金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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9:秋田みやび『ぼんくら陰陽師の鬼嫁』

2021-01-20 20:51:51 | 21 本の感想
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

やむなき事情で住処をなくした野崎芹は、
生活のために通りすがりの陰陽師(!?)北御門皇臥と
契約結婚をした。
ところが皇臥はかわいい亀や虎の式神を連れているものの、
不思議な力は皆無のぼんくら陰陽師で……!?

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好みからは微妙に外れていてハマれなかったのだけど、
これはうまい。
「陰陽師」「契約結婚」と売れ線の掛け合わせだが、
陰陽師がふんわりサイキックじゃなくて、
ちゃんと陰陽思想を踏まえた事件と謎解き。
山場も作ってあるし、実はふたりは過去に……と
いうのもベタだけどよい。

ライト文芸に動物やら幼児やらが多い気がするんだけど、
好きな人が多いんだろうか。
わたしは文字でそれらが出てきてもちっとも萌えないし、
ストーリー上の必要性が感じられないと
むしろ邪魔だと思ってしまう。

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