九州バイク漫遊記(ブログ版)

愛車TRX850で九州のいろんな場所をツーリング。

お年寄りですから

2016年05月29日 | 整備

もうすぐ九州は梅雨が始まります。

今週末はキャンプに行く予定なので、バイクに乗るのはしばらくお預けということで、

梅雨の合間を使ってTRXのオーバーホールを行います。

TRXもだいぶ部品を入れ替えてきましたが、それでもフレームなんかは

20歳を過ぎてかなり疲れてきています。

錆びも出てきていますんで、いつものリンク周りのオーバーホールに加えて

部品交換なんかを進めていこうと思ってます。

まずは、

ドライブスプロケのオイルシールを交換。

いやあ、最初はやり方がわからず大苦戦。最終的には無事交換できましたが、ここは2度とやりたくないなあ。

バイクは外装を取り去って、いつでもOKの状態。

ラジエター。こいつはオリジナルのまま20年間風雪に耐えてきましたが、さすがに交換です。

フレームには歴史が刻まれています

こいつはやばいです。早急に交換ですね


島根弾丸になっちゃったツーリング

2016年05月09日 | ツーリング・旅

どーもです。GW終わっちゃいましたね。

今年の九州は熊本地震の影響で思い切ったツーリングというのはできなかったんですが、

それでも、熊本・大分を中心に旅をしてきました。被害がひどいところはさすがに行けませんでしたが

それ以外のところは、観光客が減ったせいで行かないと逆に失礼なくらいでした。

竹田や内牧、長湯など楽しんできました。

 

で、最後の3連休(土・日・月)は久しぶりにロングツーリングをしようということで

南九州か山陰を目指すことにしたんですが、ここのところ鹿児島は結構行ってたんで

今回は久しぶりにバイクで島根を目指すことにしました。

ただ、予報では月曜日には雨になるということで、一泊二日のツーリングとなりそうです。

 

早朝出発の予定でしたが、前日の雨が残っていたんで(ここで既に計算違いです)

9時半に出発。糸田辺りで晴れてきました。

今回はツーリングバックを新規購入。いやあいっぱい入るし、使い勝手がいいです。

パッキングがすっきりしたんでご機嫌です。

で、とりあえず関門海峡を越えて、いつもの場所になりますが

ブルーラインで昼食です。

毎度おなじみ、うに丼をいただきます

大好きですウニ丼。ここのウニは粒が立派で、いかにもウニを食べてる感があります。もちろん旨いです。

で、191号線をひたすら走ります。

さらに無料区間の高速を駆使して、

 

目的地が見えてきました。

今回の目的地島根県太田市にある、三瓶山です。

ここのキャンプ場を拠点にして、縦走トレッキングと時間があれば出雲大社にお参り、そして温泉三昧を目論んだんですが、

到着して、念のため天気予報を見ると・・・

えー。自宅辺りは明日の夕方には雨になるとの予報(泣)

ここは悩みどころです。島根を満喫したいんだけど、雨の中バイクを走らせるのはいやだし・・・

とりあえず、早朝から登山はすることにしました。

 

で、朝から登山を始めることに

翌朝、6:30にスタート

三瓶山姫逃池コースから登山開始

まずは階段を上っていきます。

途中、こんなすごい樫の木の瘤を見つけたり

シダがきれいなんですよね、とにかく緑がきれいです。

頂上が近くなって青空が近くなってきました。

頂上到着。1時間かからずに1座目の男三瓶山頂に到着しました。

360度絶景眺望です。北側には日本海。東側には大山が見えます。ちょっと黄砂でかすんでますがきれいですね。

人は早朝なんで1人しかいませんでした。絶景独り占め状態です(笑)

さあ、そのまま縦走しますよ

三瓶山は男三瓶山が最高峰1126mで、女三瓶山、子三瓶山、孫三瓶山とピークが連なります。

中央部分は火口でぐるりと山が囲んでいるようなイメージを想像してみてもらえばいいと思います。

本当は全山縦走したかったんですが、夕方までに自宅に帰りたいんで、今回は泣く泣く女三瓶山までの縦走です。

何か熊本のラピュタの道みたいです。ラピュタの道はバイクで行く道ですが(今は崩壊してしまってますが)

こちらは歩いて行ける道です。

ただ、油断は禁物です。道幅は狭いところで50cm程度、両側が切り立った崖ですから、落ちたら死ねます。

こんな急坂もあるけど

絶景はたまんないです、男三瓶山に子三瓶山

子三瓶山に孫三瓶山です。

無事、女三瓶山に到着

絶景をバックにZポーズで締めです。

この後、下山はトレランペースでガッツリ走って

9:00過ぎにはキャンプ場に戻ってきました。

オートキャンプ場は結構盛況ですが、一般サイトはほとんど人がいません。

オートキャンプは流行っていますが、フリーサイトも安くて楽しいんですよね。

 

で、11:00前にキャンプ場を出発。

残念ながらこの後の写真はありません。理由は雨の降りだす前に自宅に戻りたかったからです。

帰りは9号線を使ったんですが、いやはやいい。この道はよござんした(笑)

途中下関のみちしおで貝汁定食を堪能したあと

下関からはやむをえず高速を使用しました。家に着くと同時に雨が降り出しました。

いやはや、ほんとに間一髪。ぎりぎりセーフでした。

 

教訓・・・二泊三日はやっぱり車かも・・・

次回は必ずリベンジします。

 

 


