九州バイク漫遊記(ブログ版)

愛車TRX850で九州のいろんな場所をツーリング。

バイクのランニングコストって

2007年07月01日 | 整備
突然ですが、バイクの維持費は結構かかるもんです。

車と違って、エンジンや足回りが小さくて露出しているバイクは
結構デリケートです。その上、外装もきれいにしていなければならない。

私の場合、草レースをやっていたので、整備はエンジンを降ろすこと以外、
自分でやっちゃいますし、部品代も新品、中古をうまく使い分けていますので、
すごく安く済んでいますが、一般の人はそうはいかないと思います。

オイル交換レベルから、お店任せとなると、相当な金額がかかっている
んでしょうね。

フロントサスのオーバーホールが1本2万円、リアが3万円などなど
ちょっと整備するとすぐ10万~20万飛んじゃいます。

そう考えると、やはりバイクを持つということは、結構贅沢なことなのかも
しれません。

なぜそんなことを書き込んだかといえば、バイクを楽しむ人は、事情が
色々あるということです。
今日はあえて、お金がない人のためへのお話です。
湯水のようにバイクに投資できる方は関係ないですから、読まないでください(笑)

特にTRXの場合、不人気車ということもあり(苦笑)中古相場は
他のバイクに比べればリーズナブルです。
でも、整備費用は同じなんですよね。リプレイスパーツも同じ価格ですし…

だから、安直にお手軽バイクと思って購入すると、結局整備代にその倍
かかるということもあるわけです。年間維持費も他のバイクと同じです。

そのとき、もし既に予算がほとんどなかったら…お手上げなんでしょうか?

いやいや、整備にもポイントがありますから、段階的にやればいいだけです。
全てベスト状態に持っていくのは不可能ですから、致命傷な部分から
整備してください。

例えばサス周り、購入時は必ずオイルシールの痛みを確認してください。
オイルしみがなくて、走行距離が1~2万km程度なら、サスのオーバー
ホールは後回しでもOKです。次の車検の際ついでに行えばいいんです。

その代わり、フォークオイルの交換とリンクの清掃だけはやっておきましょう。
フォークオイルを替えるだけでもかなりイイ状態に戻ります。
これは、オーバーホールの半額以下でOKです。

エンジン周りは購入時にプラグ、プラグケーブル、エアクリーナーだけは
整備しておくことです。
あと、ラジエタークーラントの鮮度は確認しておくことです。

結構知られているところ、タイヤの減り具合、転倒暦や、チェーンの減りなど、後々お金がかかる部分は、当然購入前にあらかじめつぶしておくことが大切です。

とにかく、完璧な整備ができるなら申し分ないんですが、そうとは限らない
人にも、バイクを楽しむ権利はあります。
限られた予算の中でベストパフォーマンスを出してくださいね。