みんなのリライブPark ~リライブフードアカデミー~

リライブフードアカデミー受講生や、これから食の業界を目指す方への情報交換や交流の場。アカデミー情報なども掲載!

ショコラティエのこだわり ~チョコレートの技術~

2014年01月29日 | いつものトーク

皆さん こんにちは。リライブフードアカデミーの藤田です。
かなり冷え込むかと思えば、気持ち良い日差しで
早春の気配を感じることも多いこの頃ですね。

インフルエンザやノロウィルスなどの不安なニュースも
多いようですが、元気で過ごしていますか?

パティシエの皆さんは、
年末のクリスマスから節分、バレンタイン、ひな祭り、ホワイトデーと
イヴェント続きで忙しい季節の真っ只中でしょうから、
くれぐれも体調管理をきちんとしてくださいね。

今の話題はバレンタインですね。

リライブの直営店「食人」でもバレンタインチョコレートの販売が始まっていますが、
デパートなどのイヴェントもかなりの盛り上がりのようです。
自分の為に購入されている方も多いでしょうが、
あげる女性の皆さんにとっては、出費を考えると
簡単には楽しめないかもしれません。

私の人生の中でも、かなりの回数のバレンタインの仕事を
重ねてきたなってつくづく感じます。

この業界に入った頃と違い、
生クリームのタイプもクーベルチュール(製菓用のチョコ)の種類も
たくさん増え、その分、新たな味や食感を出せるようになったとともに、
おいしくする技術も求められるようになりました。

ガナッシュのポイントに「乳化」が挙げられます。
滑らかでまったりと溶けていくチョコレート特有の口溶けは、
この乳化状態がとても大切なんです。

クーベルチュールに水分を加えていくのがガナッシュですが、
高品質のクーベルチュールであるほど、
カカオバターという油が大量に含めれるため、分離しやすくなります。

更に生クリーム以外の水分、
たとえば、フルーツのピューレを使ったガナッシュは
難易度がかなり高くなり、クーベルチュールの成分知識、
乳化と分離の理論、状態の判断力が求められます。

最近はテレビドラマ等で「ショコラティエ」という仕事が
注目を集めているようですが、そのような難易度の高い部分も含め、
チョコレートの仕事をきちんと確実に遂行することに、
喜びと自信を感じています。

最近はスティックタイプのブレンダーの登場により、
簡単にきれいな乳化状態を作れるようになってきました。
この器具の存在が、チョコレート業界の質の向上に
大きく役立っていると思う反面、
技術の価値が希薄となることが少し淋しく感じることもあります。

お客様が喜んでいただくことが一番大切な事ですから、
手作りだからこそ出来る一つ一つの作業に、
想いと誇りを込めて作っています。

リライブのパティスリーのアドバンスクラスの授業も、
そろそろクーベルチュールのアイテムに入る頃です。
これまでにたくさんの受講生に、
チョコレートの楽しさと、経験に負けないテクニックを伝えてきました。

チョコレートの授業では、
まずテンパリングという作業から入りますが、
これまでの全ての受講生が、1回の失敗もなく
100%の成功率で受講しています。
これはとても凄い事なんですよ。

開校以来の全ての受講生×授業回数ですから、
たまたまの成功ではなく、実力と言えます。
それだけ受講生の皆さんがポイントを理解しているって事です。

受講生の皆さんは、1回目から普通に成功しているから、
おそらくその凄さに気づいていないとは思います。
もちろんテンパリングは、チョコレート作業の入り口でしかなく、
本当に難しいのはその後の作業ですけどね。

今日は2月1日から始まる
「チョコレートづくしのプレート」用のマカロンを作りました。
マカロンもチョコレートも製法はシンプルなため、
文章にするとこちらもシンプルになり、
中々理解できない部分が多いアイテムです。

出来る人から直に習わなければ
わからない部分が多くありますので、
習える機会があれば是非トライしてみてくださいね。

それでは、あげる人も、もらえるかも知れない人も?
楽しいバレンタインを過ごしてください。

日中はそれなりに暖かい日もありますが、夜はまだまだ冷えます。
体調を崩さないように気を付けてくださいね。

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リライブ フードアカデミー
TEL 0120-444-055


