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《 リアル ラグビー ルポ 》 開幕まで、あと1か月足らずの、「ラグビーW杯 2019日本大会」。盛り上がり無く、観客も、昨年より激減。高額チケット売れず。超赤字、必至!確実惨状ルポ

2019-08-23 10:35:05 | ラグビーフットボール

 

 しばらく、黙って、冷静に、見詰め続けていた。

 ついに、9月20日に迫った、「ラグビー ワールドカップ 2019日本大会」に向けた、動向と、実態を。

 ハッキリ、先に書いておこう。

 この大会。

 観客数は、机上の計算と、期待を大きく下回り、とんでもない、大どころか、超の付く赤字になります。

 その責任、一体、誰が負うんだろうか?

 「ひげ森」こと、森重隆が、日本ラグビーフットボール協会の、新会長に決まりかけている段階で記事化したが、赤字は、彼の力量をもってしても、もはや、歯止めは効かないし、いまさら、マスコミが、ここに来て、お馬鹿なタレント起用して、神輿担いで、騒ぎ、はやしたてているが、無駄なことだ。

 今日も、日本代表は、北海道の網走で、合宿を重ね、堀川が監督を務めている、ヤマハと、スクラムを中心に、合同練習。

 あと、一週間後の、8月29日、午後2時。

 練習に参加している、41人から、10人を、削り落とした、31人が、発表される。

 ラグビーを知らぬ者だけでなく、傍目で観続けた者にとっても、帰化したガイジンが主体の「日本代表」の編成となり、カタカナ名が、半分近く並び、国民からすれば、違和感が消え去らない「日本人」となるはず。 

 とはいえ、福岡堅樹や、松島幸太朗ら、巨額を差し上げた結果となった、「サンウルブズ」名義での、スーパーラグビー参入での、活躍は、意味があった。

 だが、もう、目的は達したし、助っ人ガイジンたちに、高額な「ファイトマネー」を差し上げる必要性は、まったく、意味がない。切られて良かった。撤退して、正解。

 当初の目的は、達したし。

 どうせ、再び、6村意識むき出しで、閑古鳥、スタジアムで、鳴くだけなんだから。

 個々の能力は、上がった。 総合力も、いくぶん、上がった。 

 だが、ラグビーもやってるタレント、五郎丸歩(ごろうまる あゆむ)が、観客どころか、身内からも、あざけ笑われた、強気珍言。

 「日本代表は、2019年ワールドカップ 日本大会で、必ず、優勝出来ます」などとということは、まず、あり得ない。

 ベスト8も、難しいであろう。

 いくら、2015年ワールドカップで、南アフリカに、紙一重で、辛勝。結果、競り勝ったとはいえ、そうそう、奇跡は、転がっちゃあいない。

 ちなみに、五郎丸の、選手としての、「厳状」を書き添えて置く。

 サンウルブズに参加出来る力量と、実力は、もはや、とうに無い。

 所属している、ヤマハにおいては、

 この6月から、7月にかけて、、ワールドカップの開催が有るため、試合数も少ない「トップリーグ カップ戦」5試合のうち、前半3試合は、欠場。

 後半2試合に出て、途中交代もしながら、地元、ヤマハスタジアムなどで、一応の健在ぶりこそ示したものの、4年前のチカラは、すでに観られなかった。

 もちろん、日本代表の大枠にも、選ばれていないままだ。

 とはいえ、あの「ポーズ」人気で、ディナーショーまで、高級ホテルで開催するなど、高給を手にし、その総額たるや、3億円。

 日本で一番、ラグビー選手時代に稼いだ人間となった。

 その、突然浮上した、にわか、ラグビー人気を、なんとか、維持、継続させる作戦をせず。

 このチャンスを見逃し、ボーッとしてただけ。

 当時の「協会幹部」や「広報」は、な~んにも、手をこまねいて、せず。

 やった事と言えば、翌2016年のトップリーグ、開幕戦は、完売です、などと言う、デタラメを告知。

 ところが、試合会場は、どこもかしこも、空席あり。当時、キッチリ、記事化した。

 無能無策が、一挙にばれてしまい、国民からの信用性が無くなり、一気に、にわか人気は、しぼんだ。

 それでなくとも、日本最高峰の実力ある、社会人企業所有チームが、日本一を競い合う「トップリーグ」の、1試合平均の観客動員数が、減り続けていたのに、その弾みを、さらに、当の協会が、つけた愚かさ。

 平成25年度の報告。

 98試合やって、総観客数、36万2067人。1試合平均、わずか、3694人。

 翌年、26年度。121試合もやって、36万5491人。1試合平均、3019人に減った。

 その流れは、今も、止められていない。

 試合内容、選手の動き、実力は、年々、上昇しているのに、だ・・・・。

 なぜ、観客数に、こだわるか?って

 ワールドカップ。決勝戦まで、日本各地で、全48試合も行なわれる。

 チケット代は、観る気もそぐ、バカ高さ。

 CSで、全試合、放送するというのに・・・・・。

 日本どころか、世界中にいる・・・・と、吹聴されている、ラグビーファンは、当たり前のことながら、一番、価格帯の安いチケットに申込み、集中。 それらは、ほぼ・・・完売。

 だが、その上、以上が、殆んど、売れていない。

 日本代表戦からみですらだ。

 48試合。1試合平均、最低、2万5000人入らなければ、赤字興業になる。

 ワールドカップへの、協賛企業は、増えた、増えた。その総収入は、1円、1ドル残らず、世界規模の統括団体、「ワールドラグビー」に、持っていかれた。そ~ゆ~システム、仕組み。

 試合会場施設は、バカ高いゼニ注ぎ込んで、造ってしまった。

 その後の、維持費、使用収入の予測も、何ら、考えずに、愚か者達が、幻の夢だけ見て。

 ところが、先に「吹聴されている」と書いたが、

世界的ラグビー人気を、支えていたはずの、「スーパーラグビー」の、観客数が、2016年から、目も当てられないほど、減り続け、今や、空席7割が、フツーに。

  ( CS放送 Jスポーツより画像。以下、4点、同様 )

 わずかに、国別対抗戦に、客が、そこそこ入っているのが、ワールドカップに向けて、か細い、頼みの綱というより、糸。

 コレは、この8月17日に行なわれたばかりの、ニュージーランド 対 オーストラリアという、世界のトップクラスを競う、試合。

 降りしきる雨のなかでの試合であった・・・・・とはいえ、一見して分かるように、7割の客の入り。

 そして、・・・・・・迎えてしまう、ワールドカップ、日本大会。

 いまさら、よその国でやってくれませんか?とは・・・・言えないよなあ・・・・・。

 その一方で、我がニッポン、ちゃちゃちゃも、観客数の激減に歯止めが、掛かっていない。

 昨年の、この時期。

 8月から9月にかけての、トップリーグの観客数いずれも、週末、好天に恵まれた。

 キャノン 対 東芝。9471人。

 ヤマハ 対 コカコーラ。1万9023人。

 トヨタ 対 サントリー。3万1332人。

 むろん、2400人や、3100人しか来ない試合も会った。

 だが、1年後の今。ワールドカップ、開幕迫る今。

 「トップリーグカップ、2019年 プレーオフ」と題した、準決勝。いやしくも、準決勝。

 世界大会に向けて、盛り上がっている・・・・はずなのに・・・・・

 8月4日(日)、横浜の会場で、クボタ 対 東芝。4738人。

 同日、別会場。サントリー 対 神戸製鋼。4581人。

 そして、この8月10日、決勝。日本一、決定戦。

 大阪の花園ラグビー場。改装なった、マンモススタジアム。

  神戸製鋼 対 クボタ。わずか・・・・4890人。

 大学ラグビーなどは、カアカア閑古鳥が、鳴いている惨状。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 それだけではない。

 当の、日本代表の試合。 

 7月27日、3・11からの、復興記念と銘打って、岩手県釜石市で行われた、対 フィジー戦。

 最低でも、2万人。あわよくば、2万5000人と、夢見て、もくろんだ、地元団体。

 だが、料金も高いうえ、盛り上がりが、県全体も、釜石市全体も、実態は、皆無。

 売れ行き悪く、6月に入って、枚数、無制限で、県民や市民に向けて、料金非公開の、激安、バッタ売り作戦に、なりふり構わず、打って出た。 

  で・・・・・1万6000人の皮算用に対し、1万3135人。とはいえ、これ、「公表、公称人数」。

 次いで、8月3日。対 トンガ戦を、花園ラグビー場で、敢行。

 公称、あくまで、公称で、2万940人、

 それでも、いざ、ワールドカップでは、最低、2万5000人入らないと赤字。 だから、このトンガ戦、確実に、ふくらました公称でも、赤字。

  さらに、この8月10日。フィジーに遠征して行なった、対 アメリカ戦。

 観るも、無惨。

  ガ~ラガラの、ガ~ラガラ。

 CS放送で観た方は、この表現お分かりになるはず。

 この後、ラグビーの街を、表向き、標榜している、埼玉県熊谷市の、改装してしまった、スタジアムで、9月6日。

 南アフリカ代表を迎え、開幕2週間前の、ラスト、マッチを行なう。

 駅から遠く、不便極まりない、車でないと行きにくいところ。 

 出場国の、直前合宿練習地ですら、まったく、地元民は、盛り上がっていないうえ、非協力。

 テレビ画面では、やっと、その為にかき集めた、仕込みの人たちが、ひととき騒いで、パッと、散ることが、今後、繰り返される。

   いつだって、日本代表は、非公開練習が、大半。

  3月、千葉県浦安の練習会場でも、細かく、しつこいほどに制限。

  ろくに、まともに見せないでおいて、高いチケット買って、観に来いよな、に誘われて観に行くほど、日本のラグビーファンは、馬鹿じゃない。

 練習を終えて、送迎バスに乗り込む前、

 福岡堅樹や、

  性格のとても良い、右奥の稲垣啓太や、左の山田章仁などらは、サインや、写真撮影に、笑顔で応じた。

 だが、すでに、時、遅し。

 観に来た150人足らずも、会場には行きませんの声、圧倒的。

 安いチケット購入出来たファン、2人だけだった・・・・・。

 超赤字、間違いなし。

 自業自得の産物と、今から、断言しておく。

 誰が、その責任とるんだ?

 いまだかって、ただの1人も、責任とって、辞任したことのない「狂怪」が。 

 「もし、赤字になった場合を考え、政府保証を取り付けました」と言っていた、森喜朗は、名誉会長職から、身を引いてしまって・・・・あらららあ・・・・・。 

 実は、実話、

 大会終了まで、命が持つか、危ぶまれているんですが・・・・。

 


《 リアル ラグビー ルポ 》 酔って寝てて、車にホントにひかれた、東芝の浅尾拓真選手。10月6日(土)。敵地でのヤマハ戦には・・・・。日本ラグビー協会の愚かさが、客足激減させても、全選手は奮闘

2018-10-07 23:48:40 | ラグビーフットボール

  《 2018・10・6 掲載記事 》

 このように、ホントに、車に、ほぼ全身がひかれていた、浅尾拓真。

 これでいて、「軽傷」、かすり傷で済んだというのに・・・・・、ただもう、絶句!

