住職の独り言

~ご縁に触れて~

GPS

2024年07月06日 | 独り言
「携帯電話のGPS機能」
世間では賛否両論あるが、わが家で は必須アイテムだ。

主人の飲み会の帰り、終電ならばなおのこと、寝過ごし常習犯の彼を追尾しなければならない。乗車中は寝入る 隙を与えないためLINEをやり取りしているが、いつしか「既読」が付かなくなる。降車駅が近づく、地図上の 位置を示す印「○」をにらみながら「降りるのか、降りないのか」私のハラハラドキドキは最高潮。・・・降りなか った。そこからは怒濤の電話攻撃。む なしく呼び出し音が鳴り響く。最後の砦は大阪駅、そこを過ぎてしまったら、諦めの境地。今夜は西明石か、はたまた姫路か。なんならついでにお土産でも買ってきてほしい。

娘が大学生になって、さすがに家族間のGPSをやめようという話になっ たが「車で迎えに来てくれるときに便利」と言うのでそのままになっていた。  
ある日、娘の帰宅時間に合わせて夕食の揚げ物をしようと思い、何げなくGPSを眺めていたところ「ん?!!」降車するはずのバス停を、娘の「○」は 通り過ぎてしまったのだ。
「ブルータ ス、おまえもか」
怒濤の電話攻撃を諦めた頃、玄関ドアが激しくたたかれた。「バスに携帯忘れた!」
私のGPS追跡はまだまだ続く。
(大阪府高槻市 永田千尋 55)

※私は誰とも位置情報を交換してないけど、
世の中はここまで来ましたか、
何か推理ゲームをしている気分なのかな…
でも、子どもの位置情報や登山者場所が特定できたら、犯罪の予防や遭難者救助活動には大助かりですね。



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