めて知った。

「紅の雨」一~三話
足利義教の時代
赤松教康とその妻
一色義貫

「鳰の浮き巣」
後藤又兵衛の出奔

「忍ぶ宿」
オリジナル?
昭和 舞妓の恋

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