 去る、9月22日の深夜、東京都府中市府中町の繁華街。

 その日の夕方。秩父宮ラグビー場で行われた試合で、コカコーラに、29-14とダブルスコアで勝ち、祝杯を挙げたあと、したたかに酔って、一足早く店を出た、東芝ブレイブルーパスの社員選手の彼が、つい・・・つい・・・・車道に駐車中の車の前の路上で、グースカ、寝入ってしまった。

 時計は、すでに翌日の午前2時半。連休のさなか。

 明日は、勤務先の府中工場も休みだ。安心して、飲みふけっていたあとの、こと。

 その車の、運転手が来て、まさか、車の前に人が立っているのなら、ライトで見えるが、巨体であっても寝ていれば、気付かぬのも、もっともなハナシ。

 で、エンジン掛けて、走りだしたとたん。何かに乗り上げた感触。

 ドアを開けてみると…・人間が、まっすぐ下で、寝て、苦しげに、腕を上げていた。

 そこに、店を出てきた、リーチ・マイケルら数人が、すぐ、まさに、チカラを合わせて、せ~の!で、1・5トンもの重量のある車体を持ち上げ、浅尾拓真の巨体を引きづり出した・・・・・。

 ニュースにもなったので、まだ、記憶している人も、多いだろう。

 社員が、かすり傷を負ったが、東芝と言う企業の持つ、体質。

 ひたすら、公的に世間に謝罪。

 当の浅尾拓真は、入院もせず。

 しかし、選手活動自粛を命じられ、24日から参加する予定でいた、日本代表の短期合宿には参加させぬ、対外的処分。

 この浅尾。

 自チームのスクラム一列目の、メインメンバーだけでなく、日本代表はおろか、「スーパー ラグビー」入りしている

  このように、「サンウルブズ」のレギュラー入りも、していて、来年、日本で開催される、「ラグビー ワールドカップ 2019 日本大会」には、是非とも必要不可欠な選手。

 そのため、日本代表ヘッド・コーチからは、御とがめなし。

 11月3日、味の素スタジアムで行われる、対 ニュージーランド戦の、メンバー枠には、入れることになった。 この試合。来年の世界規模大会の、ワールドカップ 日本大会を見越してか、入場料金は、高め。 

 2万6000円から、最安でも、8000円。 はたして・・・・・どの位、客席が、負ける試合と知りつつ、埋まるであろうか・・・・・。

 というのも、すでに、トップリーグの、ガラガラ客席振りは、バカバカしいまでの選手強制コント演技させての、コマーシャルぶりが、見事に反映。

 コマーシャルを見たことの無い読者には、このバカバカしさを見て戴こう。

    

    

    

   

 もっとナマで、動画で、どれだけ愚かか、友達、1人も連れていきたくないし、自分も観に行く気持ち無くなった、と感じさせる動画を、怖いもの見たさで見て見たい方。

 くだらぬコントをやらされて、嫌いやながらセリフ、言わされている、疑問一杯の表情を浮かべた、ラガーマンの姿、

 「ラグビー トップリーグの、逆襲」

 そう打ち込んで、動画を見ると、間違いなく失笑し、あきれ果てます。関心のある方、どうぞ。

 その結果、浅尾が活躍した、コカコーラ戦。

  この空席振り。

 そして、本日、10月6日。

  危惧された、浅尾拓真。 元気に、先発出場しました。

 会場は、相手チーム、ヤマハの拠点、ヤマハ・スタジアム。もう、完全、アウエー。

 1万5165人入る客席に、その3分の一、5755人だけ。

 天候、快晴。先日までの、静岡県を襲った豪雨が、ウソのように晴れあがった。

 なのに・・・・。選手たちは、頑張っているのに、協会が「、狂怪」ではねえ・・・・・。

 ヤマハ、と言えば、海外で失速、失脚。出戻りの五郎丸歩の今のチカラは、にわか人気が沸いた3年前の、せいぜい50パーセントというところ。上がり目は、無い。

 結果、浅尾と違い、日本代表にも、サンウルブズのメンバー枠にも、出戻っても、選抜もされず、入れないまま。

 ヤマハ。トップリーグのチームを所有している大企業の社員に向けて、チームの会員に成って、年間1000円を払えば、このヤマハ・スタジアムでの試合は。当日2000円の自由席、全試合無料チケットくれるし、

 試合のたびに社員証を提示して、500円を出せば、自由席で観戦出来る。

 第1戦こそ、豊田市まで、バス動員、積極的にし掛けた結果、多く入ったが・・・・・。

 先の浅尾。さすがに、精神的に、ダメージを受けたか、一回りやせて見えた。、

 後半は、交代させられたが、良いスクラムを組んでいたものの、ヤマハに、常に押しまくられている始末。

  チームとして、ボール出しのテンポも、展開も悪く、常にヤマハがリード。

 結果、7-27で負けた。

 試合後、浅尾拓真は、今回のコトも含め、取材を初めて受け、クチを開いた。

 「励ましの言葉といいますか、叱咤激励といいますか、ナニ、やってんだ!という、厳しい意見とか、やさしい言葉とか、掛けていただいて、すごく助かりました」

 また、そんなことがあったにも関わらず、日本代表チームのフォワード枠(プロップ)に選ばれたことに、対しては、

 「しっかり、選んでいただいたことに、ホントに、心から感謝して、自分が、日本代表のジャージを着て、試合に出られたあかつきには、しっかり、感謝の気持ちと、責任を背負って、戦って行きたいと、思っています」

 終始、神妙な面持ちで、語った。

 チーム全員、大型バスで、府中に帰還。

 勝ったとはいえ、今夜は、酒を呑む気には、さすがに、ならないであろう。

 チーム自体、5戦終えて、2勝3敗と、苦境に陥っている。

 にしても、浅尾。屈強!

  一方で、このように、スポーツ格闘技マンとしては、わずか

  8針、頭部を縫っただけの、全治10日足らずのケガで、

 一生治らぬケガを負ったと、1年後に成って叫び出し、2413万5256円欲しい、くれ!と言い出した、モンゴル人守銭奴がいる。 

 そう。秋巡業にも、部屋の稽古にも参加せず、遊んでる、ゼニゲバ貴ノ岩。

 先の「今シーズンは、とにかく必死」と叫ぶ、トップリーグのコマーシャル以上に、驚いたのは、手に出来る可能性はまったく分からないのに、勝たなきゃもらえないはずの900万円以上の、懸賞金まで、その中にもぐり込ませたこと。

 取らぬ狸の皮算用。

 いやはや・・・・・

 にしても、ラグビー協会の愚作連発のため、来年のワールドカップの、何十億円もの赤字興業が、今から見えてきて、怖い。

 選手だけ「必死」にさせておいて、赤字「必至」に、1年後、間違いなく、変わる。

 現在、スポンサーの数、17企業。

 ソレを倍近くに増やして、

 世界的組織団体である、ワールドラグビーに、「ワールドカップ 2019 日本大会」」開催に当たっての、「大会保証金」、日本円に直して185億円。

 それに、さらに、負担金、36億円を、大会前に、支払わなければならない。

 どうするつもりなんだろう・・・・・・・・、

 

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 《 2018・10・7 追記 》

 この週末、土日。

 全国各地で、トップリーグの試合、激闘と言い換えて良い、好試合が展開された。

 だが、友達、ひとりも連れて来ないどころか、それまで観に行っていたファンまでもが、来なくなっていた。

 毎年。節操無く、コロコロ、コロコロと、変える、試合リーグ戦システム。

 今期は、赤、白。紅白だ。

 観客実数。

 3414人。1803人。1305人。3585人。2034人。そして・・・・4969人。

 結局、浅尾が出た、東芝の試合が、一番、入ったことになる。

 スーパーラグビーの、年々、客の入りの寂しさ急速度は、目を覆うほどだ。

 だが、唯一。

 国別対抗の、それも、ニュージーランド、南アメリカ、オーストラリア、など、人気根強い、強豪国絡みの試合だけは、客が、詰め掛ける。

 だから、来年。それら・・・・・だけは、客、入るだろう。

 だが、それ以外は・・・・・・。

 最低、平均、2万2000人が、1試合に入らなければ、赤字、必至。

 事前に、総額221億円。興業開催補償金と、負担金として、開催前に、がめつい胴元に支払わなければならない。

 だから。無能の集まり「狂怪」は、スポンサー探しに、いまだ必死だ。それで、赤字を、少しでも減らそうという、あさはかさ。

 本末転倒。

 だが、狂った歯車は、音をぎしぎし、きしませて、動いている。もはや、後戻りは、出来ない。 

 見境無しに転がり続ける、ラグビーボールは、どこのゴールに向かっていくのであろうか・・・・・・


《 リアル ラグビー ルポ 》 <第1弾>南アフリカに劇的辛勝したのに、観客は毎年激減。新たなファンの望むこと考えない協会とJSR幹部。その首は、誰がスッパリと斬り落とすのか。誰が、建て直すのか

2018-03-11 00:01:50 | ラグビーフットボール

 先月の2月24日、日本で開催された、「スーパーラグビー」での日本代表混成チーム「サンウルブス」の、2018シーズンの初戦。

 さほど飛び抜けて多くはないが、他のラグビーに関する記事とは、視点そのものがまったく違うこともあってか、読者が、こまめに読んで下さっている。

 勝ち負けだけでいうなら、「サンウルブズ」に期待は、さほどしていない。初参加年に1勝。昨年は2勝だけだったからでは、ない。

 すでに書いているように、今シーズンで3年目に入った「スーパーラグビー」への参戦。

 ところが、毎年、毎試合出場メンバーが、コロコロ変わるわ、ケガ人が続出するわ、そのうえ、出場給がスズメの涙程度。

 外人プロ契約選手には、ぶ厚く、日本人企業社員選手には薄く、ぺらぺらの、繰り返し。

 スポンサーは、どんどん増えていっているのに、日本人選手には、逆の道に向かっている。

 なもんで、心身共に、辛さ未経験初出場の日本人若手が、拡大45人枠のなかから、どんどん起用・抜擢され、その動き振りをラグビー・マスコミは期待し、必要以上にヨイショし、持ち上げ続けている、悪循環。

  今年も、試合は、今夜の3戦目で、3戦して3敗。

 選手編成が固まらない、というより、固められない。場当たり編成でしかない。

 ケガ少ない、元気な中で選ぶ、個々の選手の、「その日の能力」に頼るだけ。

 それでも、「サンウルブス」のなかの、純国籍日本人選手は、グラウンドに立てば、本能のまま精一杯、痛みを我慢しながら、試合中は奮闘しているし、試合後は、観客の求めに応じて、全員ではないが、サインをしているし、笑顔で写真撮影にも応じている。

 その一方で、いまだに、試合の感想をグラウンド上で語り合い、サインの求めにも応じない選手もいることは残念でならない。

 そんな雑談は、ロッカールームに戻って、シャワーを浴びる前後や豪華送迎バスの席で、ホテルで、いくらでも出来るはずなのだから。 

 少なくとも、試合会場で、身を乗り出してサインをもらった子供やラグビーファンは喜び、次の試合の観戦にも続いて来る可能性は大きいのに・・・・・。

 確かに、サインや撮影に応じる「義務」や、日本ラグビーフットボール協会からの「要請」も無い。

 無い、が・・・・・・。

 それは、日本代表戦後でも、トップリーグ戦後でも、同様だ。

 そんな選手達のグラウンド内外での「努力」にも関わらず、観客は雪崩(なだれ)を打ったように、減り続けている、

 「サンウルブズ」の、秩父宮ラグビー場での、開幕戦の観客動員数。

 参加初年度、2016年。1万9814人。

 前年のワールドカップで、強豪国の南アフリカと対戦し、シーソーゲームの末に、劇的辛勝。さらに、五郎丸歩のゴールキックへ至る動作が、新たなファンを呼び込んだ点が、そうさせた。

 ところが、何の手も打たなかった、協会。

 なんの努力も、しないまま!

 のちに書くが、打った手は、今に至るも、まったくファンが期待もしない、望まないことばかり!

 観客の反応は、正直だ、なにしろ、決して安く無い入場料金を、身銭を切って、わざわざ会場に足を運ぶのだから。

 翌、2017年。1万7553人。一気に、激減した。

 そして、今年の先述した開幕戦。

 まだどこも公表していない段階で、1万5000人前後と記事を書いた。

 2万5000人収容可能の秩父宮に通った視線感覚で、そう断定した。写真画像でも、読者に明示した。

 そして、数日後にはじき出された、正確な公表数、1万4614人。

 さらに・・・・・この3月3日(土)の、2戦目。

 わずか、1万1181人。バンバン、目に見えて、雪崩を打ったように観客の足が遠のいている。

 その原因は、どこにあるのか?

 協会と、「サンウルブズ」の運営母体の「ジャパンエスアール」の幹部は、真剣に考えてみたことが、一度でもあるのだろうか?

