金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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110-117:最近読んだ本

2023-05-18 10:00:02 | 23 本の感想
『とりかえばやの後宮守』
 
この世界には死穢の概念がないらしい。
 
そんな身分の男が、自らそんなところまで出向いてこないだろとか、
価値化や考え方があまりにも現代的すぎるとか、
ツッコミどころはありすぎるほどあるんだけど、好きだよ。
悪役の六花がストレートに悪役でなかなかよい。

 

真楠ヨウ『御執事様の仰せのままに』
 
『うちの執事が言うことには』という先行作品があるから、
難しいね。
あちらが特に好きというわけでもないんだけど、
どうしても見劣りしてしまう。
執事に顔以外の魅力がないことと、
BL臭が気になった。

 

川崎七音『ぼくらが死神に祈る日』
 
同級生の女の子二人はキャラも面白く、
エピソードもよかったのだけども、それだけに
メインのはずの姉に関する要素が
精彩を欠いていたのが惜しい。
中盤が楽しいだけに、
シリアスさが茶番に見えてしまうというか……
 

 
 高岡未來『黒狼王と白銀の贄姫 辺境の地で最愛を得る』
 
虐げられていた女の子が力のある男に愛されて
幸福になるシンデレラストーリー、今また流行っているなあ。
夫がわりとあっさりヒロインにめろめろになって溺愛になるのが
物足りないといえば物足りないのだけども、
定番のストーリーラインならではの強さがある。
「王」というのが設定だけで終わらず、
ちゃんと政治的な要素にも触れていたのが好印象。
 

 池田千恵『朝の余白で人生を変える』

瀧本真奈美 『自分に心地よい小さな暮らしごと』

 桜田千尋『満月珈琲店のレシピ帖 12星座とめぐる星カフェメニュー』

 ponpoco,pocohaha『65歳、より少なく軽やかなシンプルライフ』

コメント
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