阿蘇・九重に行ってきました

2016年05月03日 | ツーリング・旅

熊本地震から2週間以上が経ちました。

今だ震源に近い場所は、避難や復旧活動が続いていますが、

比較的被害が軽かった地域は復興に向けての経済活動が始まっています。

そうはいっても、熊本・大分は余震が続いていますので、

GWの前半は観光客が2割程度しか来ていない状況だと聞きました。

そこで、阿蘇神社のことも気になっていたので、日帰りで実際に行ってみました。

 

5月2日(月)朝8:30に出発。いつものとおり日田を経由して

ファームロードに入ります。

小国方面は国道212号がまだがけ崩れで通行止めが続いている状態で

ファームロードが幹線のような形になっています。

いつもより少しだけ通行量が増えたファームロードを様子見しながらのんびり小国方面に向かいます。

バイクは平日ということもあり、少なめです。

亀石峠で一休み。

いつもと変わらないのんびりした風景です。

ファームロードは黒川に行くまで道が痛んでたり、がけ崩れが発生している場所は

ありませんでした。いつも通りの道です。

三愛レストハウスで休憩しましたが、車がほとんどいません。

通常、この時期は駐車場が車やバイクであふれていても不思議でないんですが

九州ナンバーの車両が少ない。かえって本土ナンバーの車が目立ちます。

いつものとうもろこし屋さんは昨日から開店。安心しました。

自宅は阿蘇市だそうですが、被害もなかったそうで、おいしいとうもろこしを食べることができました。

 

ミルクロードを抜けて大観峰から、阿蘇五岳をながめます。

とうもろこし屋さんで一番東にある根子岳の形が変わったことが話題になったんで確かめてみます。

確かに、鼻の部分の形が変わっています。

アップすると、結構崩れていて、本来とんがっていた鼻が鷲鼻になってしまってます。

その他の場所も注意してみると結構崩れています。

もともと登山するには結構危険な山だっただけに、私は決して登らないでしょうね。

 

外輪山から下りれるのは大観峰からだけなので、ここから内牧に下りていきます。

いまきん食堂に久しぶり寄ってみました。

前回立ち寄ったのは2012年ですから、4年ぶりになります。

いまきん食堂は当時から、人気店で行列ができる店で、

マイケルジャクソンも食べに来たとか来ないとか?というお店ですが、

去年でしたか、全国ネットで

ペレさん(とん〇るずの木梨〇武)ご一行が遊びに来てからは

特に行列がすごすぎて

休日に立ち寄ることができなくなってしまいました。

 

もともと阿蘇で一番大好きな店ですから、先週から再開したということを聞いてまずはここです。

 

久しぶりの赤牛丼。もちろん大盛り。

お客は普通に2階まで満席でした。ただ話を小耳にはさんでみると

観光客以外に、復興業務の昼休みに食べに来た方とか、昨日まで家の片づけをしていて落ち着いたので食べにきたとか、

地震に関係したお客さんもいました。

というか、絶対的に観光客が少ないです。

 

私の座った席はカウンターだったので、

目の前にはマイケルジャクソン(本物?)と、

横の壁にはペレのサインが書き込まれていました。

 

店を出ると、役場が近いんですが、まだ避難している人などがいます。

よく見ると、内牧周辺の外輪山はすごく崩れていて、ラピュタの道あたりはかなりひどい状態です。

4年前の阿蘇大水害の時もここあたりは被害がひどかったんですが、規模としては同じくらいです。

(さっきGoogle マップを見てみたら、地震後の衛星写真に更新されている!!)

内牧のはずれ(農村公園あぴか)は阿蘇方面の自衛隊の拠点になっているようで

たくさんのトラックが停まっています。

少し落ち着いたのかもしれませんが、まだ復旧活動のためにトラックが出かけていました。

そして、一番行きたかった阿蘇神社へ。

既に紹介されているとおり、楼門と拝殿が壊れてしまってます。

ただ、阿蘇神社の周りの建物には被害がほとんどなくて、湧水もこの辺りは普通に湧き出ています。

阿蘇神社がすべての被害を受けとめたといえるくらいでした。

早速、復興の手助けができればと、建て直しのための義援金を納めてきましたが、

お賽銭箱の中とか、義援金を納める方が絶えないなど、ここに来た皆さんの気持ちは一緒だと思いました。

 

最後に、再度大観峰に登りやまなみハイウエイを通り、牧ノ戸峠へ、

登山客はいましたが、少ないです。売店は開いていたんでミルクソフトを堪能。

そのまま長者原へ・・・

片側通行となっていますが、従来の工事個所なので全く問題ないです。

この景色はいつみても最高です!!新緑がきれいです。

 

皆さん、被害の少ない九重・阿蘇方面にはぜひ遊びに行きましょう!!

熊本市南部~南阿蘇地域は断層帯の真上にあるため、なかなか復旧もままならないですが

その他の場所は、本震の時にはインフラも停まりましたが、既にかなり復旧しています。

経済活動行わずして復興はないです。

皆が笑顔で観光をすれば、地元の方も元気になります。

ぜひGWの後半は行ってみてください。

 

そして、阿蘇大橋や豊肥本線、南阿蘇鉄道・・・白川水源も・・・

何とかして元に戻ってほしいです。

息子が小学生の時に行った南阿蘇鉄道から見た阿蘇大橋。(一番奥の赤い橋です)

今、この辺りは完全に崩れてしまっていますが、いつか復活してほしいです。