 すでに記事化した際に指摘した「ファミリー」の席だけではない。

    

    

  ( 試合中継、BS&CS画像抜き取りより )

 「ケガを負って」という理由で出ない、松島幸太郎の背中に無限に広がる空席。

 ナニ言ってんだ。バックスタンドばかり出して!という声にお応えしよう。

  メインスタンドの、サンウルブズのメンバーの背後を見て戴きたい。 ブルーのままに、陽に照り映える大量の空席がハッキリ見える。

 主催する、「ジャパンエスアール」、コチラの略称、「JSR」の営業努力で、メインスポンサーに不動産屋を獲得。スポンサーは、観客の激減に反比例する如く、増え続けており、見返りの謝礼代わりに、試合のたびに事前配布する招待券、いわゆるタダ券も急増。

 さらに、ラグビー協会関係者にも、ばらまき。それ加えての、辛くも1万1000人台。

 実質は、1万人を軽く割っている。

 「サンウルブス」は、この後の試合を海外で行ない、再び、3月24日(土)、この秩父宮ラグビー場で、チーフスと対戦。

 間違いなく、「公表数字」で、8000人台に落ち込むであろう。

 試合そのものは、見応えもあり、面白いのにだ。

 これまで、風雨も荒天もなく、好天にも恵まれている。寒さも風も弱い。

 だが、2015年末から、ラグビーという格闘技に興味を抱いて来た新たなフアンには、何が何だか、コロコロ毎年変わりゆくルールが、分からない。

 そのことは、なんと、戦っている当の選手たちも言っているほどだ。

 日本代表選手たちが、何人も、記者会見やテレビ取材の席上で、言ってのけた。

 「実は、僕たちも、訳わからないところがあるんです。試合や、グラウンドで、やっていくなかで、カラダで覚えていっているというのが、本当のところなんです」

 「だから、ファンになってくれて、試合を観に来て下さる方たちには、いつまた、変わるかもしれないルールなんか、覚えなくてもいい。俺たちが、スクラムやタックルで、ガツンとカラダをぶつけ合う音や迫力を感じてくれれば良いと。そう、想ってます」

 なのに・・・・・・

 3戦目も、シャークス相手に、22-50で負けた・・・・

  海外でも、このように観客数は、さびしい・・・・・

 <第一弾 >終了

 

 

   

 

 

 

 

 


《 リアル ラグビー ルポ 》 この惨状に絶句。「サンウルブズ 対 ブランビーズ」。観客、1万5000人足らず。あと1年7か月後に迫った、ワールドカップ日本開幕に、やっぱり暗雲どす黒く漂う

2018-02-24 16:58:16 | ラグビーフットボール

 危惧はしていたし、すでに先日も、もっか開催中の「ピョンチャン 2018冬季五輪」の観客数の少なさ、収支間違いなく赤字決算という、報じられない「厳実」の記事のなかでも触れた。

 そんなさなか、本日、2月24日。日本での「2018 スーパーラグビー」開幕戦、「サンウルブズ 対 ブランビーズ」が、東京の「秩父宮ラグビー場」で行われた。

 晴天の下、気温14度。冬と言うのに、風も無し。雨も雪も、降らず。

 この会場。言わずと知れた、ラグビーの聖地。メッカ。

 絶好の、ラグビー観戦びより・・・・のはず、だった。

 日本代表チームと並列した存在の「サンウルブズ」。

 今日の開幕戦でも、日本人の若手を大胆起用し、且つ、来年は日本にいない確率が大きい外国人選手を多数抜擢という、苦肉の策の末の混合ごった煮日本風味付けチーム。

 とはいうものの、スーパーラグビー参入、3シーズン目に入ったこの「サンウルブズ」。

 長らく、日本ラグビーフットボール協会の幹部たちは気にも掛けていないが、戦う日本人選手たちは、大学、企業に社員として属し、チームの他に、日本代表にも呼ばれれば参加。

 フル活動の、フル稼働。

 が、人間、カラダは、ひとつしか無い。

 結果、確実に客を呼べる日本人ベテラン選手たちが、重傷のケガを抱え、欠場せざるを得ない上に、出場給・手当ては、とても書けないほど安いし、低い。

 日本人選手の殆んどは、固定給の正社員と、シフトで自由に時間を動かし、練習と海外遠征や、合宿に参加出来る工場作業員。

 学生は、学生。

 それら、アルバイトにも似た、時間給で、サンウルブズの出場給と、時間外手当が考慮されている。 

 社員の場合、出場給の交渉は、選手個人とではなく、会社・企業とするという。

 なもんで、時間給の感覚。

 といって、プロ契約で雇い入れる選手は、極めて少ない。

 しても、単年契約。

 ケガをして、プロ選手契約が不可能になったら、さようなら・・・・・。

 カンペキに、ケガと弁当は自分持ちになる現実。

 社員でも、学生でも、ケガと弁当は、なかば自分持ち。

 ちなみに、取材したさなかで聞き込んだ出場給は、各人、違う。

 助っ人プロ外人には手厚く、社員や学生には、もらった時、思わず、めげてしまうほどの薄給。

 まだ、かすかに知名度がある五郎丸歩には、マネージメントを担っているプロダクションを通じて、出場を依頼しているのだが、良い返事はもらえないまま。

 なにより、彼自身がベストの状態に程遠いままだし。

 結局、出たがっていて、安く起用出来る、且つ、選ばれて喜ぶ、まだイキの良い若手に、実力を試させようとするあまり、入れ替わりが激しくなり、固定化、到底あり得ない。

 枠は45人もいるので、厳しく言えば、選手の使い捨て、使い回しが、依然として横行したまま。長期起用計画は、無いに等しい。

 今さえよければ、あとは知~らない、実態方針。 

 その結果、2016年の初参入で、全18チーム中、1勝だけ出来て、最下位。

 昨年の2017年は、2勝して、17位。 

  数字だけ見れば、たったの1勝や2勝。

 しかし、惜しい試合が目立った。ぐんぐん、選手は傷付き、カラダがたがた状態になりながらも、世界を転戦して、奮闘していた。

 出れば、自分の力量も試そうと、本能が、自然にそうさせる。

 この記事では、その論評を書くものではない。

 指摘するのは、観客の少なさだ。

  画像は、ナマ中継した「BS日テレ」の、試合開始前。なぜか、ラグビーには、縁もゆかりも無いはずの歌手・郷ひろみが、国歌「君が代」を斉唱。

 見て欲しいのは、郷の相変わらずの削げ落ちた頬や顔ではない。

 彼の背後に見える、空席だ。

   陽の当たるバックスタンド席の脇の席は、無人、ガラガラ。

  逆の右の方も、ガ~ラガラ。

 郷ひろみのファンと、ラグビーファンは、まったく重ならないため、いくら彼が「試合会場の、秩父宮ラグビー場へ、郷、GO!」と、呼びかけたとしても、来ることは無い。

 ナニを、またも、協会は勘違いしているのであろうか・・・・・・。

  バックスタンド席のグラウンド前の席でも、こんなに空席が目立つ。ブルーのイスの色が、あざやかに冬の陽に、照り映えている。

 サンウルブズの、ファンクラブがあるのだが、公称で、わずか5000人しか加入していない。 

 メインスタンド席こそ、スポンサー各社に配った招待席も含め、ほぼ埋まっていたものの、この会場。

 かつては1万5000弱しか席が無かったのを、2019年の「ワールドカップ日本大会開催」をめざし、大改造。

 現在、車いす用の席も入れて、2万4871席がある

  だが、ざっと見ただけでも、1万5000人がせいぜい。メインスタンドへの招待客の券を除けば、実質1万3000人というところか。

 珍しく、普段はパラパラとしか客がいない、左右のゴールポストの裏側には、客が8割り方、埋まっている。

 珍しいこともあるもんだと想い、調べてみると、この「スーパーラグビー」のチケット代。

 日本企業がチームを持って、日本一を争うリーグ戦「トップリーグ」より、設定料金が、はるかに割高。

 ワールドカップともなると、さらにとんでもなく高い。

 ゴールポスト裏のチケット料金が、普段のトップリーグ並みの、当日、2000円から2500円で収まっているからだった。

 ラグビーは、天候次第で、客の増減が激しく変動する。

 で、バックスタンドの左右の両脇、無人の席は「ファミリーゾーン」と呼ばせた席。

 親子で入ると、割安になる設定、

 だが、この「厳状」。ラグビーは、例え、晴天の休日でも、家族では、まったく来ない、行かない!ということが、実証された。

 郷ひろみ、見たさに、家族は、来ない。絶対に、来ない。

 急きょ、見直しをしなければいけないであろう。

 このサンウルブズも参入している、その名も、「スーパーラグビー」。

 確かに、決して大げさではなく、実力も、スーパー。世界の、トップクラブチームが集結し、世界各地へと転戦し、試合をこなしている。

 だが、その観客動員数は、年々目減りし、空席がどんどん目立つようになってきた。

 実際、中継は全試合、録画して観ているのだが、さんたんたる有り様だ。

 だからか、従来使用したビッグ・スタジアムでは無く、目先をガラリと変えて、来年の「2019年 ワールドカップ 日本大会」を見込み、試金石のつもりで、この後、来週、3月3日の「レベルズ」戦も含め、5試合がこの日本各地でおこなわれる。

 さらに、「日本代表 対 イタリア代表」戦なども、6月に実施される。

 選手は、ガタガタ。会場は、ガラガラ・・・・が、今から透けて見える。

 というのも、あと1年7か月後に開幕される、来年のワールドカップの、主な試合開催会場の、収容人数を列記してみよう。

 「札幌ドーム」、4万1400人。

 増席改造した「熊谷ラグビー場」、2万4000人。

 「味の素スタジアム」、4万9970人。

 「日産スタジアム」、7万2327人。

 「豊田スタジアム」、4万5000人。

 「大分銀行ドーム」、4万2000人。

 どうするんだろう?

 ワールドカップ開催に手を上げた時、赤字になったら、どこがケツ持つのか?という話題になった。

 当時の協会会長の森喜朗は、「政府補償の見込み」と答えたが、ドンが政界を離れた今、その手形は、空手形になりはしないか?

 痛い、正拳突きの、空手、がたがたに・・・・・・。

 新たに、懇願されて、サンウルブズを動かす団体のトップにされてしまった、ビジネスマンは、吐露していた。

 協会の人達と会議を重ねても、ビジネスとしての試合運営興業のことは、まったく考えていないことに、あきれ果てた、と。

 日本開催の試合は、毎試合、2万人は呼び込みたいとの希望をクチにした。

 サッカーのJリーグのチームのように、地域密着型でなければ、大量観客動員は見込めない。なのに、いまだに企業チームの域を脱していない。

 もう、あきれ果てることばかりであろう。

 時に「府中ダービー」なんて、勝手に盛り上げて、東芝とサントリーが、選手が働く工場と、隣接された練習グラウンドが府中市内にあるため、そう言うのだが、来る客は、社員証を呈示すれば、1000円で2人観られる企業社員と、昔からのラグビーファンだけ。

 その域から、半歩も出ていないまま、時が過ぎている。

 今日。

 Jリーグが、開幕した。

 NHKーBSでは、午後2時からの「浦和 対 FC東京」の試合を、ナマ中継していた。

 会場は、「ラグビー ワールドカップ 2019 日本大会」でも使用される、「味の素スタジアム」。

    このように観客が詰め掛け、

   チームカラーでも、客席は埋め尽くされた。

 浦和などは、地域密着の成功代表格であろう。

 勝っても、負けても、会場に来て、応援し続ける。

 この試合の、観客、3万9951人。

 秩父宮ラグビー場の、約2・7倍だ。

 ちなみに、本日行われた他のJリーグの試合。

 広島 対 札幌で、1万7026人。

 G大阪 対 名古屋。2万8681人。

 この、いやおうも無い「厳実」。

 少しは、関係者。考え・・・・・ないんだろうなあ・・・・。

 当事者のはずなのに、他人事なんだろうなあ・・・・・・・・・。

  

 

 

 

 

 

 


< リアル ラグビー ルポ> 減り始めた、新たなラグビーファン。その人達に向けて、ルールや面白さを理解させたいという努力を、依然としてしていない「日本ラグビーフットボール協会」の怠慢さと愚かさ

2018-02-21 22:29:55 | ラグビーフットボール

 

今から、約1年半前に掲載した記事です。

 今も、まったく変わっていない、惨状。

 何一つしないで、来年の日本開催の「ワールドカップ」をやろうとしている愚かさ。

 今、あえて再録いたします。関心のある方、お読みくだされば嬉しい限りです。

 《 2016・10・11掲載記事 》

 あ~あ、やっぱりダメだなあ・・・・日本ラグビーフットボール協会は!

 本当に本気で、2019年、日本での「ラグビー ワールドカップ」の観客動員増加策を考えているんだろうか? 依然として、何もしていないままなのに、ガッカリ!

 一、昨日の10月9日(日)、改めてそう痛感する「事件」があった。

 以前記事化したが、数年前から、日本への初のラグビー ワールドカップ招致運動と併行して、大企業チームの日本最強を決定するリーグ戦である「トップリーグ」の試合を、それまでまったく馴染みの無かった地域の競技場やスタジアムで実施してきた。

 人気と知名度の、下地作りだ。

 観に来た客は、タダ券や招待券をもらったラグビー競技関係者や、ラグビースクールや部員の生徒を除くと1000人足らずであっても、根気強く、やり続けてきた。

 収支は、むろん計算するまでもなく、赤字。

 試合当日、会場で働く人達は全員、手弁当、ボランティア。それは全員が、ひとりでも多く観客を増やしたい。やがて、アジアで初めて行われる・・・・かもしれない?「ワールドカップ」開催成功に向けて、サッカーほどに知られていないラグビーというものを広めたかったから。

 それは、招致が正式決定してからも、引き続き行なわれている。

 試合は、雨が降ろうが、雪が降ろうが、多少の台風でも強行される。

 地元の臨時係員は大変だが、良いコトと思う。

 が、元締めである協会は、彼らに、おんぶにだっこのまま。自らは、何の努力もしていない。

 そんな状況の中、まさに降って湧いたかのような、「2015 ワールドカップ」での、日本代表チームの、対南アフリカ戦の際の逆転勝利!

