住職の独り言

~ご縁に触れて~

渋柿

2009年11月13日 | Weblog
「渋柿の 渋がそのまま 甘みかな」

渋柿が寒風にさらされながらも、
太陽の光によって甘い実に転じられていく。

渋柿の渋がなくなって甘柿になるのではなく、
渋柿が甘柿へと転ぜられることであります。

浄土真宗の信心の世界もしかりで
怒り・欲張り心・愚痴等々の煩悩が
治まったり、少なくなってくる訳ではありません。

煩悩がなくなったら仏さまです。

煩悩が転ぜられて仏種となって下さる。

「煩悩は私の喜びの種」であります。
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