住職の独り言

~ご縁に触れて~

お手次ぎ寺

2013年01月29日 | Weblog

お葬儀なんかで司会の方が

本日の導師は○○家菩提寺○○寺様です。

というような紹介があったりするが、

本来、浄土真宗の寺院は「お手次ぎ寺」であります。

 

亡くなった家の先祖や故人の冥福を祈り菩提を弔う「菩提寺」ではない。

また、浄土真宗は現世祈祷しないことから「祈願寺」でもない。

 

住職もご門徒も共に阿弥陀如来に救われていく存在であり

お寺は阿弥陀如来の救いの法を伝える道場であります。

そんなことから阿弥陀如来の法を伝える「お手次ぎ寺」と呼ばれる。

 

人に依っては「お手継ぎ寺」という寺を書かれる方もあるが

「継」は浄土真宗でも、

お寺の住職が変わる時、「継職法要」というが、

辞書には

「継」あとに続ける。受け継いでいく意。

「次」つぐ。第一のものの下に位する。

とあるように、

ご本山のお取り次ぎをさせて頂く意で「お手次ぎ寺」と言う。

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