 まさに、「奇跡」! 「五郎丸ポーズ」も加わり、一気に知名度は上がった。

 五郎丸歩(あゆむ)が、当時所属していた「ヤマハ発動機ジュビロ」の試合には、ネットダフ屋まで堂々登場。まるで全試合「完売」であるかのように詐欺まがいに誤解させた

 協会までも、ソレを後押しするかのようなお知らせ・誤報を流す愚かな行為をしてしまった。

 ワールドカップ後、頑張っていたのは、協会ではなく、出た選手

 公けの席や、テレビ出演の時には、必ずと言っていいくらい、試合会場への来場を呼び掛けた。

 「トップリーグの試合を、是非一度、観に来てください。ルールなんかわからなくても良いんです。ホント言うと、やってる僕らだって、毎年、コロコロ変わるんで、よく分からないくらいなんですから」

 「ただ、選手同士の肉体がぶつかり合う、そのナマの、にぶい音を聞いてもらって、わあ! ラグビーってすごいんだ、面白いんだと思ってもらうだけでも良いんで、是非会場に足を運んでください」

 そう力説していた畠山健や、堀江翔太の努力もあり、当初こそ、1・2~1・3倍の観客動員数が続いていた。

 だが、選手達は、新たなファンの歓声には応えはするものの、サインや写真撮影には殆んど応じないまま。

 当の五郎丸は、自身のカネ儲けだけに走って、海外で怪我し、出場機会に恵まれず。

 新たに組織された、日本代表の国際代表である「サンウルヴス」の試合には、多くの観客が詰め掛けており、まだ動員の手がかりはあるにも関わらず、協会はな~んにもしていない。

 ど~しょ~もない組織だ。

 たまたま、10月10日と、翌11日。

 安易即席「日本代表」チームの短期間合宿があった。場所は、辰巳の練習場。

 番記者や、ファンが何人来たのか、報じられてもいない。

 そんななか、協会のホームページをのぞくと、動画撮影、写真撮影、サインなど、すべて禁止、禁止、禁止・・・・・。

 サッカーの日本代表とは、天と地、雲泥の差

 人気がないのに、禁止、禁止ばかり。記者だけでなく、ファンが行く気力を無くす行為は、協会広報部は、とてもお得意だ。

 そして・・・・・・。 先に書いたが、一見(いちげん)さんで良いのならいざ知らず、2回目観戦以降は、ルールが分からなければ、試合展開の理解がしにくい。行く気が薄れる、無くなる。

 それでなくとも、プレイがしばしば止まる。

 そこで、観客に向けて「どうして、止まっているのか?」の説明が、まるで無い。

  首を傾げて、プレイ再開を待つばかりの観客。

 かつて、ルールが年々試しに変わってゆく時期には、簡易なルール小冊子や、列記されたA4版の紙が観客に配布された時もあったが、今はしていない。

 ならば、分かりやすくスピーカーでアナウンス、具体的に分かりやすく説明をすれば良いものを、それもしない。

 東京の「秩父宮」と、東大阪の「花園」。共に古くからのラグビー専門競技場だが、全国で、そのたった2か所では、電光掲示板で、簡易ルール説明文が数秒間出るが、それだけ。

 分からない観客は、捨ておくという姿勢。

 ならば、ソレを止めているレフリー(ラグビー協会では、そう表記。レフェリーとは、言わせない)が、主将や、当該選手や、選手達に説明している声を、スピーカーを通して試合会場で流せば、分かりやすいはず。

 レフェリー、ないし、レフリー、アシスタント・レフリーとの協議のさまも、流せば初めて観に来た観客でも、かなり理解出来るし、実はとても面白いことを言っている。

 だが、それさえも、一切しない。

 わかりやすければ、面白さが増え、「次、また来ようかな」と想わせる要素となるのだが、協会はそんなこと、歯牙にもかけない。

 観客、ファン、無視!

 分かる奴だけ、分かりゃ良い、の旧態依然の体質は、なに一つ、昔から変わっちゃいない。

 テレビ解説者の野澤武史のように、必要以上のラグビー専門用語で”怪説”して悦にいっている馬鹿もいる。

 ラグビーを、わかりやすく広めていこうという意識は、カケラもない。

 観客増でカネ稼がなくとも、南アフリカに劇的勝利をおさめたことにより、スポンサーがどっと増えたもんで、協会はますます観客無視に拍車が掛かっている。

 向いている視線が、歪んでいる。

 トップリーグは、すでに8月に開幕してから、全16チームで、48試合が行われた。

 最大で、1万1318人。最少で、わずか1159人という有り様。観客の殆んどは、チームの企業社員で無い限り、2度目は来ない。

 減少傾向に、歯止めは掛かっていない。

 その典型が、先に書いた、10月9日に起こった!

 福島県いわき市にある、「いわきグリーンフィールド」で、13年振りに、トップリーグの試合が行われた。

 「東芝」対「HONDA HEAT」

 観客数、タダ券、招待客入れて、3013人。

  (J-スポーツ 中継画面より)

 後半24分。リードしていた東芝の大島脩平(写真左上)が、トライを認められないばかりか、その前のプレイで、ボールを一度落とした「ノックオン」と、レフリーの吉浦忠孝に判断された。

 ボールを、落としていないっ! そんなことは、絶対無い!とばかりに、大島は、両腕をフルに動かし、長方形のテレビ画面の枠を何度もなぞって、アクション・ポーズ。

  自ら、レフリーの吉浦の前に歩み出て、強く抗議し、「テレビジョン・マッチ・オフィシャル」(略称、TMO)を、計10度ほど要求した。

 この制度。日本でも2年前から導入。いくつかの角度から撮影・録画された動画を、レフリーの要求があれば、すぐさま再生し、真偽を判断するというもの。

 だが、このグラウンドでの模様。

 分かる人には、分かるが、分からない観客には、あのヒト、何やってんの? ナニ、踊ってんの?

 会場では、何の説明もないし、リプレイの再生すら無い。

 レフリーや、アシスタント・レフリーとの会話の音声を会場に流せば、理解も出来るはずなのに、しようともしない。

 観客無視。不親切、極まりない!

 このようなことが、全48試合続いている。

 ファンにたいして常に昔から、日本代表全選手中、最も親切に、心を込めて応対する、東芝の大野均(ひとし)が、いわきが故郷に近いということで、両親がグラウンドに登場。

 

  記念撮影に収まった。

 選手の努力を、協会の愚か者達が、瞬く間につぶしてゆく・・・・・・。

 かつて、早明戦が、国立競技場で、抽選に当たらなければ見られないという、にわか異常人気の時期があった。

 だが、協会はその人気をつなげていこうという努力もせず、策をな~んにも講じなかった。翌年、人気はあっと言う間に消え去った。

 来たる2019年の惨状が、今から透けて見えて来てならない。

 

 

 

 


< リアル ラグビー ルポ> どうした!? 東芝ブレイブルーパス。常勝軍団で知られ、昨シーズン、準優勝チームが、この夏以来、すでに10敗! もはや再起不能か・・・・・

2016-12-04 22:58:37 | ラグビーフットボール

 一体全体、どうしたんだろう? 今季の「東芝ブレイブルーパス」は!

 出れば、ボロ負け、よくて惜敗。連係プレーは、ガッタガタの、ブツ切れ・・・・・

 そうなる兆しは、北海道網走市での夏合宿での、練習試合から、覗き始めた。

 近鉄には、36-19で退けたものの、神戸製鋼に28-29で惜敗。

 むろん、夏合宿はシーズンに向けての調整段階であり、これから伸び盛りの若手を多く起用し、その成長度を見る目的が主。

 なので、数字で一概には言えないが、昨シーズンも、優勝にからみ、パナソニックと競り合った挙句、22-27で惜しくも優勝を逃した。

 そのパナソニックに、サントリー、そして今季は成長とんでもなく著しいヤマハと、トップリーグの優勝を争い、そして大学、クラブチームも合わせた日本一への争いにも加わるはず・・・・と、誰しも思っていた。

  私自身、かつては試合はもちろんのこと、練習試合、夏合宿、JR「北府中駅」の真ん前にある東芝の工場を抜けて、ラグビーグラウンドに行き、練習もつぶさに見た。

 だから、東芝の、その強さは、知っていた。

 それが・・・・・・・・・・・

 帰京したのちの8月。サントリーのAチーム(1軍レギュラークラス)との練習試合で、14-40と、惨敗。

 Bチーム(若手、控え)にでさえ、14-19と惜敗。

 8月末から、トップリーグが始まった。

 初戦のクボタに、22-19。次のNECに25-8。キャノンに21-19と辛くも勝ったものの、昨季までは、余裕の大差をつけていたはずだった。

 五郎丸が抜けて、さらに強さを増したヤマハに、6-40。

 秋のオープン戦。NTTドコモに、19ー35と負け、トップリーグ再開後のサニックスにも、21-31と連敗。

 次のHONDAには、31-12と勝ちはしたが、その後は一気に惜敗街道を突っ走る。

 豊田自動織機にでさえ、22-27。

 リコーにも、28-33。

 NTTコムにまで、29-34。

 冬季オープン戦で、前の試合のメンバーとは双方ガラリと変えたとはいえ、NTTコムとの再戦では、19-19の引き分けに持ち込むのがやっとのありさま。

 もはや、こうなると、今まで負けていたどこのチームも、今季の東芝には勝てるぜ!と、自信を持ち、試合開始前から、飲んで掛かる。むろん、弱点を把握したから言えることだが。

 それが、本日12月4日の、コカコーラ戦でも現われた。

 試合開始後、先制のトライを挙げたのは、東芝。

 だが、その後はコカコーラにやられっ放し。

 前半だけで、5-22とリードされ、試合終了間際に意地のトライを挙げはしたり、後半追い上げはしたが、17-22でまたも負け。

 もはや、負け癖がついてしまった。

 どの選手も、自信なげの表情。迷いすら、見て取れる。

 連係プレーがうまくいかず、ボールつなげず。ラインアウトは、失敗続き。

 個々のチカラも、まるで発揮できず、空回り。

 総体としての東芝のチカラが落ち、今まで低位にあえいでいたチームのチカラが皆上がってきているとはいえ・・・・・。

 今後、神戸製鋼、近鉄、トヨタ、サントリー、そして最終試合は来年の1月14日、パナソニック戦が待ち構えている。

 ここまで負けが込んでおり、優勝争いには絶対に絡めない

 監督の冨岡鉄平も、頭を抱えているはず。

 今日の相手のコカコーラ。

 今季、トップリーグ、1勝8敗。ただいま、全16チーム中、14位。

 ソレに負けた、東芝、

 コカコーラの監督の、臼井章広は、かつて東芝にいた名選手。現役引退後は長らくコーチも務め、乞われて九州のコカコーラへ。

 古巣の手の内は知っていたとはいえ、観客席では、日焼けした顔で、どこか自信満々だった。

 対して、冨岡は額にしわを寄せてばっかり。

 東芝のファンのブログをのぞくと、もう、本音丸出しのボロクソ。

 早くも、来期に望みを託している人もいるくらい。

 悪循環をどこで断ち切ることが、出来るのか? どこで、変身出来るのだろうか・・・・・・・・

 


<リアル ラグビー ルポ> ”激やせ”と”体調不良”の平尾誠二。今、こんなにやせ細ってしまっていた![最新版]追記

2016-07-06 22:45:48 | ラグビーフットボール

 打ち上げて、掲載してから、かなり経つというのに、いまだ、平尾誠二「激やせ」「癌」のキーワードから、検索が絶えることのない、神戸製鋼ラグビーチーム「コベルコ・スティラーズ」のゼネラルマネージャーの座にある表題のひと。

 そんなに関心があるんだ!と、書いた自分が少々驚いているのが、正直なところだ。

 今、どうしているんだろう?

 アタマの片隅で、気にはなっていた。

 日本テレビのラグビー中継でも、舘ひろしは出演するものの、いまだ「解説者」として、平尾誠二はチラッとも出ず。

 今年4月5日。毎日新聞主催で、平尾が話す「毎日 21世紀フォーラム」が、大阪市北区にある「リーガ ロイヤルホテル」で開かれていたことは知っていた。

 演題は「ラグビーに学ぶ、リーダーシップと強い組織づくり」。

 が・・・・話している時の写真が、無い。

 だからといって、主催者に、その時の模様、容姿、話しぶりと、声の調子を聞くわけにはいかない。

 大マスコミというところ。押しなべて、自らは一方的に報じるが、逆に聞かれると黙るか、拒否が通例。「載せた事以外、一切お話しすることは、ありません!」という答えを、嫌と言うほど聞いてきた。

 で、3か月後の今日。

 同じ項目を検索したところ・・・・・・・・写真が載っていた!

