魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ルーマニアのピノ

2006年03月22日 | ワイン ~2019年
02 クロ・ビュザオ ピノ・ノワール(ルーマニア、赤、1100円)

飲んだことのない国のピノと聞けば是非とも試してみたい!
そんな思いで仲良しの酒屋さんで見つけたので買ってきました。
お手軽な価格は良いですねー。
産地はデアルマーレという場所で、ACの表示もあります。(ちょっと驚き!)
しっかりとしていて、シラーのようなピノだった、とご主人の言葉です。

飲んでみましたよ。なるほど、濃いです。
おいおい、ルーマニアってそんなに南だっけ。
香りが花のようではなく、重たいです。飲むとまろやかではありますが、
トースティー?焦げ臭い? でココアやビターチョコ、そしてキノコのニュアンス。
苦みも意外と強めです。いわゆる一般的なピノのニュアンスとは違いますし、
うち(当店)のカラーでもありません。

ブラインドで出されたら、100%当てられませんし、ピノと言うかどうかもかなり疑問です。
もしかしたら南アフリカのピノ・タージュと答える可能性ならあります。
まさにワインの変幻自在の多様性を見せつけられた気がしました。

2日目ですが、やはり土っぽく、華やかではありません。しかしまろやかに飲めます。
「ピノを飲む」ということは華やかさを求めているわけですから、
それとはちょっと違う気がしますが、千円程度のワインということでは
「あり」だと思います。
コメント
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