住職の独り言

~ご縁に触れて~

謙虚

2024年01月28日 | 独り言

〈茶道の家元曰く〉

よく皆様方にお茶を差し上 けるとき、国内外のいずれの 方であるかを問わず、「お茶 碗を何回、回して飲めばいい のですか」と聞かれる。

お茶碗を回しているのでは ない。単に出されたところを 正面として、そこを少しよけ てお茶をいただくということ に過ぎない。正面をよけると いう行為は、謙虚にお茶をい ただく心の表れであるのだ。

何もお抹茶を召し上がる時 だけのことではなく、何事に おいても、少し身を引き相手 を思いやる心を持ってこの一 年をお過ごし頂ければと切に 思うのである。

〈私の本音〉
お寺の法事で読経中にお焼香をする際、真正面に立ち、ご本尊にお尻を向けて参拝者に深々と頭を下げ挨拶してからお焼香する人がいる。そしてご本尊には手を合わせるだけで、ろくすっぽ頭を深く下げることもない。
せめて正面を避けお尻を向けて欲しい。


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