  うわあ・・・・・・・・・・・・・・ただただ、絶句!

 撮影者は、久保玲。事前の断りも無く、転載させていただくことを、お許し願いたい。

 聴衆者は240名と報じている。見聞きしつつ、どう感じて、どう受け止めたのであろう。かつての同僚であった大八木淳史は、カネと女のスキャンダルにまみれている。が、カラダは問題なし。

 

 それにしても・・・・・・・もう・・・・・・・・書くべき言葉もない。

 限りある命。1日でも長く、元気で、元気でいて欲しいと切に想う

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 毎日新聞の、ネット上の簡略記事には、このフォーラムの模様は、4月25日の夕刊に掲載予定です、とあったので、図書館へ行き、見たが・・・・・・掲載無し!

 ええっ! いやあ、むろん「掲載予定」なので、予定は未定、という言い回しもよくあること。

  では、と。

 腰を落ち着け、新聞の重い綴りをよっこらしょっと!

 めくる、また、めくりまくって・・・・・5月10日まで目をこらして見つめたが、掲載無し。

 これは・・・・・・掲載するということは、平尾が話している写真は、最低1枚は掲示が必要。ということは、私が転載したような、衝撃的な容貌が全国にさらされる。

 いつでも、見られる状態になる。

 うがった見方ではあるが、苦渋の選択の結果、掲載を見合わせた・・・・のではなかろうか。。。。。

 なお、ネット上の簡略記事は、本日7月6日より、一転、有料でなければ閲覧出来なくなってしまった。

 もう、平尾が講演する機会は恵まれない・・・かも知れない。

 


<リアル ラグビー ルポ> ”激やせ”と”体調不良”で、W杯解説を降りた平尾誠二。今、どうしてる?

2016-05-13 21:55:41 | ラグビーフットボール

 昨年秋、日本テレビ系列で、大々的に鳴り物入りで、「ラグビー ワールドカップ 2015」を、スタジオ解説どころか、現地試合会場まで行き、スタンド観戦&ナマ解説まで行なう予定だったはずの、日本のラグビー界の”顔”、平尾誠二

 ところが! いざ、ふたを開けてみたら・・・・・・・・。

 出ない、出られない。やっと出た!と想ったら、東京のスタジオで、解説するどころか、にわか営業的にラグビーファンに仕立てられたお馬鹿タレントたちとひな壇に座って、ちょろっと感想をクチにしただけ。

 一見して分かる、全身「激やせ」のまま

 それも、自らがゼネラル・マネージャーの要職にあるラグビーチ-ム「神戸製鋼 コベルコスティラーズ」が試合のあった日。

 周囲が眉をひそめるほど、もらうおカネに、若い頃からとっても細かい性格!とはいえ、優先すべき仕事の場所を履き違えてるんじゃないか!?という批判が、チーム内外からも噴出した。

 元々、ゼネラルマネージャーになってからというもの、地元神戸で行われる試合には顔を出すことはあっても、東京の秩父宮ラグビー場など遠方での試合では、試合後も、勝敗に関係なく、顔を出さない。グラウンドにも降りない、選手控え室に激励にも、殆んど行かない。

 会場に足を運ばないことは「激やせ」以前から、しばしばあっただけに、チームスタッフどころか、選手も気にもしていなかったとはいえ・・・・・・。

 試合の行なわれる当日。

 現在の外人ヘッド・コーチや、同じく外人のコーチ陣の座る席には、平尾誠二ゼネラルマネージャーは昨シーズン、ついに一度も同席せぬまま終えてしまった。

 それも! 優勝が絡む大事な試合が、数試合あったというのに!

 そして・・・・・優勝の瞬間にも、立ち会わなかった。グラウンドの中に、彼の姿は、終始、見当たらなかった

 この平尾誠二。

 ゼネラルマネージャーのほかに、神戸製鋼という会社の重役の一面も持っている人物。

 重役幹部会議、それに関わる重役出張もあると聞いており、ラグビーに専念するわけにはいかない多忙なスケジュールも影響?・・・・しているらしい。

 さらに加えて、彼は現役を引退してから、自ら「NPO法人」を起ち上げており、その全国的知名度をフルに生かして、全国各地を講演で駆け回っていた。

 一回しゃべって、軽く最低50万円以上がNPO法人ではなく、平尾の個人口座に振り込まれていた。

 この事実に関する私の問いに対して、平尾本人は気色ばんで否定したが、振り込んだ当事者からキチンと裏を取り、確証を得ている。

 講演は、試合の無い平日優先。しゃべった後、その地方の名士を交えての懇親会への出席はお断りし、来たその日に、神戸にあわただしく舞い戻る。

 そんな名義上の誠実さは持ち合わせている。

 かつては、練習専用グラウンドに顔を出すことも、たまにはあった。

 そういう生活を、長らく続けて来ていた。

 別に、平尾誠二自身の節税対策などをアレコレ、この記事で言うつもりは、ない。今も検索していくと、数社が平尾センセイの講演受付依頼の窓口となっている。

 が、・・・・・・全身激やせが発覚以来、その講演も、ぷっつりと、途絶えている。

 先の「ラグビー ワールドカップ 2015」で御存じなように、日本代表チームが、最強と目された南アフリカに、試合終了寸前、劇的な競り勝ち!

 奇跡ともいうべき勝利を世界に見せつけ、話題に。その影響で、キッカー・五郎丸歩の評価が異常過ぎる高まりを見せ、コマーシャルにわんさか出演。

 5000万円を越える臨時収入をフトコロに、スーパーラグビーのチーム「レッズ」に、鳴り物入りで入団出来たものの、チーム事情や、新ヘッドコーチの起用法に合わず、控えどころか、出場すら五郎丸は、なかなか出来ずにいる。

 一方、とりあえず日本に来て、俺を高く雇ってくれるスーパーラグビーチームか、年俸7~8000万円くらいの高額で、どこかの日本のトップリーグのチームが、契約してくんないかなあ・・・・・との思惑抱えてプレイしている、来シーズンの去就が未定だらけの外人を主体に、連戦し続けている「サンウルブス」。

 1勝こそしたものの、予期したように苦難の道を歩んでいる

 来期は、どんなメンバーになるのか? かいもく、見当もつかない。来期の危機を予想して、日本人の伸び盛りの若手をどんどん抜擢し、起用しているのはそのためでもある。

 そんな日本のラグビー界を尻目に、平尾誠二は、自分の体調の悪さを、昨年の秋以降、チームマネージャーや、旧知の仲間たちに指摘されると、こう言い訳しているという。

 「いやあ、少しダイエットしてるんだよ。なんだかねえ、し過ぎたみたいで・・・。でもさあ、若い時の、学生時代の体重に戻ったようなもんだよ」

 とはいうものの、明らかに頬はこけ、足や腕もやせ細っているのは、ワイシャツやスラックスの上からも分かったと言う。

 体調不良は、ズバリ聞かれると認めていた。

 病名は、決して言おうとはしない。

 いくつかの内臓疾患が重なっているようだ。

  最近もまた、会社には出て来てはいるが、練習は観に来ていない。

 むろん、練習試合も。

 「病院へ通院もしていないし、ましてや入院もしていませんよ」と、チームのスタッフは、表向き、言うのだが・・・・・・。

 試合会場へ来ないのは、「自分の今の姿をを見られて、お客さんやラグビーファンに誤解を与えてしまったり、変に心配されるのが、嫌だからじゃないでしょうか・・・・・」

 今年も、7月から8月にかけては、チームは例年通り、北海道の網走で20日間前後の夏期合宿を行なう。

 素晴らしく芝がきれいに維持され、整えられたグラウンドが、8面くらい随所に広がっている。

 3年に1度くらい、珍しい猛暑になるが、普段は涼しいことこの上ない。

 時折り吹き抜ける風が、汗をかいた選手のカラダに心地良い。グラウンドをいくつも駆け巡って見て歩き、取材を重ねてゆく記者も、毎年、涼しく感じる。

 日本の強豪ラグビーチームの大半がほぼ同時期に北見や網走近辺に集うため、合宿後半は練習試合があちこちのグラウンドで、ガチに日暮れまで繰り広げらることになる。

 今年の夏。

 ソコに平尾誠二の姿は、間違いなく無い・・・・・、

 


<リアル ラグビー ルポ> 「激やせ」平尾誠二・神戸製鋼チームGM、今日も試合会場に姿見せず・・・

2015-12-19 17:03:17 | ラグビーフットボール

 つい2日前には、東京でマスコミの前に、元気・・・・・そうなお姿を披露した、平尾誠二

 披露したことで、しばらくオモテに出なくても良いだろう、と判断したのか、はたまた、日帰り上京往復強行軍で、披露に疲労が残ったのだろうか?

 本日、12月19日。敵地のホーム・グラウンドである「ヤマハ・スタジアム」で午後2時から試合が始まった試合に、神戸製鋼コベルコスティラーズの、ゼネラル・マネージャーとして、姿を見せないままだった。

 またかよ!と思いつつも、一体、その役目をどう考えているんだろうか?と、クビをひねらざるを得ない。

 まあ、彼が、いてもいなくても、誰もが言う、名将、アリスター・クッツェがチームのヘッドコーチに招かれてからは、見違えるように強さが増した。

 コーチ陣4人を、すべて外人で固め、自分の構想通りに、チームは快進撃を進めている。

 今日も、五郎丸歩の動きを封じ、強く吹いていた風の流れまで計算。

 見事に、43-14で、アウエーの地で、勝利した。

 観客数、1万2842人。

 五郎丸人気で、チームのファンクラブ加入者が、それまでの2000人から、倍の4000人に増えたんですよと、事務局スタッフが言った。

 その上昇気流までも、今日は流れを止めさせた、神戸製鋼。

 これで、両チーム共に、5勝1敗と並んだ。

 どこで、チームの勝利を喜んでいる?のだろうか・・・・・

 ちなみに、チーム名に、同じ「神戸」が入っている「INAC神戸」もまた、澤穂希が注目されるなか、2-0で勝利。

 観客数も、これまでの約3倍弱の、3666人に。

 「激やせ」は、今、病床に?・・・・・・・


<リアル ラグビー ルポ> 「激やせ」平尾誠二・神戸製鋼チームGM、久びさに公けの場に登場。だが・・・

2015-12-18 22:29:10 | ラグビーフットボール

 あの「ラグビー 2015 ワールドカップ」を、日本テレビで解説なさるはずだったのが、感想を述べただけ。

 おまけに、「激やせ」姿に一変。ネット上で、さまざまな見方をされたまま、表舞台から、ひっそりと姿を消してしまっていた、平尾誠二・神戸製鋼㈱の理事待遇の身の重役。

 加えて、かつて、自らスター選手として所属し、活躍していた「神戸製鋼コベルコスティラーズ」のゼネラル・マネージャーを兼務。

 ところが、トップリーグ開幕以来、チームが出場する試合会場には、ただの1度も姿を見せていないことは、すでに何度か記事化してきた。

 そんな平尾誠二が、突如として、公けの場に、その姿を現したのだ。

 それも、東京都港区にある「日本ラグビー協会」と「秩父宮ラグビー場」の真ん前に、3階建てのプレハブ仕様で建てた「日本スポーツ振興センター」(写真左下)、略称「JSC」に、神戸からわざわざ上京してだ。

  登場日は、12月17日(木)。この日は、ここの理事長に10月に就任したばかりの、大東和美(おおひがし・かずみ。男です)が肝いりの、「スポーツ関係者との、意見交換会」の3日目の最終日

 そこに、平尾誠二を呼んだ。

  (NHKニュース 映像より)

  初日からの総人数、17人。最終日のこの日は、平尾の他に、サッカーの北澤豪、ラグビーの清宮克幸、マラソンの金哲彦、柔道の山口香らが招集されていた。

 実態は、意見を交換するというより、とかくきな臭いハナシが付きまとう「新国立競技場」建設についての希望や感想を、聞くというもの。

 だが、聞くだけ。

 それを文書にまとめたり、口頭で、今話題の「A案」「B案」のどちらかを正式採用することを決定する「委員会」とやらに、提示・明示して、採用審議の一助や参考にするということは、「まったくありません」と、JSCの広報。

 ま、つまり、見せかけのセレモニー。一応、長年スポーツやってきた人達17人から、声聞きましたんやで、という、名義立てのための、お飾り。都合の良い、猿回しの猿。

 平尾をはじめ、そんな意見や感想は完全に無視され、来週、どちらかに勝手に決まってしまうってわけ。

 またぞろ、1500億円弱の概算は、どっかに吹っ飛び、数倍のとほうも無い金額が露呈しそうだ。

  個室で、一人一人に、じっくり意見・感想を聞くこともしない。数人が一堂に介して、1時間から2時間ほどのオハナシ合い。

 なんの影響も、オリンピックにもたらさない、その場限りのオハナシ。広報の人間すら、その場に立ち会わないオハナシ。

 マネージメント会社を持っている有名人達が大半なのだが、このセレモニー参加代への「謝礼」は?と広報に聞くと、「出たのか、出ていないのかは、分かりません」との御答え。

 えっ!? 国民や都民の税金無駄遣いしまくりの、大盤振る舞いしているJSCなのに? んなこたあ、ありゃせんでしょうが!

