魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

02ボーヌ・ヴィラージュ(フェヴレ)

2006年03月20日 | ワイン ~2019年
今日は02 コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ(フェヴレ、赤、仏)
2千円ちょっとのブルゴーニュです。

開けたては、張りが強くフェヴレ特有の?酸っぱくスパイシーの赤系果実の風味。
若いのでちょっと置いて(1時間ほど)落ち着かせてから・・・。

やはりバランスとしては酸っぱい、って若いブルなら当たり前程度。
味わいはなで肩のようにするりととけ込み、赤系果実のピチピチした感じ+
ナツメグやコショウなどのスパイシーさ。中心に密を連想させる旨味が弱め
ながらも出ています。アフターも可憐で踊ったようなチェリーっぽさがありますが、
細く短め。チャーミング系で攻めるなら、もと魅了して
欲しいところ。って価格を考えるとこんなもの? ちょっとストイックさがある?
これだったらUSAのお手頃ピノに軍配か?

女性に例えると(顰蹙をかってしまうですが、何となく分かりやすいので
ご容赦を。)小、中学生くらいの若い、あどけない女の子で、しかも話し
かけてもそっぽを向いたような・・・でもちょっとだけ笑顔を垣間見せる・・・
まだつぼみってイメージが似合っているようです。

このワインは、正直大器ではないので、あと2、3年くらいでピークでしょう。
果実味の厚みや深みがもう少しあったら、もう3年は長持ちしそうです。

2日目になりました。
相変わらすチャーミングです。張りも強いです。
2、3年後に落ち着いたときに、果実味の奥深さが足りなくなるような気がします。
・・・・ってえらそうに分かるわけないですよね。
また、このワインをそんなに大事に持っている、ってこともないような。

コメント
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