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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

素晴らしき可能性

2007年12月27日 | ワイン ~2020年
「トロンテス」というのはブドウ品種です。
決して「サロンパス」とか「サガン鳥栖」のお友達ではありません。


2006 ミッシェル・トリノ ドン・ダヴィ トロンテス RSV
   (アルゼンチン、白、トロンテス種、千円台前半)

さわやかでバラや芳香剤、白い石、石灰や花崗岩質土壌のような香りを
感じます。

味わいは実にクリアで透明感、さわやかさ。
樽もあるのでしょうが気になりません。この個性的なキャラで樽の
イメージはすでにどうでもよくなっています。
なんとなくスイスイと飲み進める清純派のワインです。
ただ、一般的にお奨めするならシャルドネの方がいいとは思います。

アルゼンチンはかなりの可能性を秘めていると思います。今後
すごいワイン生産国になることでしょう。
特にこのミシェル・トリノのワインを飲むとそう思います。


ところで、ジャズピアニストの「オスカー・ピーターソン」が
亡くなりました。偉大な超絶技巧の方でした。

しかしその技巧はしっかりと「小曽根真」に受け継がれていますので
心配ありません。彼はオスカー・ピーターソンを聴いて、吸収して
さらに自分の感性を出しているすごいピアニストでしょう。

さらに今後、小曽根真を聴き、育って行くであろう、もっと若い
ピアニストはどこまでその音楽性を延ばすのでしょうか?

そんな可能性をアルゼンチンワインに感じてしまいます。



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