酒井順子『枕草子REMIX』(新潮社)
★★★★☆
清少納言か紫式部かといえば、わたしは清少納言派。
かの有名な橋本治『桃尻語訳枕草子』は、解説が丁寧だったし
全体をカバーしているのがよかったのだけど、
困ったことに肝心の〈桃尻語〉が理解できなかったため、
高校生にすすめるのにも一抹の不安を感じたものでした。
その点、この本は古典に興味を持つ「とっかかり」としては
わかりやすく、楽しく読めておすすめ。
取り扱われているのは一部だけだし、解釈はかなり個人的なものの、
宮中での生活を女子校にたとえてみたり、
清少納言を「皇室フリーク」と表現してみたり、
女性ならではの視点、〈今だったらこんな感じ?〉例がおもしろい。
枕草子の内容をすでに知っている人にもおすすめ。
★★★★☆
清少納言か紫式部かといえば、わたしは清少納言派。
かの有名な橋本治『桃尻語訳枕草子』は、解説が丁寧だったし
全体をカバーしているのがよかったのだけど、
困ったことに肝心の〈桃尻語〉が理解できなかったため、
高校生にすすめるのにも一抹の不安を感じたものでした。
その点、この本は古典に興味を持つ「とっかかり」としては
わかりやすく、楽しく読めておすすめ。
取り扱われているのは一部だけだし、解釈はかなり個人的なものの、
宮中での生活を女子校にたとえてみたり、
清少納言を「皇室フリーク」と表現してみたり、
女性ならではの視点、〈今だったらこんな感じ?〉例がおもしろい。
枕草子の内容をすでに知っている人にもおすすめ。