 タダでは、来ないひと、いるんだけどなあ・・・・。

 「交通費は、請求書に書いて戴いて、御出ししました

 ていうことは、平尾で言えば、神戸と東京との、日帰り往復新幹線代金ほかは、間違いなく、出た訳だ。

 で。当の平尾。

  

 

 さてさて、この顔。みなさん、どう見られますか? どう、感じ取りますか?

 チマタの噂を払しょくしようとしての気持ちからか、健在ぶりをあえてことさらに示そうとしてなのか、オハナシ合いの後、報道陣の前に現われて、囲み取材で、どんな意見や希望を話したんですか?と、聞かれての表情(写真上)。

 この「意見交換会」。

 期日は、前から決まっていたものではない。

 「実は、直前で打診して、バタバタとあわただしく決まったものなんです」と、広報。

 試合にはまったく来ないのに、こういう無駄な、意味の無い会合には、スケジユールを割いてでも、平日の勤務を中止してでも駆けつけ、上京する平尾誠二という人の、理解しがたい性格。

 肌寒い、外の会場はダメで、温かい暖房の室内なら、今のカラダには良いのだろうか?

 う~ん・・・・・・・なんて言って良いのやら。

 ただ、声の方が、気に掛かった。

 少し、のどの奥から振り絞るようにして話し出し、かすれ気味。声そのものも、以前より細くなっていた。

 先のチームそのものの戦績は、良い。

 すでに5試合こなして、4勝1敗。

 その1敗にしても、NTTドコモ相手に、24-25の、大惜敗!

 この12月19日には、あの五郎丸歩がいるヤマハと対戦。続く26日には、トヨタと対戦。

 いずれも、相手の本拠地での試合。もろ、アウエー。

 来年は、1月9日から、順位決定のトーナメント戦の幕が、切って落とされる。

 その会場に、GMが、また姿を見せなかったら?

 う~ん・・・・・・さてさて・・・・・・

 

 


<リアル ラグビー ルポ>「激やせ」平尾誠二・神戸製鋼GM。開幕戦から、まったく試合に姿見せず

2015-12-05 21:08:01 | ラグビーフットボール

 取材を終えてみて、相当、体調が悪く、思わしくないのだろうと、痛感した

 10月13日、そして11月19日と、神戸製鋼のラグビーチーム、コベルコ・スティラーズの、ゼネラル・マネージャー、平尾誠二に関する、激やせ記事を報じてきた。

 社員でありながら、「理事待遇」の、お偉いさんゆえ、会社の仕事も相当多忙と推測はされるが、それにしても・・・・・。

 表題のように、トップリーグが開幕して以来、チームはすでに3試合をこなし、2連勝のあと先日初めて1敗を喫した。

 試合会場は、地元神戸が多く、体調さえ問題無ければ、GMとして、試合をヘッド・コーチらと共に観戦。試合前後は、控え室なり、グラウンドに立ち、選手達に歩み寄り、健闘を祈り、たたえ合うのが職務のはず。

 ところが、3試合すべてに、その姿をまったく見せていない。

 入院か? それとも、いずこに?

 チームのスタッフに直接、尋ねた。

 来ていない、というハッキリした言い方こそしないものの、暗にそのことを認めた

 「入院は、しておりません。引き続き、体調を崩したままということは、あります」

 「他人の目に触れないようにと、気を遣って、隠れていると言いますか、控えているといいますか、そういうことを心掛けているということは、あると思います」

 顔や体全体は、依然として、やせているままだ。

 「本人は、選手当時の、現役時代に、体形が戻っただけだよと、言っておりましたが

 来年こそ、ゼネラルマネージャーとしても、元気な姿に立ち戻って欲しいものだが・・・・・。

 

 


<リアル ラグビー ルポ>ネット上で囁かれている「激やせ」平尾誠二・神戸製鋼GMは重病!?

2015-11-19 09:12:33 | ラグビーフットボール

 10月13日に掲載した記事。

 ネットで、検索が多かったので、それに応えるカタチで、まさに近況を書いておきます。

 あれから1か月が過ぎた、いわば、公けの席であった、11月15日。

 その日も、神戸製鋼コベルコ・スティラーズのゼネラル・マネージャーの職にもある、平尾誠二の現状をお知らせしておきます。

 その日、地元の「神戸総合運動公園ユニバー記念競技場」で、自チームにとっての、トップリーグ開幕戦が行われた。

 相手は、キャノン・イーグルス

 むろん、自チームの外人のヘッド・コーチや、その他のコーチ陣の姿は、客席に見えておりますが、かのGMのお姿は、見えておりません。

 グラウンドの自チームのテントを張ったエリア席にも、そのお姿は見えておりません。

 これは!

 ・・・・・・ん・・・・・休養か、大事をとってか。はたまた、病床にいるのか、激やせ姿を誰にも見られたくないからか・・・・・。

 まさか、今日も「はずせない出張や、会議があったので」ということでは、解決出来ない光景ですが・・・・・・

 気になる”厳状”を、お伝えしておきます。

 


<リアル ラグビー ルポ>”五郎丸歩ポーズ”効果で完売だったはずが・・・パロマ瑞穂での試合でも・・・ 

2015-11-14 23:03:53 | ラグビーフットボール

 昨日11月13日、秩父宮ラグビー場で華々しく満席の下で「トップリーグ 2015~2016」開幕戦は開催されるはずだったのが、私の記事並びに、後追い記事も含め、相次いでスポーツ紙が報道。

 前後するかのように、協会の失態が、目に見えるカタチで発覚。

 9000席分のチケットは、パナソニックとサントリー、双方の会社とチームに買い取ってもらう予定で、全員が来場してくれると思い込んでいた、と釈明

 小西宏事務局長が、言い訳した。委員長の職にある太田治の無能ぶりが、またも露呈するカタチとなった。

 おんぶにだっこ。持ちつ持たれつ。なあなあ。馴れ合い体質。ラグビーチームを持つ大企業に依存しきっている体質と構造が、世間と、新たにラグビーファンになってくれた・・・・・・かも知れない人達に、スタートで幻滅させる事件・不祥事だった

 2万3000人最大収容出来る大規模工事もやった。それまでは、1万5000人収容規模。

工事を時折り取材のたびに見やりながら、このまんまで充分じゃないか、と想っていた。それでなくとも、資金や予算が潤沢じゃない協会なのに。

 ただ、工事代金は「秩父宮」の名が冠にあるように、国が全額持つと協会から聴き、それなら、まあいっかあ・・・・と。

 しかし、増席工事こそ完了したものの、そこまでして、カネかけたのちも、今まで最高1万5600人しか、客が来たことは無い。

 ちなみに、今回の報道で、全社とも、なぜか2万席で統一しているのが不思議だ。拡張工事が決定した際に、2万3000席にするためと聞かされたし、今回、「関東ラグビー協会」に、大学ラグビーの試合のことで詳しく聞いた際、秩父宮の総客席数を、2万3000席と再確認しているのだが・・・・。

 すこしでも、ウソを小さく見せようという、協会なりの愚策か?

 それにしてもだ。協会は、いったいどこに、誰に、目を向けていたんだろう?

 ちなみに、極秘だが、大体、1チーム、年間の実質予算額、7~10億円を使っている。表向き公表より、かなり上。

 それにしても、前売り段階で、一般向けに、5000枚しか売っていないと知り、あきれた。

 あれほど、ワールドカップ出場組が、テレビ局から要請があったとはいえ、少なくないが多くもないギャラを手にしたのは、あくまで、ラグビーの「ラ」の字も知らない一般のひとに、言葉と試合の激闘映像から、ラグビーの凄さを知ってもらい、興味を抱いた人に、1人でも多く試合を観に来て欲しいからだ。

 なのに、その努力を無にする、協会の5000枚・・・・・。新たな足を、一歩も踏み出せない協会の、旧態依然たる体質・・・・・・。

 それが、すべてのラグビーファンを裏切った。

 今日も、録画収録ではあるが、日本においては「パナソニック・ワイルドナイツ」所属の田中史朗(ふみあき。通称ふみさん)が、妻と共にバラエティトーク番組に出演。

 相変わらず、「小学生みたい!」と、いじられらがらも、ニコニコ笑顔。

 そんな小学生が、試合で立ち向かう全員、彼からすれば大男を相手に、どんな、とんでもないパワーとテクニックを発揮しているか?

 ひょいと興味本位で試合を観に行く人が、いるかも知れない。

 昨日、今日と、試合後異例だが、主だった選手が、スタンドにいる観客に向かって、挨拶と、引き続きの声援と観戦をお願いしているのは、なんの目的があってのことか?

 協会の担当者は、滝つぼにでも入って、身を清め、固まり、腐りきった頭を冷やして、考えを改めて欲しい。

 さて、表題の、五郎丸歩(あゆむ)が出た、今日11月14日の試合

 会場は、名古屋の瑞穂(みずほ)区に建つ「瑞穂公園ラグビー場」。今年4月からは、湯沸かし器メーカーのパロマが、命名権を、向こう3年間の契約で買った。

 そのため、正式名称は「パロマ瑞穂ラグビー場」に。

 年間6000万円で、瑞穂公園 内外にある14もの施設にすべてパロマが冠に付く。

 今夜のスポーツニュースすべてで、会場名を言う、テロップで出すかは分からないが、五郎丸の活躍で、宣伝効果はあったというべきか。

 パロマといえば、瞬間湯沸かし器の不具合によって、一酸化炭素中毒によって、21人もの死亡者が出た事件が想い起こされる。

 イメージチェンジが、どう運ぶか?も、興味深い。

 さて、すでにネット上でも記事化されていたが、1万5000席が、前売りで売り切れになったと言われていたのに・・・・・

 今日、ガラガラではなかったものの、8676人の観客数・・・・・。

 見た目は、かなり入っていたが、降り続いていた雨のせいで、芝生席には3割ほど。

 ここでも、また、「ヤマハ発動機ジュビロ」と、対戦相手の「トヨタ自動車ヴェルブリッツ」の両チームの企業に買い取りしてもらって、社員やお得意先に配布したチケットをもらった人達が、会場へ雨模様も手伝って、足を運ばなかったという裏事情か・・・・・。

 完売、乾杯!と、実態の無いくせに、あおる手口はもう、止めた方が良い、世間に恥をさらし、完敗の結果を見るだけに終わり、協会が信用を無くしていくだけだから。

 その裏側で、例え正しく前売り券を購入したとしても、1350円。行く気も、観る気も無いのに、もらったのか。

 ネットで、「完売」を真に受けて、チケットが、オークションも含め、売りに出されていた。

 その額、3500円。3倍弱の高値。

 幸い、買い手は少なかったようだが、協会の罪はこんなことにまで及んでいた。

 ただし、開場前に、傘をさして並んだ自由席の観客の中には、初めてラグビーを、それも「五郎丸ポーズ」見たさに来た人たちが、かなり多く見受けられたのは、嬉しい出来事

 

 この輪が、じわじわと広がっていけば、と期待したい

 ちなみに、ヤマハは、18-11で、幸先のいい初勝利を挙げた。

 その前の、豊田自動織機とNECの試合観客数が、5320人。3000人以上の上積み。

 五郎丸効果といっていいだろう。

 なにしろ、昨年のヤマハの初戦の観客数、3710人に過ぎなかったのだから。

 もっとも、元々、ヤマハは、サッカーのチーム「ジュビロ」も抱えており、旗を自由席で振りはためかせての、規律ある応援風景は長らく見続けてきた。5000人もの、新規のラグビー初心者の上積みは、これまた嬉しい限りだ。

 取材規制のなかで、取材人数200人。持ち込んだ「五郎丸グッズ」なる商品。これ、本当に完売したと聞いた。

 チケット完売と聞いていたのに、当人、心ならず、拍子抜けはしただろうが、試合後、マイクを握った五郎丸は、観客に向けて、こう言った。

 「2019年(に日本で開催される、次回ワールドカップ)に向けて、ラグビーを、もっと、もっと!発展させていかないといけない。なにとぞ、是非、お力添えをお願い致します」

 選手は、頑張っている。その熱意は、本物と信じたい。幸い、ワールドカップ全選手に、思い上がっている者も、勘違いしている者も、現時点では見受けられない。

 改めるべきは、協会の姿勢。

 ウソと手口がバレ続けた、開幕戦。

 どうか、悔い改めて、3度目に訪れた絶好の機会を、真摯に向き合って歩んでほしい。無能なりの知恵を寄せ合って・・・・・・・・。

 

 


<リアル ラグビー ルポ> 本日、11月12日の「第2回全国女子ラグビー選手権大会」は開かれません

2015-11-12 15:53:33 | ラグビーフットボール

 この、「日本ラグビーフットボール協会」のホームページに掲載されていた、明らかな誤報を知ったのは、ひょんなことから。

 

 「7人制男子ラグビー日本代表」にまつわる実態の記事は、すでに書いた。

 では、女子は帰国したんだろうか? 会見は、あったのか? 無かったのか?

