住職の独り言

~ご縁に触れて~

幽霊とは、私自身の姿だった!

2008年03月06日 | Weblog
一時期テレビで心霊写真等々の番組がよく放映されていた。
 お寺にも心霊写真なるものを処分してほしいとよく来られたものである。
 私も最近知ったことであるが、幽霊には三つの特徴があるそうです。
 一.髪の毛が、長く後ろに伸びている。
  「後ろ髪を引かれる」という言葉 があるように、
  過ぎ去った事や自分の周りの心配事に心を奪われている。
 二.両手が前に垂れている。
  「取り越し苦労」という言葉があるように、将来、未来のことにあれこれと
  悩んで、無駄な心配をして心を奪われている。
 三.足がない。
  過去のことに未練を残して、いつまでも振り切れず、
  未来のことが気がかりで我が身の現実がお留守になって見えない状態を、
  足がないと表現されている。

 そうすると幽霊とは、あっちこっちに心を奪われ、
 地に足が着いてない私自身の姿でありましょう。

 ◇鏡の前に立てば姿がうつる、教法の前に立てば心がうつる。
 という法語があったが
 阿弥陀如来の御本願は、私達が早く迷いの現実に気づき、
 真実の世界にめざめてゆくことを、願いつづけておられます。
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