死者は星になる。
だから、きみが死んだ時ほど、夜空は美しいのだろうし、
ぼくは、それを少しだけ、期待している。
きみが好きです。
死ぬこともあるのだという、その事実がとても好きです。
いつかただの白い骨に。
いつかただの白い灰に。白い星に。
ぼくのことをどうか、恨んでください。
望遠鏡の詩
《感想1》
きみが死ぬと、きみが星となるので、夜空が美しくなる。
だから、きみが死ぬのを、ぼくは少しだけ期待している。
恐るべき期待だ。
《感想2》
ぼくは、きみが好きだ。
だが、きみの死が夜空を美しくするから、きみの死も、期待する。
ぼくのきみへの愛は、アンビヴァレント(両価的)だ。
きみの生も、きみの死も、愛する。
《感想3》
美しい夜空は、ぼくにとって、きみの死そのものだ。
ぼくは、きみの死も好きだ。
生きているきみが好きだが、きみの死も好きだ。
美しい白い骨、白い灰、白い星。
《感想4》
きみの「死」を美しいと思い、きみの「死」を期待する(もちろん少しだが)。
このようなぼくを、「どうか、恨んでください。」
きみへの激しい愛。
死すべき人間の愛が持つ両価性。
生きているきみを愛するのに、きみの死まで愛する悲しみ。
The dead becomes a star.
Therefore, when you die, the night sky will become more beautiful.
I slightly expect that.
I like you.
You will die someday. I like this fact very much.
Someday, you will become only white bones.
Someday, you will become only white ashes. Only a white star.
Please, mercifully hate me as I think such a thing.
A Poem of a Telescope
だから、きみが死んだ時ほど、夜空は美しいのだろうし、
ぼくは、それを少しだけ、期待している。
きみが好きです。
死ぬこともあるのだという、その事実がとても好きです。
いつかただの白い骨に。
いつかただの白い灰に。白い星に。
ぼくのことをどうか、恨んでください。
望遠鏡の詩
《感想1》
きみが死ぬと、きみが星となるので、夜空が美しくなる。
だから、きみが死ぬのを、ぼくは少しだけ期待している。
恐るべき期待だ。
《感想2》
ぼくは、きみが好きだ。
だが、きみの死が夜空を美しくするから、きみの死も、期待する。
ぼくのきみへの愛は、アンビヴァレント(両価的)だ。
きみの生も、きみの死も、愛する。
《感想3》
美しい夜空は、ぼくにとって、きみの死そのものだ。
ぼくは、きみの死も好きだ。
生きているきみが好きだが、きみの死も好きだ。
美しい白い骨、白い灰、白い星。
《感想4》
きみの「死」を美しいと思い、きみの「死」を期待する(もちろん少しだが)。
このようなぼくを、「どうか、恨んでください。」
きみへの激しい愛。
死すべき人間の愛が持つ両価性。
生きているきみを愛するのに、きみの死まで愛する悲しみ。
The dead becomes a star.
Therefore, when you die, the night sky will become more beautiful.
I slightly expect that.
I like you.
You will die someday. I like this fact very much.
Someday, you will become only white bones.
Someday, you will become only white ashes. Only a white star.
Please, mercifully hate me as I think such a thing.
A Poem of a Telescope