 少なくとも、ネット上においての女子、その名も、日本中誰も知らない、知られていない「サクラセブンズ」の帰国に関する記事は、1本も見られない。

 これは、とどのつまり自業自得。積年に渡るマスコミ対応と、少ないながらもいたファンに対しても、極めて対応が悪かった結果の産物だ。

 別にあんなチームに、わざわざ羽田空港まで交通費使ってまで行く必要は無いよ、という判断が多かった、のであろう。

 それに加えて、なんと、本家本元の「日本ラグビーフットボール協会」のホームページにも、ただの1行もソレに関する紹介は、無い

 ではと、今後の試合に関してのスケジュールをと見ると、

  11月23日に、江戸川区陸上競技場において、「第2回全国女子ラグビーフットボール選手権大会」が開催されるようだ。

 それって、15人制? 7人制? 出るチームは? 入場料は?

 なにしろ、おそらく昨年であろうか?? 第1回は、開催されたのであろう。世間には、まったく知られていないが・・・・・。

 で、その箇所をクリックすると!

 出てきたのが、冒頭に掲載した、11月12日開催のタイトルだったというわけだ

 本日、空は曇天。そのうえ、肌寒い。

 さらに、本日は平日。全国、と銘打っているということは、全国各地から選手が集うはず。

 ホントかあ~??

 どっちが本当なのだろうか? 先の7人制の記事で書いたように、それでなくとも観客が今まで少ないのに・・・・・・・。

 おそらく会場である「江戸川区陸上競技場」の職員は、正しいことを把握しているであろう。

 聞いた。

 「本日ですか? 何も入っておりません」

 やっっぱりかあ・・・・・ラグビー協会も、デタラメ打ち込むなあ・・・・。

 もっとも、かつてキッチリと、何回か書いたことがあるのだが、女子ラグビーは元々、草創期から協会には軽視され続けていた歴史がある。

 だからこそ、岸田則子さんなど幹部は誠実に対応してくれたのだが、先に書いたように、現場が取材、ファン、見物拒否の姿勢を貫いている。

 これじゃあ、先行きは暗い闇の中。

 さて、では23日は?と聞くと、

 「ちょっとお待ちください・・・・・ああ、予定・予約が入っておりますね。女子ラグビーの7人制の大会ですね」

 7人制? 大事なポイントなのに、そのタイトルも大会名に入れないとは、なんともはや、あきれるほか無い。

 試合開始時刻や、終了予定時刻、何チーム出るのか、どんな形式なのか? リーグ戦なのか? トーナメントなのか?

 「こちらには、何も届いておりません。入場料? さあ? それも、何も協会さんの方から届いておりませんので・・・・」

 届いていないって・・・・・。だって、あと10日ほどですよ。

 「まあねえ・・・・・こちらは、場所をお貸しするだけですから。所定の使用料を戴いて」

 では、かつて何度か同じ会場に取材に行った、高校男子地域選抜対抗7人制ラグビー選手権大会のときは、どうだったのであろうか?

 「ああ、いらしてたんですか? その大会に関しては、高校ラグビーのほうから、1か月ぐらい前には、概要がこちらに届いておりましたねえ」

 今日、大会、開かれるんですか?という、問い合わせの電話は、ありましたか?

 「いいえ。1本もありませんでしたよ」

 我が国の女子ラグビー。

 これが今の、良くも悪くも、リアルな、偽らざる”厳状”だ。

 この大会の数日後に、先の「サクラジャパン」が、リオデジャネイロ・オリンピック出場を賭けて闘う大会があるので、おそらく、そのメンバーはケガも考慮して、欠場であろうと想う。

 難敵中国に連敗するようであれば、「サクラチル」が、関係者のみに、ひっそりと伝わるであろう。


<リアル ラグビー ルポ> 「7人制男子日本代表」が、リオ五輪出場決定はしたけれど、裏側では・・・

2015-11-11 15:40:05 | ラグビーフットボール

 来年のリオデジャネイロ・オリンピック出場を賭けての、今回の「アジア予選」香港大会。

 試合会場となっていた「香港スタジアム」の観客数を見れば、一目瞭然。約4万人収容出来るスタジアム。

 初めてオリンピック競技に決まったあとの、アジア枠出場を賭けた大会なのに、初日、2日目と、ガラガラの、見るも淋しい観客の入り。

 だからか、日本人の応援団の声援が、出場した藤田慶和(よしかず・早稲田大学)も言うように、よく聞こえた。

  それは何も、今大会に限ったことでは無い。

 日本の男女7人制の試合はもちろんのこと、アジア各国や、日本で開かれた国際大会でも、最大2万3000人入る秩父宮ラグビー場で、3000~5000人しか、客が来ないのだから、いつもの当たり前と言いかえればいいか。

 世界的にも、7人制の認知度と人気度は、まだまだ低いままだ。

 そんななか、初日11月7日に行なわれた「1次リーグ」。日本代表が戦った4試合は、スコアを見れば完勝と言って良いだろう。

 なにしろ、台湾戦、38-0。シンガポール戦、66-0。韓国戦、47-0。そして、難敵中国相手にも、34-0。

 文句なしに、1次リーグ突破。

 試合は前後半、各7分。とはいえ、このように、1日に4試合は、ごくフツーのこと。試合と試合の間は大体、1時間半しかない。その間で、緊張感と集中力を絶えず維持させて、グラウンドへと飛び出す。

 一瞬の気の緩みは、あっと言う間にボールを奪われ、失点につながる。そのような、あぶない瞬間も、多々あった。

 が、今大会の必死のタックルは、昨年記事化したひどさを、見事に修正していた。

 

 2日目、日本では11月8日。

 準決勝で、スリランカ相手に、43-0。

 ここまで、5試合、無失点。決勝の相手は、開催地、香港

 尻上がりに調子を上げてきた日本代表としては、ここまでは、勝って当然の、格下の相手国ばかり。ただし、無失点完勝までとは、予想していなかった。

 決勝だけは、前後半、各10分と長くなる。

 香港に、前半早々、2トライも連続して取られ、0-10となった時には、あ然とした。

 瀬川智広ヘッド・コーチは、試合後、こう言った。

 「前半、選手達が、少し、落ち着いていないように見えた。ハーフタイムで、落ち着いて自分たちのラグビーをしようと、選手達に呼びかけた」

 主将の桑水流(くわずる)裕もまた、「前半、あせってしまった。後半に向けては選手達に、自分たちのプレーをしよう! ボールを動かしていこう!と話した」という。

 トライを挙げたイケメンで、名前を知られ始めた松井千士(ちひろ。同志社大学)も、後半、選手同士の間で「落ち着いていこう」という気持ちがあったと、振り返った。

  終わってみれば、その後は失点せず。24-10と逆転して押さえ込み、優勝

  (NHK-BS生中継画面 より)

 冒頭にあげたように、「7人制ラグビー」が、正式競技種目に追加された来年のリオデジャネイロで開催される夏期オリンピックに、日本が出場出来ることが決定した。

 主将の桑水流(くわずる)裕策(コカコーラ・レッドスパークス所属・30歳)が、試合後クチにした「最後まで、あきらめない姿」が、勝利をもたらしたと言える。

 同じ言葉は、その五輪出場決定を伝え聞いた、ブログのコメント数が連日100を優に超えるなど、今人気の五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ&オーストラリアのスーパーラグビー参加クラブチーム、クィーンズランド・レッズ初所属)や、今シーズンなでしこリーグで、ⅠNAC神戸を押さえて優勝を果たした、日テレ・ベレーザの有吉佐織もクチにした。

 最期の最後に、戦う者の気持ちを奮い立たせるのは、その言葉、勝敗を分けるのは、その言葉。

 「最後まであきらめない姿勢」。それが勝つ&且つ、観る者の琴線に触れることを、まぎれもなく実証した一戦だった

 今回の、1戦。

 初日を、長らく低迷していた時も、ニュースなどで7人制を流してくれていたTBSが、そして優勝が決まりそうになったとたん、加えて2日目には、NHK-BSと、Jスポーツが同時生中継で、上記試合を生放送。

 何ら積極的にアタマを下げてお願いしていない日本ラグビー協会を尻目に、この期にラグビー人気を高める気運を創っているテレビ局を軸とした、マスメディア。

 視聴率を気にしていたら、また現地からの生中継にかかる経費を気にしていたら、実現出来ない英断だった。

 主将の桑水流は、優勝インタビューで、言った。

 「まだまだ日本では、知られていないけれど

 それは、客席の淋しさと、自分たちの代表チームと、そもそも7人制ラグビーそのものを指しての発言だ。

 「オリンピックでは、ベスト4入りが目標です」と、意気込みと抱負を語ったが、いくらなんでも、それはハッキリ言って、かなわない夢。

 優勝の喜びのまま、瀬川を選手たちが胴上げし、次いでテレビ生中継画面ではカメラは引いていたが、ストレングス&コンディショニングコーチの見山範泰までも胴上げ。

 内藤大助に似ていて、カラダも小柄。ひっくり返ってしまったのには、笑えた。労苦を長年にわたって支えた仲間としての喜びを体現。良い光景だった。

  11月10日の朝。羽田空港に帰し、記念撮影(左写真)。なんと初めて100人以上の歓喜の出迎えを受、精神が上気したのか、記者会見に臨むと、「目標はメダル」と、もろにイケイケ上昇気運になっちゃった。

 言うのは自由、タダだもんね。が、しかし・・・・

 40人以上の記者が詰め掛けたにも関わらず、ソレを伝えたテレビ局は皆無。スポーツ紙が、わずかに書いただけだった。

 来ていて、取材してるのに、報じない。いつもの、ラグビー報道の日々が、戻りつつある。かなしいことだが・・・。

 いやしくも、オリンピック出場。なのに、記者数、15人制の12分の一。会見場は、都内のホテルの大宴会場と、羽田空港の片隅。

 また、か・・・・・。都内の強化合宿で「公開日」でも、記者1人しか来ていない7人制。やるせないなあ・・・・・。

 さて、先の会見発言。これまで書いてきた強豪とのプール戦での国際試合戦績や経緯を一読願えれば、かなり厳しい。

 むろん、15人制が、あの「南アフリカ」とシーソーゲームを繰り返した挙句、最期の最後で競り勝ち、逃げ切った歴史的奇跡の軌跡事実があるから、不可能とは言い切れないないが・・・・・・。

 また、選手7人制候補メンバーに、リーチ・マイケル(東芝ブレイブ・ルーパス)など、今回の15人制メンバーも数人入っており、来年2月にメンバーを招集し、半年間にわたって強化合宿を重ねていくなかで、さらにチームに成長が見えてくるかも知れないので、期待はしたい。

 なお、ラグビーの試合は、来年8月の猛暑のもと、開催されることを書き添えて置く。

 改めて書くならば、オリンピックという、子供でも知っている大きなスポーツイベントに出場が決まったチームの帰国と、引き続きの記者会見にも関わらず、どこのテレビ局も、昼前後や夕方だけでなく、夜のニュースでも、まったく報じていない。

 早くも、”厳実”が、のぞいた。15人制との、ノリの差。格差。差別。

 さて、今大会。確かに、スコアでは完勝。

 だが、ソレは、今までもそうだったように、アジア地区に限ってのこと。

 これまでの、強豪国との試合ぶりや、戦績は、この不定期連載記事で何度か書いてきた通りだ。

 確かに、あきらめない気持ち、身をていしての激しいタックル、瞬時の判断力、などなど、今春までに比べ、はるかに良くなった。

 ボールキャッチ直後の、ボールを誰に渡すのがベストかな?という、逡巡、迷いは、こと、この大会に限って言えば、見えなくなった。

 だからと言って、いままで、ことごとくぶっ潰されてきた強豪に、すぐさま接戦で勝てるほど甘い世界では無い。

 それは、起用抜擢を、随時所属するチームや大学の事情で欠場・辞退などで、変わらざるを得なかった選手達や、瀬川智広ヘッドコーチに、さんざん聞いてきた。

 中国を筆頭にして、オリンピックに「7人制ラグビー」が、参加スポーツ競技に追加された直後から、各国が、国家的強化策に本気で乗り出していること。グラウンド上での当たりに、一層激しさと痛みが増してきたこと、情報戦はすごいことになっている、などなど・・・・。

