魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

飲んでも大丈夫?-下り坂のワインと私

2015年12月02日 | ワイン ~2019年
病院へ行って来ました。
最近は父や母や・・・そんなんばっかりでしたが、やっと自分自身の特定健診(メタボ検診)の
結果が出ました。


数値が5列ありますが、
写真左から メタボ基準値 ・参考基準値 ・今年 ・1年前 ・2年前となっています。



今回は面目躍如かな。

肝機能のγ-GTPは大丈夫ですし、懸案だった中性脂肪血も見事に解消できました。
尿酸値も下がったので、これで安心してビール、しかも濃い~ビールが飲めます・・・???

がんばった自分をちょっとだけでも褒めてあげたい、そんな気がします。

こんな商売をしながら肝機能の数値は何とかなっているのが救いです。



そんな願いが続くように祈りながら・・・

今夜はこれ。




2003 Ch.コンスタンタン(Chateau Constantin)
  (仏、ボルドー、千円台)

03年ものです。10年以上熟成。しかもこの年は酸が弱く、過熟傾向のイメージです。

さて・・・

香りはプラムに黒糖、少し枯れた腐葉土や枯葉、微かに石灰やカビ臭さも出始めています。
ブショネとまではいかないでしょうが、劣化が始まっているようです。

味わいはやはり張りが弱く、落ちてきています。確かに熟成感はあります。ジビエや
黒糖、革などありますが、旨味は弱く、これから先はやせ細るだけで、あまり見込みはありません。
このワインをお手持ちに抱えている方は、すぐさま飲んだ方がいいかと思います。
頂上から下り、6、5合目くらいまで来ています。

おなじ5、6合目なら登りの方が遥かに美味しいと感じます。

まあ、ワインなんてそんなものでしょう。後生大事に抱えていても、いつの間にか
こんな状態になっているということも少なくありません。
「気持ち早めに飲んで正解」というのも覚えておかれるといいでしょう。
「早すぎた~」と思っても「遅すぎた~」より10倍マシです。
若さが素晴らしいということは永遠の真理なのです。

そして私の人生だってもう下り坂ですので・・・もうね、哀愁です。


コメント (2)
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