卒業は「始まり」の始まり

2014年01月15日 | いつものトーク

みなさんこんにちは。リライブのNOSAKAです。

今年の冬はいつもよりちょっぴり寒いような気がしますね。
それでも、まだ固く閉じているような梅の花のつぼみが、
少しずつほころんでいく様子を楽しみにしながら、毎朝学校へ向かっています。
まだ寒さは続きますが、春はもうそこまできています。

春といえば、卒業の時期。
「卒業式」のことを、アメリカの英語では
Commencement(コマンスメント)といいます。

そもそもの意味は「(何かが)新しく始まること」ですが、
学生生活に一度区切りをつけ、
思い描いた未来に向かって飛び出していく・・・
そんなポジティブなことばです。

卒業は決して、勉強を終えるという意味ではなく、
「始まりの始まり」だということを、知っておいてくださいね。

リライブでは、卒業式のことを「修了式」といいます。

アドバンス課程を修了する場合だとおよそ一年、
速成コースで約半年の受講が修了すると修了証書が授与されます。

もちろん、ここからが新たなチャレンジであることは言うまでもありません。

アドバンスや速成コース在籍中に就職活動や開業準備をすすめて、
そのまま就職・開業をする受講生もいますが、
多くの受講生が、マスターコースの現場研修課程へ進み、
リライブの直営店で、現場の製造技術と知識、
お客さまに心から満足していただける接客・サービス、
飲食の世界で本当に通じる行動力などを学んでいきます。

アドバンスクラスや速成コースの修了は大体、
期の終わりの9月末か、3月末になりますが、
マスターコースの修了時期は、受講生によってまちまちです。

それは受講生によって異なる、
開業や就職時期にあわせて研修を行えるようになっているからで、
サクラのつぼみが膨らむ頃の修了式もあれば、
梅雨明けの頃や真冬にだって修了式はあります。

つい先日も、リライブフードアカデミーでは
カフェオーナー総合コースの受講生、
杵淵洋美さんの修了式が行われました。

杵淵さんがリライブに入学したのは2011年4月。
会社勤めを続けながら、
いつか必ずカフェオーナーになる!という夢に向かい、
少しずつ、着実にステップアップを続けて、修了式の日を迎えました。

杵淵さんが夢をかなえることができるよう、
成長を陰にひなたにサポートし続けてきた先生方
(研修では、受講生の目標を現実にするために関わる先生方の数が、
実習の時よりもずっと多いのです!)
一人一人からのことばは、
授業の初日、夢に胸を膨らませて登校してきた日のことから始まり、
何度もあたった壁(それを乗り越えてこそ人は成長する!)、
研修を始めて着実に力をつけてきた頃の様子
(そこで満足してはいけない!)のことなど、
一人の受講生を見守り、成長を願い続けてきた思いと、
これからもさらに大きく飛躍していってほしいという期待感に溢れたメッセージでした。

最後までやり通すことができたのは
「できない理由や、やらない理由を探さない」という
小川先生からのことばが原動力だったと、
杵淵さんは最後に振り返ってくれました。

修了式を行うたびに、
研修生が逞しく成長し、自信にあふれた笑顔を見ることができるのは、
私たちにとっても何よりの喜びです。

Commencement、始まりの始まり。

リライブの授業は今日で最後でしたが、その翌日は・・・

2月4日のプレオープンを目睫に、
設置が終わったばかりのエスプレッソマシンの試運転に励む杵淵さんです。

お店の名前は「おうちごはんカフェ UNWIND(アンワインド)」

固く巻かれたものを巻き戻す、という意味を転じて、
「リラックス」「ほっと一息」・・・そんな意味があるそうです。
固く閉じた花のつぼみがゆっくりと開いていく・・・
そんなイメージも素敵だなと思います。

お家ごはんカフェ unwindアンワインド
〒223-0061 神奈川県横浜市港北区日吉2-1-5 尾嶋ビル2F  MAP
東横線/目黒線 日吉駅 徒歩1分
営業時間 11:30~20:00
月曜日定休(祝日の場合は営業し、翌火曜休み)
TEL/FAX 045-620-8624
http://unwind.heteml.jp/

杵淵さん自身のこれからの大きな未来を、
そしてUNWINDに集うお客さまの夢を育みながら
さらなる成長を続けていってほしいと思います。

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