金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

87:ジャン=ルイ・ガイユマン 『ダリ ― シュルレアリスムを超えて』

2008-09-08 22:38:04 | 08 本の感想
ジャン=ルイ・ガイユマン『ダリ ― シュルレアリスムを超えて』(「知の再発見」双書)
★★★★☆

ダリを好き、と公言する人が身近にいたら、わたしはきっと
その人とは構えて付き合うようになるだろう……ってくらい、
ダリの絵画のスカトロジーや血や露骨な性器の表現が苦手です。

でも彼の人生っておもしろいんだな。
今までダリについての本は何冊か読んだけれど、
初めて知ったこともあっておもしろく読めました。
そしてダリは美形だ。
若いころの写真がハンサムすぎる!
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86:富山秀男 『岸田劉生』

2008-09-08 11:49:09 | 08 本の感想
富山秀男『岸田劉生』 (岩波新書)
★★★★☆

作品の変遷をからめながら、画家・岸田劉生の人生と
人物像を追った一冊。
岸田劉生についてほとんど知らなかったせいか、
新鮮でおもしろく読めました。
芸術家の人生はおもしろい。

かの有名な「麗子像」、わたしにはグロテスクにしか思えず、
中学生のころ、きらいな男子に「麗子」いう渾名をつけて
呼んでいましたわ。
「麗子五歳之像」はちょっと可愛い(?)。
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