中島義道 『女の好きな10の言葉』(新潮社)
★★★☆☆
国内外の戯曲・小説・随筆等からの引用を交えつつ、
女性の口にする言葉とその言葉が生まれる背景について
書いたもの。
タイトルになってる「女の好きな10の言葉」は
以下の通り。
「ほんとうの愛って何?」
「私はあなたの何なの?」
「私を人間として見て!」
「あなたには私は必要なの!」
「あなたは不潔よ!」
「私に何でも言って!」
「私に心配かけないで!」
「わかんなーい!」
「かわいーい!」
「すごーい!」
まあ、内容はいつもの通り。
もともと人によって見えているものが違うので
誰もが納得する「男性論」とか「女性論」はあり得ないだろうし、
自分の見ているものと一致する点や相違点を楽しむものだと
思うので、これで怒ったりするのは筋違いというもの。
……と思えるのは、著者がおじいちゃんであることと
文章のユーモアゆえかしら。
身近な男性が「女ってさー」って語ると、
「あんたがどれだけ女を知ってるって言うのさ」
と腹が立つし。
電車で化粧する女性を妨害するエピソードはおもしろいんだけど、
身近にいたら絶対に近寄りたくない危険人物。
★★★☆☆
国内外の戯曲・小説・随筆等からの引用を交えつつ、
女性の口にする言葉とその言葉が生まれる背景について
書いたもの。
タイトルになってる「女の好きな10の言葉」は
以下の通り。
「ほんとうの愛って何?」
「私はあなたの何なの?」
「私を人間として見て!」
「あなたには私は必要なの!」
「あなたは不潔よ!」
「私に何でも言って!」
「私に心配かけないで!」
「わかんなーい!」
「かわいーい!」
「すごーい!」
まあ、内容はいつもの通り。
もともと人によって見えているものが違うので
誰もが納得する「男性論」とか「女性論」はあり得ないだろうし、
自分の見ているものと一致する点や相違点を楽しむものだと
思うので、これで怒ったりするのは筋違いというもの。
……と思えるのは、著者がおじいちゃんであることと
文章のユーモアゆえかしら。
身近な男性が「女ってさー」って語ると、
「あんたがどれだけ女を知ってるって言うのさ」
と腹が立つし。
電車で化粧する女性を妨害するエピソードはおもしろいんだけど、
身近にいたら絶対に近寄りたくない危険人物。