金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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48:宮城谷昌光 『孟嘗君〈1〉』

2006-02-21 13:14:42 | 06 本の感想
宮城谷昌光『孟嘗君〈1〉』(講談社文庫)
★★★★★

な、なんてかっこいいのだ……!!

主人公の孟嘗君はいまだ赤ん坊で、いるんだかいないんだか。
養父風洪が主役の一巻なのですが、彼のかっこよさにめろめろ
太公望もよかったけど、こちらの男ぶりの方にしびれます。
学者の公孫鞅との対比もおもしろいですね。
あとは、女性が「お人形さん」じゃないのがよかった。
宮城谷作品では、なぜか主人公と結ばれる女性を好きになれない傾向があって、
今回もそれはあいかわらずなのだけど(作者と好みが合わないのだろうか……)、
風麗やビン林(字が出ない!)のキャラクターは生き生きしてて良いと思いました。
全五巻ですが、おもしろいのでどんどん読めそうな予感。

コメント
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