みんなのリライブPark ~リライブフードアカデミー~

リライブフードアカデミー受講生や、これから食の業界を目指す方への情報交換や交流の場。アカデミー情報なども掲載!

卒業生と会って思うこと

2012年10月06日 | いつものトーク

こんにちは、リライブnosakaです。

今、リライブでははちょうど4月生がおわり、
あたらしい10月生が始まろうとしているところです。

受講生の皆さんにとっては
ベーシックや、アドバンスの課程が終わり、
次のクラスあるいは新しい目標に向かって
スタートしようとしている、そんな時期です。

リライブでは各コースのアドバンスの課程を修了すると、
修了式が行われ、修了証が授与されます。
(修了まであと一息!という人、頑張って!)

英語で「卒業」の訳語として
"commencement(コマンスメント)"という言葉があります。
アメリカで使われる英語で、
正確には大学などの学校を卒業するという意味がありますが、
もともとは「新しく始める」という意味の言葉です。

修了式、あるいは期の終わりに
受講生のみなさんに伝えることばとして、
いつも必ず言わせていただいているのが
「今日で終わりではない」
皆さんにとって、
「今日が新しい明日への門出の日になるのだ」
ということをお伝えしています。

そして、私達は、今日から
みんなとの新しい繋がりがスタートするんだ、という思いが募ります。

わたしにとって(もちろんリライブの先生方みんながそうです)
何よりもうれしいのは、
そうやって巣立っていった受講生とリライブで再び会えることです。
そして、その時に受講生の大きな成長を感じることができることです。

この間も、研修生の課程を修了してから
1年ぶりに、学校へ来てくれた受講生が
就職先のパン屋さんでもうすぐチーフになる、と知らせに来てくれました。

在学中に二十歳の誕生日を迎え、
「その日に生まれて初めてワインをのみました・・・」なんていう話を、
うれしそうに披露してくれたことや、
実習、研修での思い出ばなしに花が咲いたのはもちろんですが、
チーフになる=初めて人の上に立つ立場になることへの
戸惑いについても話してくれました。

一番心配していることは
「仕事で必要な指示を人にきちんと出せるだろうか」ということでした。

実は、ちょうど同じ時期に来校してくれた、
オーナーになった卒業生が同じことを言っていました。

「自分より経験も年齢も上の人に指示をすること、
 とくに、仕事で必要なことをはっきり伝えるのが
 最初はうまくいかずに悩んでしまった。
 でも悩んでいてもしかたない、ある日はっきりと、
『こうやってもらわないとお客さまが迷惑する』ということを
 伝えることができてからは、迷うことはなくなった」といっていました。

以前、リライブの研修を3年ほど前に修了し、
今は16人のスタッフを束ねるチーフとして働いている卒業生が、
やはり初めて人の上に立ったときの難しさについて話してくれました。

「私のために仕事をしているんじゃなくて、
 お客さまのために仕事をしているんだ、ということを
 一緒に仕事をする人に伝えること、
 これを伝えるためには
 誰よりも自分がお客さまのために一生懸命になること、
 その姿をスタッフにみてもらうしかない」

そんな決意で仕事に取り組んだと言うことです。

(2人とも、研修生時代は、
 どちらかといえばおとなしい研修生で、
 特に接客では苦労をしていたことと言っていました。)

先輩方のそんな貴重なお話しや、
ベーカリーの稲垣先生の体験談なども交えながら、
帰り際、「気持ちを新たに一生懸命にやります!」と言ってくれた笑顔。

「もっと上手になりたい」
「もっと早くできるようになりたい」という気持ちで、
一生懸命に研修に取り組んでいた姿、
お客さまへの笑顔、
特にご年配のお客さまへの心配りと笑顔の印象がだぶって、
思わず「立派になったなー」と感慨深く見送りしました。

一生懸命だからこそ、必ずぶつかる壁。

乗り越え方は人それぞれですが、
乗り越えられることができたからこそ、
人には次のステージがある。
そして、新たな課題として取り組んでいくべきテーマがそこにある。
こんな時期、そんな自分の思いを伝えたいと考えています。

リライブを修了して、しばらく時間が経っている皆さんが来校すると、
校舎が新しくなっていたり、お店が増えていたり、
驚くことがたくさんあるようで、
そしてたくさんの卒業生に「また来たい!」と
言ってもらえるのは何よりです。

そんな風にして、自分が学んだ学校が
自ら成長していることを喜んでくれることは、
とてもうれしいことです。

もっとうれしいのは、卒業生が、
各々の場所で成長し続けていてくれることを実感した時で、
これまでの事を思い出して、すごく嬉しい気持ちになります。

そして、頻繁に卒業生が訪ねてきてくれる人が多い
リライブという場所が私もすごく誇らしいです。

これをご覧になって「リライブのことが懐かしい」と
思っている卒業生の皆さん、いつでも来校お待ちしていますよ。

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