『とりかえばやの後宮守』
この世界には死穢の概念がないらしい。
そんな身分の男が、自らそんなところまで出向いてこないだろとか、
価値化や考え方があまりにも現代的すぎるとか、
ツッコミどころはありすぎるほどあるんだけど、好きだよ。
悪役の六花がストレートに悪役でなかなかよい。
真楠ヨウ『御執事様の仰せのままに』
『うちの執事が言うことには』という先行作品があるから、
難しいね。
あちらが特に好きというわけでもないんだけど、
どうしても見劣りしてしまう。
執事に顔以外の魅力がないことと、
BL臭が気になった。
川崎七音『ぼくらが死神に祈る日』
同級生の女の子二人はキャラも面白く、
エピソードもよかったのだけども、それだけに
メインのはずの姉に関する要素が
精彩を欠いていたのが惜しい。
中盤が楽しいだけに、
シリアスさが茶番に見えてしまうというか……
高岡未來『黒狼王と白銀の贄姫 辺境の地で最愛を得る』
虐げられていた女の子が力のある男に愛されて
幸福になるシンデレラストーリー、今また流行っているなあ。
夫がわりとあっさりヒロインにめろめろになって溺愛になるのが
物足りないといえば物足りないのだけども、
定番のストーリーラインならではの強さがある。
「王」というのが設定だけで終わらず、
ちゃんと政治的な要素にも触れていたのが好印象。
池田千恵『朝の余白で人生を変える』
瀧本真奈美 『自分に心地よい小さな暮らしごと』
桜田千尋『満月珈琲店のレシピ帖 12星座とめぐる星カフェメニュー』
ponpoco,pocohaha『65歳、より少なく軽やかなシンプルライフ』