池波正太郎『鬼平犯科帳〈19〉』(文春文庫)
★★★☆☆
「妙義の團右衛門」では、密偵・馬蕗の利平治が
悲しい最期をとげ、なんとも後味が悪い。
しかし、平蔵に呼ばれ酒の相手をしている沢田に
忠吾が嫉妬し、どさくさにまぎれて
「あいつ、飯の御相手までも……」
などとあいつ呼ばわりしていたのに笑う。
逃げた先妻と、後妻の間で揺れる浪人・藤田の悩みが
意外にも捕り物につながっていく「逃げた妻」と
「雪の果て」は続き物。
後妻にしてみればたまったもんじゃないですね。
★★★☆☆
「妙義の團右衛門」では、密偵・馬蕗の利平治が
悲しい最期をとげ、なんとも後味が悪い。
しかし、平蔵に呼ばれ酒の相手をしている沢田に
忠吾が嫉妬し、どさくさにまぎれて
「あいつ、飯の御相手までも……」
などとあいつ呼ばわりしていたのに笑う。
逃げた先妻と、後妻の間で揺れる浪人・藤田の悩みが
意外にも捕り物につながっていく「逃げた妻」と
「雪の果て」は続き物。
後妻にしてみればたまったもんじゃないですね。