 「15人制」並みに、いわば情報戦の世界に突入したというのに、当時のゼネラル・マネージャーの太田治は、見聞きしている限りにおいて、何ひとつ策を講じていなかった。

 なにしろ、GMなのに、練習を観に来たり、来なかったり、ばらばら、気まぐれ。海外代表チームの情報集めは、やれる時間も無い程多忙な練習ビデオ撮影係りの担当だと、言い逃れるという、ていたらくぶり。

 不満を表立ってクチにこそしないが、ヘッドコーチやスタッフや選手たちは、とても文句を言い出しにくく、苦慮していた。そして、次第しだいに、太田を頼りにも、当てにもしなくなっていった。ムダな存在だから。

 ボールや、練習用具運びを、たまに手伝ってくれる、ニコニコでぶおっさんと見ていたフシがある。選手、監督との会話も、まったく無い。

 そんな太田が、今は「トップリーグ 委員長」になっていた。五郎丸人気を、「一時期の、バブル人気だと思っています」と、とあるメディアに答えている。

 ならば、このバブルを本物にと定着させるために、何か具体的な対策を講じようとしているか? と言うと、現時点で、相変わらず、何にもしていない

  15人制の、現ゼネラル・マネージャー、岩渕健輔も、さほどの手腕は見えてこない。それにも、ガッカリだ。

 イングランドからの、帰国記者会見でも、何ら今後の具体的展開策を、詰め掛けた記者団に聞かれても、何一つ提示出来ぬままに終わっている。

  来年、リオデジャネイロへと、いざ出発! という時まで、また練習非公開、居丈高な条件付き公開を、数少ない熱心なラグビーファンや、番記者たちに対しても、し続けるのであろうか?

 7人制の男子日本代表に限って言うならば、結果、練習場所にたくさんのヒトが詰め掛けて来たことは、1度も無い。むしろ、たくさん来てくれれば、励みになるんではないか?  むしろ、来ていると、瀬川監督は、ニコッとする。

 なのにまた、合宿は鹿児島県の鴨池公園にするのだろうか? 

 鴨池は、瀬川がいる東芝ブレイブ・ルーパスが合宿で使ったことがある場所。その使いやすさや、練習に集中できるところから、その縁で決めたのだろうが、今後も、マスコミが行きにくい、地元民しか足を運ばない地に合宿を張るのだろうか? せっかくの、まだ目に見えぬ幻の気運を、自らがぶち壊すかのように・・・・・・。

 来年の夏まで、こまめに知られ続けなければ、ゴミと化してしまいかねない7人制

 長年にわたって、7人制をけん引してきた、桑水流。

 前ヘッドコーチだった村田瓦(わたる)などは、翌日午後に日本代表選手たちを記者会見して発表という前夜に、上京してきた桑水流を捜して歩くドタバタぶりも、しばしば見せた。

 説得され、7人制に専念し続けてきた苦労人の桑水流と顔がこわい前・主将 坂井克行(豊田自動織機シャトルズ所属)はもっと注目され、評価されていい。2人とも、弁舌巧みでは無いため、マスコミには受けないままだが・・・・。

 現時点では、五郎丸人気のみの、ラグビー。「五郎丸ポーズ」という言葉が、「流行語大賞」の対象にまでなる始末。

 だが、その人気も、実態となると、かなり怪しい。

 すでに記事で事前紹介した、10月30日に行なわれた、「ヤマハ発動機ジュビロ 対 東芝ブレイブ・ルーパス」の練習試合。観戦代、無料。

 五郎丸人気を当て込んで、試合会場を自分たちのヤマハの練習グラウンドから、急きょ使用料、1万8250円を支払ってまでして、「遠州灘海浜公園球技場」に変更。

 このグラウンド。メインスタンド、2800人。バックスタンド、900人。これだけで3700人収容。さらに、芝生席には、8800人が詰め込めるというところ。

 平日、午後2時キック・オフ。天気、快晴。

 が、フタを開けてみれば・・・・ラグビーを生れて初めて見るオバサンたちを中心に、1500人が、まあ・・・・詰め掛けた。

 ところが、一部生中継したワイドショーでは、アナウンサーが約2000人と吹聴。さらに、ニュースとして報じたNHKに至っては、3000人に膨れ上がらせた

 「お前、出るのか!?」と、ニヤリほくそ笑んで、記者会見の席で、五郎丸に言ってのけた常識知らずの清宮克幸・監督だったが、1500人まで来た以上は、看板を引っ込めるワケにはいかない。

 先発で出て、開始早々、ブレイクダウン(ボール争奪戦)からのトライを、ヤマハが先制。

 五郎丸は、コンバージョンキックを、慎重に右斜めからキッチリ決めたあと、御役御免とばかりに開始10分で引っ込んだ。

 ブレイクダウンの際、右足を痛めたらしく、すぐさまアイシング。

 逆に、東芝には、リーチ・マイケルや、大野均や数人、ワールドカップ出場組が在籍しているにも関わらず、1人も出ず。

 体中、テーピングをしたいほど痛みがまだ残っていて、治療やコンディション調整に専念し、半月後に控えるトップリ―グ開幕の本番に万全のカラダの状態で備えたいという背景は分かるが・・・・・・。

 にわかラグビーファンと、マスコミの盛り上がる気持ちを、自らぶっつり、東芝は消した

 逆に、東芝の若手の伸び盛りにとっては、冨岡鉄平・監督に、レギュラー入りをアピールする良い機会となった。

 なもんで、結果、38-14で、東芝が勝利をもぎとった

 さらに、11月3日の休日の午後。

 サントリー・サンゴリアスの練習グラウンドで、「サントリー 対 東芝」の、東京都府中市に工場と、クラブハウス並びに練習グラウンドを置くチーム同士の練習試合が行われた。

 私の先日の記事を読んで戴いた人達には、両チームに「凱旋パレード」で歩いたワールドカップ出場組がたくさんいることは、御存じだろう。

 ところが・・・・どちらのチームからも、1人も出ず!

 でもその顔ぶれの御披露を期待して、来場した観客

 「1000人を超えていましたねえ・・・。なにしろ、試合のたびに配布しているメンバー表が全部、はけてしまいましたからね。いつもですか? 多くても500人というところですかね」

 「そうですねえ・・・確かに、ワールドカップ効果ということは、言えるとは思います」

 サントリーのチームスタッフの人が、正直に答えてくれた。

 ただし、この試合に、ワールドカップ組のメンバーに選出されながら、たった1秒も、エディーのとっつあんに出さしてもらえず、屈辱を味わいつつ、心を殺してサポートに徹して帰国した、廣瀬俊朗湯原祐希の2人が出場!

 さすがの実力を発揮! 競り合い、競り合い・・・・ついに28-28のドローで試合を終えた。

 初めてナマでラグビーを見た500人以上の人には、ラグビー本来の魅力が伝わった・・・・・・かも知れない。

 その魅力を熱く、面白く、説得力をもって、帰国記者会見や、テレビ局をハシゴして、慣れぬスタジオで発言してくれた、畠山健介。そして、不可解移籍の苦く汚れた過去を持つ小野晃征の、ワールドカップ組2人が、11月5日、対 NTTコミニケーションズとの練習試合に、遅ればせながら出場した。

 しかし・・・・・テレビ局が、まったく取材に来なかった・・・・・。

 とどのつまりは、五郎丸だけへの注目か・・・・・・・。

 試合は、NTTコムには失礼だが、従前の実力通り、38-5で、畠山がリードするサントリーが勝った。

 観客数、100人前後。平日の午後1時、キックオフ。

 また、いつものラグビーの日々に、早々に戻った。哀しいほどに・・・・

 大学ラグビーの試合が、毎週末に行なわれている。

 11月1日。日曜日の、秩父宮ラグビー場。

 雌雄を決する、「帝京大学 対 早稲田大学」には1万6679人。

 その前の試合の「慶應大学 対 明治大学」には、1万2078人

  (Jスポーツ 中継画面より)

 入れ替えは、無い。人気と実力と、期待度が、4600人の上積みとなる。

 だが、一転、11月7日、くもり空の同じ秩父宮。

 「拓殖大学 対 中央大学」(写真左下2点)には、わずか1632人

 

  (いずれも、Jスポーツ試合中継画面より)

  さらに、天下の早稲田大学といえども、天候と試合会場に、観客数は大きく左右され、翻弄(ほんろう)される。

 11月8日、降りしきる小雨の、群馬県敷島公園ラグビー場。

 「日本体育大学 対 早稲田大学」には、わずか607人。

 同じく「流通経済大学 対 法政大学」(写真左下)にも、入れ替え無しで607人

  芝生席には、立ったまま見る客、傘さしてパラパラ数人が、同じくJスポーツの試合中継画面から、見える。

 ワールドカップ効果、全然関係ないよ~という声が、聴こえてきそうだ。

 五郎丸人気効果と、波及は少しだけはある。

 トップリーグ開幕戦の、11月13日、金曜日。午後7時から、約2万3000人収容出来る秩父宮ラグビー場で行われる、「パナソニック・ワイルドナイツ 対 サントリー・サンゴリアス」

 次いで、翌日11月14日の土曜日、愛知県名古屋市にある「瑞穂(みずほ)ラグビー場」で開催される、「ヤマハ発動機ジュビロ 対 トヨタ自動車ヴェルブリッツ」

 出るか出ないか分からないが、かの「五郎丸ポーズ」見たさも手伝い、この2試合だけは、入場券が完売となった。

 当日券は、無い。これまでは使えた、期日指定無しの、数多くばらまいてきた無料招待券は、この2試合に限っては使用出来なくなった。

 「瑞穂ラグビー場」は、1万5000人が収容出来る。前売り段階で完売なんて、かつて皆無だったこと。

 今だ何も策を講じていない日本ラグビー協会にとっては、この五郎丸バブル人気サマ様だろう。

 「例年になく、チケットの売れ行きは良いです」と、先述の太田治はのたまうが、完売決定は、たったこの2試合だけ。

 いやはや・・・・である。努力無しの産物が、転げ落ちて出てきただけのこと。

 むろん、開幕戦は天候に左右されるものの、氷雨が舞ったり、肌寒さが厳しくない限り、当日券売り場には長蛇の列が並び、例年8割5分の客席が、招待券の客も交えて埋まる。

 その後も、試合カード組み合わせごとに天候に左右される傾向が強い。前売り券の売れ行きが芳しくないのは、いつものことではある。

 秋晴れ、木洩れ陽、ポカポカ陽気だと、当日券の売れ行きは良い。強風、氷雨。出足、止まる。毎度、毎度。

 Jリーグの試合との差は、とてつもなく大きい。

 2019年、日本でのワールドカップ開催に向けて、森喜朗(よしろう)日本ラグビー協会・名誉会長が推進したことといえば、やたらデカい、収容人数莫大な施設を造らせていることだけ。

 ハコものが、すぐガラガラになり、イベントには森喜朗ならぬ、国民の税金の無駄遣いの果ての、シャレた幻の「しんきろう」(蜃気楼)が怪しく闇空に漂う羽目になることは、今から目に浮かぶ。

 やるべきことはそんな愚かなコトではなく、今は単なる企業所有ラグビーチームに、サッカーJリーグのように、地域性を強調させて、人を新たに広く巻き込んで、観客を少しづつ増やして4年後につなげていくことだ。

 トップリーグ企業のラグビーチーム担当者に、聞いた。その努力をする気は企業幹部に無いのか? と。

 「さあ・・・・、それはウチの方から勧めてゆくことでは無いんじゃないですか。あくまで、ラグビー協会さんの方から、具体的な働きかけが無い事には、こちらは何も仕様が無いわけでして・・・・」

 かつて、東芝は、「東芝府中」というチーム名だった。「日本ハム ファイターズ」も、良い例だ。

 やってやれないことでは無いはず。

 3度目の訪れた最大チャンスを、また何もせずに、無能担当が、あきれるほどだらけた日々を過ごすのであろうか・・・・。

 2度あることは、3度ある、で終わる可能性が、目下のトコロ、とても大きい。

 「五郎丸ポーズ」人気を、このままポーズだけして、見捨て置くつもりなのだろうか・・・・・・